ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

さてこのページでは1967年度のチャートでナンバーワンになれなかった14曲を紹介します。

 なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2012年10月20日付のチャートであれば10月11日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2012/10/11更新|

Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100圏内のランクイン総週
Top100 年間チャート



Song Snoopy vs The Red Baron / Royal Guardsmen
Writter Phil Gernhard, Dick Holler
Peak 1966/12/31-1967/01/21 ♪♪♪♪
Action 7(1966/12/28)、3、2、2、2、2、3、3、8(1967/02/11)
No.1 I'm A Believer / The Monkees
Weeks 12
Top100 No.84 1967

 世界中の人たち(子供だけじゃないよ!)のアイドル、スヌーピー(本国ではピーナッツ・シリーズ)のテレビシリーズから、邦題「暁の空中戦」という歌。ヴィンス・ガラルディだけじゃなかった!こういう国民スターがお茶の間から育って、ナショナルチャートでも流行っちゃうなんて、いかにもアメリカらしい!ビバ!アメリカ!



Song Tell It Like It Is / Aaron Neville
Writter George Davis, Lee Diamond
Peak 1967/01/28 ♪
Action 7(1968/12/31)、3、3、3、2、4、6、8
No.1 I'm A Believer / The Monkees
Weeks 14
Top100 No.76 1967
 邦題「恋はきどらず」って、この頃は邦題に「恋は・・・」が流行った時代でした(笑)。スヌーピー同様、モンキーズにナンバーワンの座を絶たれた佳曲。ヨーデルのような、と形容されることの多い独特のスタイルを持つアーロン・ネヴィル。ネヴィル・ブラザースの活動でもその存在は知られていますが、個人的にはこんなヒット曲があるなんて知りませんでした(汗)
 彼が私のチャート(笑)、あくまでも1位、2位のチャートに顔を出すのは、1989年にリンダ・ロンシュタッドとの「Somewhere Out There」まで登場しません。



Song Georgy Girl / The Seekers
Writter Tom Springfield, Jim Dale
Peak 1967/02/04-02/11 ♪♪
Action 10(1967/01/14)、7、4、2、2、4、5、5
No.1 I'm A Believer / The Monkees
Weeks 16
Top100 No.58 1967
 イントロからしてアメリカン・ホームドラマっぽい展開のサウンドが心地よいコーラス曲。作者は、あのダスティ・スプリングフィールドの、お兄さんトム・スプリングフィールド。映画「GEORGY GIRL」の主題曲で、アカデミーにもノミネートされるほど。まさに聴けば納得の爽やかなノリのポップチューンです。

 日本でもその曲調と、ヒットからホンダVAMOSのコマーシャルで使われました。

GEROGY GIRL


Song Dedicated To The One I Love / The Mamas & Papas
Writter Ralph Bass, Lowman Pauling
Peak 1967/03/25-04/08 ♪♪♪
Action 10(1967/03/11)、6、2、2、2、8
No.1 Happy Together / The Turtles
Weeks 10
Top100 No.62 1967
 邦題「愛する君に」は、作者であるLowman Paulingの在席したバンドがリリースしたシングルよりも、カヴァー(1962年にシレルズが3位)アーティストのシングルの方がヒットしてしまったという皮肉な一曲。これはアレンジ力の問題でしょうかねぇ(笑)


☆DELIVER(2位)
♪Look Through My Window (24位)
♪Dedicated To The One I Love(2位)
♪Creeque Alley(5位)


Song A Little Bit Me, A Little Bit You / The Monkees
Writter Neil Diamond
Peak 1967/04/29 ♪
Action 5(3/15)、3、2、8
No.1 Somethin' Stupid / Frank & Nancy Sinatra
Weeks 12
Top100 No.60 1967
 邦題「恋はちょっぴり」は、当時の習慣にならってアルバムには収録されず、シングルのみでリリースされた曲。軽快なギターをかき鳴らすイントロが、実にロックらしい佳曲。1967年初冬にナンバーワンになった「I'm A Beliver」と同様、ニール・ダイヤモンドの作品で、ニールが歌うヴァージョンが容易に想像できる佳曲です。
A Little Bit Me, A Little Bit You


Song Sweet Soul Music / Arthur Conley
Writter Sam Cooke, Arthur Conley, Otis Redding
Peak 1967/05/13 ♪
Action 7(1967/04/22)、4、3、2、3、6、8
No.1 The Happening / Diana Ross & The Supremes
Weeks 15
Top100 No.16 1967
 ソングライターの、なんと豪華な曲でしょう!サム・クックの「Year Man」を、アーサー・コンリーとオーティス・レディングが書き改めての大ヒット。まるでファンクのような曲にビックリですが、イントロのホーンがあの西部劇のテーマ曲【荒野の7人】、作曲者はエルマー・バーンスタイン(でもクレジットが無いんですねぇ、いいのかなぁ)。



Song Little Bit O'Soul / The Music Explosion
Writter Kenneth Hawker, John Shakespeare
Peak 1967/07/08-07/15 ♪♪
Action 8(1967/06/10)、6、5、3、2、2、5、6、10
No.1 Windy / The Association
Weeks 16
Top100 No.11 1967
 ラモーンズが1983年の『SUBTERRANEAN JUNGLE』でカヴァーしちゃうぐらいの曲。バンド名がまさにパンク的(笑)。邦題は「狂ったハート」。まあ、でもサウンドは今ほどのパンキッシュでもなく、ガレージバンドっぽいというか。ジャケット見てもスーツ着ているぐらいだし。


Song Can't Take My Eyes Off You / Frankie Valli
Writter Bob Crewe, Bob Gaudio
Peak 1967/07/22 ♪
Action 8(1967/06/24)、7、3、3、2、4、6、6
No.1 Windy / The Association
Weeks 16
Top100 No.45 1967
 キャッチーなサビを持つ曲だけにカヴァーも多く、「あっ、どっかで聞いたことある!」ということ請け合いのオリジナル曲です(笑)。ホーンのリフも、ヴォーカルのサビも、スーパー(有線放送か?)なんかで一日に一度はリクエストがありそう。

 私も最近千葉にある東京ドイツ村の冬のイルミネーションを見に行ったときに、この曲に合わせてイルミネーションが踊るアトラクションを見ました。でも誰の歌かまでは分かりませんでした。



Song I Was Made To Love Her / Stevie Wonder
Writter Henry Cosby, Lulu Hardaway, Sylvia Moy, Stevie Wonder
Peak 1967/07/29-08/05 ♪♪
Action 6(1967/07/22)、2、2、3、4、6、10
No.1 Light My Fire / The Doors
Weeks 15
Top100 No.14 1967
 邦題「愛するあの娘に」イントロでのハーモニカスタイルが、すでにスティーヴィーというアーティストが完成している瞬間を耳にすることができます。そしてキャッチーなキーボード。

I Was Made To Love Her


Song Reflections / Diana Ross & The Supremes
Writter Brian Holland, Lamont Dozier, Edward Holland
Peak 1967/09/09-09/16 ♪♪
Action 8(1967/08/26/8)、3、2、2、4、5
No.1 Ode To Billie Joe / Bobbie Gentry
Weeks 11
Top100 No.41 1967

 自分達もアルバム『REFLECTIONS』の中でカヴァーしている、ボビー・ジェントリーの「ビリー・ジョーの唄」によってトップの座を奪えなかったという皮肉なヒット。1967年に放ったシングルのうち、2位はこの曲だけで、「Love Is Here And Now You're Gone 」と「The Happening 」がナンバーワンに輝いています。


☆REFLECTIONS(18位)
♪Reflections(2位)
♪In And Out Of Love(9位)


Song Nver My Love / The Associations
Writter Donald Addrisi, Richard Addrisi
Peak 1967/10/07-10/14 ♪♪
Action 5(1967/09/23)、3、2、2、3、3、6、10
No.1 The Letter / The Box Tops
Weeks 14
Top100 No.20 1967

 7/1付けで4週間ナンバーワンに輝いた「ウィンディ」の生みの親であるアソシエーションズの『INSIGHT OUT』から生まれた2位ソング。邦題「かなわぬ恋」 コーラスワークが美しいグループなので、フォーク系というイメージがありますが、ポップグループ。


☆INSIGHT OUT(8位
♪Requiem For The Masses(100位)
♪Windy(1位)
♪Nver My Love(2位)


Song Soul Man / Sam & Dave
Writter Isaac Hayes, David Porter
Peak 1967/11/04-11/18 ♪♪♪
Action 10(1967/10/14)、7、4、4、2、2、2、4、7
No.1 To Sir With Love / Lului
Weeks 15
Top100 No.19 1967

 サム&デイブといえば、若い人達には一頃揉めていたヴァン・ヘイレンのヴォーカリスト、サムことサミー・ヘイガーとデイヴことデイビッド・リー・ロスなんて組み合わせを主言うかげてしまうかもしれませんが、その名称は、この「ソウル・マン」の二人のデュオ名です。

 相棒のデイヴは1988年に交通事故で亡くなっていますが、サムの方は精力的に活動を続けていて、1992年にはブルーススプリングスティーンの『HUMAN TOUCH』でバック・ヴォーカルを務めたり、2000年に『ブルース・ブラザース 2000』に出たり、2006年には多くのミュージシャンたちに囲まれてスゴイアルバム『OVERNIGHT SENSATIONAL』をリリースして、現役魂を見せつけてくれています。

|Sam Moore.com|


☆SOUL MAN(2位)
♪Soul Man(2位)


Song The Rain, The Park & Other Thing / The Cowsills
Writter Artie Kornfield, Steve Duboff
Peak 1967/12/02-12/09 ♪♪
Action 9(1967/11/04)、6、4、3、2、2、5、6
No.1 Daydream Believer / The Monkees
Weeks 16
Top100 No.49 1967

 邦題「雨に消えた初恋」なんて、タイトルからして儚い思い出みたいな(自分経験無し、もしかしたらあったのかもしれませんが憶えていない・・・)印象を受けますが、そのサウンドもそんな感じ。


☆THE COWSILLS(31位)
♪The Rain, The Park & Other Things(2位)


Song I Heard It Through The Grapevine / Gladys Knight & The Pips
Writter Norman Whitfield, Barrett Strong
Peak 1967/12/16-12/30 ♪♪♪
Action 8(1967/12/02)、5、2、2、2、4、5、9、9
No.1 Daydream Believer / The Monkees
Hellow Goodbye / The Beatles
Weeks 17
Top100 チャートインせず

 マーヴィン・ゲイが1年後に頂点に立つ前に、グラディス・ナイト&ピップスが2位まで登り詰めるヒットを飛ばしていましたが、ちょっと聴いた感じでは、さびの部分以外は別曲と思えるようなテンポ設定にアレンジされています。


☆EVERYBODY NEEDS LOVE(60位)
♪I Heard It Through The Grapevine(2位)


 コチラ(1967)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。


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