iPodに入れて楽しんでいたビルボードNo.1ソングでしたが、2008年にiPhoneを購入し、今までのiPodよりも容量が大きいので新しく入れ直しました。せっかくだからと自分用のリストを作ろうと思い立ったのがこのページです。

  ビルボードの歴史(下の年表)を見ると、だいたい真ん中やや後半から聴くようになったリスナーです。

 私がチャートをリアルタイムで聴き始めたのは1983年暮れ。イエスの“ロンリー・ハート”が1位になった日には「ビルボード」というチャートを意識して聴くようになっていました。ヒットチャートを見れば時代が見えてくる。個人的には当時の自分も見えてくると言った感じで楽しみながら曲の紹介などもしていこうかと思っています。

 それにしても最近は音楽も携帯プレイヤーで楽しむ時代になってしまい、レンタル屋で収集したり、輸入の安いCDを購入して一生懸命曲の穴を埋めていったあれはなんだったのか? などと、もの悲しい感じがしなくもないですが、おかげで手に入らなかった音源が簡単にダウンロードして聴くことができるという恩恵もあります。今や1955-2014年までの1位2位の曲はすべて揃いました(2011年2月26日付けで初登場ナンバーワンになったLady Gagaの「Born This Way」は通算1000曲目の1位です)。毎日年代を変えて楽しんでおります。

 で、どんな時に楽しんでいるのかと言ったら、庭の手入れ(芝刈とか雑草抜き…)とか、長距離ドライヴとか… 最初から聞くと1日では聴き通せないくらいの名曲が待ち構えています(笑)

なお、ビールボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の火曜日に発表されます。たとえば2017年7月22日付のチャートであれば2017年7月11日に発表されることになります。

 |Billboard.com2017/07/11更新

Billboard No.1 Songs Lists
1957
1958
Billboard No.2 Songs Lists
1955
1956
1957
1958

 私が洋楽(ひいてはビルボードのヒットチャート)にのめり込むきっかけとなったムーブメントが1984年の暮れ、英国で産声を上げました。Band Aidです。
 この現象は、日本を除く先進国でブームとなり、様々な国からプロジェクトが立ち上がり、その収益金はエチオピアへと寄付されるようになりました。
 そんな中で、もっとも派手に誕生したのはアメリカのU.S.A. for Africaの♪We Are The Worldでしょう。Band Aidにしろ、このU.S.A. for Africaにしろ、たった1曲で沢山のアーティストを知ることとなり、まさに芋づる式に聴きはじめました。
 ハイライトといったら世界をまたに掛けたLive Aidでしょう。そこではミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイの、このステージで初披露された♪Dancing in The Streetsでしょうか。ビデオは、ライブが開催されてから25年が経った2010年にパッケージされました(すべてが収録されたわけではないので、複雑な心境…)。
 こうした豪華アーティストが一同に会したライブと言ったら、1971年、ビートルズが解散した直後に、寡黙なビートルと言われたジョージ・ハリソンが、友人のラヴィ・シャンカールから持ちかけられた『バングラ・ディシュ・コンサート』でしょう。私にとって、このライヴが初めて動くディランを目撃した洋楽の元になっている音源でした。
 
Do They Know It's Christmas / Band Aid
 1984年暮れ、見たことのないアーティストの中に混じって、最近聞くようになったアーティストの面々が、ほぼすっぴん状態でスタジオに集まる映像が流れました。Band Aidの産声を聞いた瞬間。
  このムーブメントは、英国から発信され、日本を除く先進国へと輪が広がっていった。もっとも話題になったのは豪華アーティストたちが顔を揃えた U.S.A.フォー・アフリカだったと思います。

  他にもドイツ、カナダからチャリティ・レコードは作られた。そんな中でも、異色中の異色だったのが、ロニー・ ジェイムズ・ディオが中心となったへヴィ・メタル版のバンド・エイドでした。少なくとも私の目には異色だった。何と言っても「悪魔の申し子」などと揶揄されることのある、顕然とは言えないまでも、儲け主義の大人と違って、感情の赴くまま行動に移せるのだから、こんな素晴らしいムーブメントはないでしょう。
Hear'n Aidの♪Stars。他のジャンルと違って、ギターソロがかっこ良かった。

どのレコードも、テレビで紹介されてしばらく後に、近所の輸入盤屋にもすぐに並んだ。
 

 これらの楽曲は歌詞にも注目したい。
バンド・エイド
♪Well, tonight thank God it's them instead of you
♪そう、今夜は神に感謝しよう、あなたの代わりに彼らだということを
 特にボノのソロ・パートは、この曲のハイライトとも言えるべきシーンです。彼ならこうした逆説的なことを歌っても許される存在だから。訳は以下のようになる。

背景にある物事(人)を理解していない限り、この部分だけを取り上げるととても危険な箇所である。そして、ボノ以外の歌手だったら、もしかしたらこの箇所は拒んでいたかもしれないし、それを見越してボブ(ゲルドフ)はボノを指名したのかも。そしてボノも引き受けたのではないだろうか。そう考えると、ますますボノという存在が大きく見えてくる。

 そう勝手に解釈していたら、まさにこのくだりを、書いた側と歌った側の思いをドキュメンタリー(Out of Ireland)で見ることができました。
おお、さすが♪I don't like mondayを書いたボブと、MLKを書いたボノだ。
そして圧巻はステージでのパフォーマンス。このフレーズ、ボノ以外に歌う(ボブはマイクをボノに差し向けた)アーティストはいないでしょう。
もうひとつ、歌詞で注目したのがドイツのバンド・フォー・アフリカ。当時、「洋楽といったら英語」と思っていたから、「ドイツ語でロック」はとても新鮮でした(というか、当時は洋楽を聴き始めたばかりだから新鮮も何も無いのだが)。


♪Wir werfen Münzen hoch und warten dass weder Zahl noch Krone kommt
Damit auch diesmal keiner Schuld hat und jeder sein Gewissen schont
♪私たちはコインを高く投げあげ、それが戻ってこないことを望んでいる。
そうすれば誰の責任でもなくなり、われわれの良心は守られる。
 
ドイツ版のこの歌を字幕で読んだときは「ドキーッ」としました。まさに心を見透かされた内容。つまり、チャリティという大名目は二の次にして、私などは歌が聞きたい(レコードが欲しい)という要求にだけ駆られていたから参加した私。もしかしたら(しなくても)洋楽アーティストたちがやっていなかったら私も参加していなかっただろう。しかし実際の表向きは確かにチャリティとは銘打って入るし、周りから見れば「チャリティに参加している」と思われていただろう。レンタル屋ではオーナーに黙ってレコードを隠して「この曲はお金を出して買ってね」なんてお客さんにえらそうなことを言い触れていましたが、今にして思えば、間違った正義感から営業妨害まがいのことをしていたかもと、反省してます。
 
というわけで、洋楽を聴きはじめたきっかけをちょっぴり思い出してみました。