ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

さてこのページでは1964年度のチャートでナンバーワンになれなかった10曲を紹介します。

 なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2012年11月24日付のチャートであれば11月15日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2012/11/15更新|

Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100圏内のランクイン総週
Top100 年間チャート



Song Louie Louie / The Kingsmen
Writter Richard Berry
Peak 1963/12/14-12/21、1964/01/04-01/25 ♪♪♪♪
Action 4(1963/12/07)、2、2、3、2、2、2、2、6(1964/02/01)
No.1 Dominique / The Singing Nun
There! I've Said It Again / Bobby Vinton
Weeks 16
Top100 No.99 1964
 今でこそガレージバンドを思わせる音作り、という感じで聞いてしまいますが、当時は斬新な演奏だったので、「お〜、ロックじゃん!」という曲にビックリしました。最初はコーラスグループと勘違いしてましたが、自ら楽器を演奏するバンドでした。そんな斬新さが受け手か、チャート上でも6週間2位をキープするヒットになりました。

 アメリカでは「ブルースの精神をうまく生かした特色ある新しいロック・グループ」と紹介されていたようです。映画『さらば青春の光』にも収録されました。



Song You Don't Own Me / Lesley Gore
Writter John Madara
Peak 1964/02/01-02/15 ♪♪♪
Action 2(1964/02/01)、2、2、4、7(1964/02/29)
No.1 I Want To Hold Your Hand / The Beatles
Weeks 13
Top100 No.36 1964
 邦題「恋と涙の17歳」儚い乙女心の心境をメロディアスに歌った曲で、Top10圏内にはいきなり圏外からジャンプアップでビートルズと共に2位に付け、3週間もキープし続けるほどの名曲、名唱でありながら壁を乗り越えることは出来ませんでした。


Song Twist And Shout / The Beatles
Writter Bert Russel Berns, Phil Medley
Peak 1964/04/04-04/25 ♪♪♪♪
Action 7(1964/3/21)、3、2、2、2、2、7(1964/05/02)
No.1 Can't Buy Me Love / The Beatles
Weeks 11
Top100 No.40 1964
Ah〜 Ah〜 Ah〜

 という三声のハーモニーによる、ライヴのオープニングにか掛かせなかった曲です。デビューアルバム(1963)の曲が足りなかったので急遽間に合わせで録音したのですが、当日のジョンは体調不良(風邪を引いて声が出なかったとか)で、それがかえってリアルな唱法で歌うことが出来たそうです。確かにアルバムのラストに位置するこの曲、ものスゴイジョンの迫力が伝わってきます。

 アルバムからシングルカットされ、前代未聞のTop5独占した際に2位に位置していた曲です。4週間2位に位置していながらトップに到達することが出来ませんでした。この当時のビートルズの勢いを押さえつけていたのは一体何者だろうとひもといてみると、実は彼ら自身だったのです。4/4付けのランキングはコチラをご覧下さい。



Song Do You Want To Know A Secret / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Peak 1964/05/09 ♪
Action 5(1964/04/18)、3、3、2、5(1964/05/16)
No.1 Hello, Dolly ! / Louis Armstrong
Weeks 11
Top100 No.55 1964
 ちょっと舌っ足らずなジョージのヴォーカルが心地よいメロディ。コメント少ないですが、ジョージが歌ったビートルズソングの中で、特に好きな一曲です。



Song My Boy Lollipop / Millie Small
Writter Morris Levy,Johnny Roberts
Peak 1964/07/04 ♪
Action 5(1964/06/20)、4、2、6、9(1964/07/18)
No.1 I Get Around / The Beach Boys
Weeks 12
Top100 No.46 1964

 ロッドスチュワートがハーモニカ(!)で参加していることで知られるこの曲。歌っているのはジャマイカ出身のミリ・スモール。スカのリズムに乗ってノリノリのポップ。なんとまぁハイトーンな(子供)の声だこと!なんかNHKの「みんなの歌」にでも紹介されそうな、幸せになれそうな曲。

 この曲が収録されているオリジナルアルバムが見あたらなかったので、60年代女性アーティストを収録したオムニバスにリンクを貼ってあります。とーってもお勧めの一枚(というか二枚組)です!



Song Memphis / Johnny Rivers
Writter Chuck Berry
Peak 1964/07/11-07/18 ♪♪
Action 6(1964/06/27)、3、2、2、4、9(1964/08/01)
No.1 I Get Around / The Beach Boys
Rag Doll / The 4 Seasons
Weeks 12
Top100 No.41 1964

アルバムジャケットからも分かるとおり、ライヴ(ウィスキー・ア・ゴゴーで収録されたライヴレコーディング。客とのコンビネーションが良い演奏です。オリジナルは作者であるチャック・ベリー。



Song Bread And Butter / The Newbeats
Writter Larry Parks, Jay Turnbow
Peak 1964/09/19-09/26 ♪♪
Action 9(1964/08/29)、6、5、2、2、3、4(1964/10/10)
No.1 The House Of The Rising Sun / The Animals
Oh, Pretty Woman / Roy Orbison
Weeks 12
Top100 No.26 1964

 こんなシャウトした声でうたっちゃって大丈夫なのか!? というぐらいの熱唱に比べ、バックの気の抜けた演奏の対比が面白い一曲です。それを拒んだのがアニマルズの「朝日の当たる家」という対極にある雰囲気の曲。

 ノー天気な雰囲気の曲ですが、これまた対極にあるような1998年の映画『サイモン・バーチ』で流れます。



Song Dancing In The Streets / Martha Reever & The Vandellas
Writter Marvin Gaye, William "Mickey" Stevenson, Ivy Jo Hunter
Peak 1964/10/17-10/24 ♪♪
Action 10(1964/09/19)、8、4、3、2、2、5(1964/10/31)
No.1 Do Wah Diddy Diddy / Manfred Mann
Baby Love / The Supremes
Weeks 14
Top100 No.17 1964

 ダンシング・イン・ザ・ストリーツを初めて耳にしたのは、1985年にミック・ジャガーとデビッド・ボウイがチャリティのためにレコーディング(ビデオがライヴ・エイドの会場で初披露されました)したレコードでした。オリジナルはそれよりも20年前のこの曲でした。オリジナルもカヴァーも、ともにパッションが効いていて、甲乙捨てがたい名演ではないでしょうか!作者にはマーヴィン・ゲイの名前がクレジットされているのにはビックリしました。



Song Last Kiss / J.Frank Wilson & The Cavaliers
Writter Wayne Cochran
Peak 1964/11/07 ♪
Action 9(1964/10/10)、5、3、3、2、3、4、9(1964/11/28)
No.1 Baby Love / The Supremes
Weeks 15
Top100 No.9 1964

 1999年にリリース『NO BOUNDARIES』の中で、パール・ジャムがこの曲をカヴァーしていたのが聞くきっかけでしたが、オリジナルもカヴァーも同じく2位という皮肉な曲。当時の雰囲気を満喫できる(ジャケットも良いじゃないの〜)演奏で、パールジャム版も彼らに敬意を表し、完璧コピーしています。



Song She's Not There / The Zombies
Writter Rod Argent
Peak 1964/12/12 ♪
Action 9(1964/11/14)、5、4、4、2、4、5、7(1965/01/02)
No.1 Mr.Lonely / Bobby Vinton
Weeks 15
Top100 年間チャートにランクインせず

 ゾンビーズって、あの「ゾンビ」から命名されたグループ名?なんて思ってたら、彼らを代表するこの曲が収録されているアルバムジャケットの、なんと気味悪いカラーでしょうか?まぁ、このあと登場することになるブラック・サバスの趣味なんかと比べると健全たる感じがしますけど。そんな雰囲気先行でこの曲に耳を傾けてみると、なんとなく陰りのあるヴォーカル(ファルセット)、そして演奏。間奏のオルガンソロがなんとも言えず良い味出してます。でも湿っぽさを感じません。



 コチラ(1964)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。


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