私がチャートをリアルタイムで聞いていたのは1983年暮れ。イエスの“ロンリー・ハート”が上位にねらいを付けている頃でした。その頃聴いていたのは湯川れい子さんがDJを務める「アメリカントップ40」でしたが、まだその番組を知らず、FM東京でオンエアされていたキャッシュボックス誌のチャートでした。DJは声優の野沢那智さんでした。

 そして本格的にチャートを聴くようになったのは“ロンリー・ハート”がナンバーワンにになった頃。その後、私が洋楽にのめり込むきっかけを作った出来事が英国で始まりました。ボブ・ゲルドフが提唱した「バンド・エイド」このイベントのおかげで、芋蔓式に(そして今もそのスタイルであれやこれやと手を出してしまう癖が付いてしまった)アーティストからアーティストへと繋がっていったのです。 ブルース・スプリングスティーンがかつて語ったように、「3分間のレコードから世の中を知った」ということを身をもって感じました。これからも私はロックと共に転がり続けてゆくのだと思います。

 たかがヒットチャートですが、その時その時に流行っていた曲を聴けば時代が見えてくる。個人的には当時の自分も見えてきます。こう書くとオーバーなと笑われるかもしれませんが、特定のアーティストのアルバムを丸々聴いているときと違って、前後のヒット曲が絡んで聞こえ、ヒットチャートのドラマが生まれてくるのです。これが、何の脈絡もない曲で並んだ「ビルボードナンバーワンソングリレー」の醍醐味でもあるのです。そして、この並び順に大きな意味が見えきます。これがナンバーワンばかりを集めた曲集でも、トップに立った順番ではなく、バラバラに並べられていると(たとえばアーティスト順とか)、その楽しみが半減してしまいます。

この曲の次に1位になったのがこの曲で、それを抜いたのがこの曲、というようにリレーで聴くからこそ意味があるのです。

 たとえば1973年にはポール・マッカートニーの「マイ・ラヴ」の後を次いだのは、同じファアブ・フォーのジョージ・ハリスンが放った「ギヴ・ミー・ラヴ」だったり。
 1986年のジェネシスの「インビジブル・タッチ」を抜いたのが、ジェネシスを脱退したピーター・ガブリエルの「スレッジ・ハンマー」だったり。これって意図的に組まれた順番ではなく、時代が創り上げたドラマです。たまたまそういうヒットが重なっただけなのに、あまりにも皮肉な順番ではないでしょうか。
 他にもまだドラマは隠されて入るんでしょうけど、コレからも何度も何度も繰り返しながらおもしろい発見をするのだろうなぁと、ワクワクしながら現在、過去、そして未来のビルボードを楽しみにしているのです。

 さて、このページは1964年の全米ナンバーワンソングを紹介します。

 iPodに入れて楽しんでいたビルボードNo.1ソングでしたが、2008年にiPhoneを購入し、今までのiPodよりも容量が大きいので新しく入れ直しました。せっかくだからと自分用のリストを作ろうと思い立ったのがこのページです。

 なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2014年11月29日付のチャートであれば11月20日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2014/11/25更新|

Peak ナンバーワンの期間
Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
Weeks Hot100圏内のランクイン総週
Top100 年間チャートの順位



Peak 1964/01/04-01/25 ♪♪♪♪
Song There ! I've Sait It Again / Bobby Vinton
Writter Redd Evans, David Mann
Action 9(1963/12/14)、4、2、1、1、1、1、7、10(1964/02/08)
Weeks 13
Top100 No.98 1964
  Bobbyにとっては「Blue」ってラッキーカラーなんでしょうか。邦題は「ブルーファイアー」。前作が“Blue Velvet”だったことに加えて、その前のヒット曲が“Blue On Blue”で3位。歌詞を読んでも「Blue Fire」なんて言葉は出てきません。完全なるアーティストイメージなんでしょう。

 この曲を抜いたのがThe Beatles初の全米制覇となる「抱きしめたい」。今にして思えば「甘い甘い」大人たちのオールディーズ最後の1曲だったのかもしれません。オールディーズらしい大げさなコーラスやエコー、そしてストリングスオーケストラをバックに歌うBobbyの心境やいかに。


★ボビー・ヴィントン・ナンバーワン・リスト(1962-1964)
♪Roses Are Red(1962)
♪ Blue Velvet (1963)
♪ There! I've Sait It Again (1964)


Peak 1964/02/01-03/14 ♪♪♪♪♪♪ , Year End No.1 of 1964
Song I Want To Hold Your Hand / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 3(1964/01/25)、1、1、1、1、1、1、1、2、2、4、7(1964/04/11)
Weeks 15
Top100 No.1 1964
 前曲のメロウなフィーリングをもったシングルに、いきなりガツンと頭を叩かれたような衝撃によるイントロ。1964年の年間チャート第1位、Top10圏内に12週ランクイン。このあとの大記録は、「Can't Buy Me Love」を参照して下さい。

 英国ではアルバムには収録されませんでしたが、アメリカでは『MEET THE BEATLES』からのシングルカット扱いでした。邦題は「抱きしめたい」

-2月8日-
1位; I Want To Hold Your Hand
7位; She Loves You

-2月15日-
1位; I Want To Hold Your Hand
3位; She Loves You

-2月22日-
1位; I Want To Hold Your Hand
2位; She Loves You

-2月29日(うるう年でした)-
1位; I Want To Hold Your Hand
2位; She Loves You
6位; Please Please Me

-3月7日-
1位; I Want To Hold Your Hand
2位; She Loves You
4位; Please Please Me

-3月14日(Top3を独占)-
1位; I Want To Hold Your Hand
2位; She Loves You
3位; Please Please Me



Peak 1964/03/21-03/28 ♪♪
Song She Loves You / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 7(1964/02/08)、3、2、2、2、1、1、3、4、8(1964/04/18)
Weeks 15
Top100 No.2 1964
 ビートルズ旋風の源は、やはりその楽曲の素晴らしさに尽きるででしょう。彼らのアイドル性(人柄など)は、その後に付いてくるようなもので、なによりも曲の素晴らしさです。この曲は、当時としては異常なまでの人気振りを象徴するかのように、57位に初登場し、2週目にはTop10(7位)にジャンプアップというものでした。

 この曲が1位になったことで、ビルボード史上初の自分自身を抜いた1位が生まれました。

-3月21日(Top3を独占)-
1位; She Loves You
2位; I Want To Hold Your Hand
3位; Please Please Me
7位; Twist And Shout

-3月28日(Top4を独占)-
1位; She Loves You
2位; I Want To Hold Your Hand
3位; Twist And Shout
4位; Please Please Me

そして・・・


★ビートルズ・ナンバーワン・リスト(1964)
♪I Want to Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)


Peak 1964/04/04-05/02 ♪♪♪♪
Song Can't Buy Me Love / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 1(1964/04/04)、1、1、1、1、5(1964/05/09)
Weeks 10
Top100 No.52 1964
 The Beatlesを語る上で、この1964年は未だに語りぐさになっています。3曲連続や2月1日から5月2日までの14週間を独占したことに加え、4月4日には上位5位までをビートルズがチャートを独占してしまったのです。

 3/28付けで27位に初登場した「Can't Buy Me Love」がジャンプアップして、さらに歴史を作ったのです。(発売2週目にNo1というのもチャート史上初。

-4月4日(Top5を独占)-
1位; Can't Buy Me Love
2位; Twist And Shout
3位; She Loves You
4位; I Want To Hold Your Hand
5位; Please Please Me

 14週間近く同じアーティストが独占というのは1990年代以降に頻繁に誕生していますが、やはり最初の衝撃は誰の胸にもしっかり刻まれているようです。

 「Can't Buy Me Love」には他の記録がついていて、3月26日に27位で初登場し、翌週「抱きしめたい」を抜いて1位にりました。
 最近は集計方法が変わってしまったために、初登場1位(1995年9月2日付のチャートでMichael Jacksonの“You Are Not Alone”が最初)も誕生していますが、当時は異例の出来事だったのです。

 「抱きしめたい」は1964年度最長1位(7週連続)と、1964年度の年間チャートの第1位になりました。それにしても邦題をつけた人のセンスが素晴らしく、本来の意味は「手をつなぎたい」というところを「抱きしめたい」なのですから。

おまけに4月4日付のビルボードHop100には12曲もランクインしていました。

31位; I Saw Her Standing There
41位; From Me To You
46位; Do You Want To Know A Secret ?
58位; All My Loving
65位; You Can't Do That
68位; Roll Over Beethoven
79位; Thank You Girl

 ビートルズの成し遂げた記録として、他にTop10圏内に2曲以上同時連続ランクインを2月8日から6月8日まで続けました。圧巻は4/4と4/11は半分がビートルズ(およびレノン/マッカートニーというソングライティングチームによる楽曲を含む)という前代未聞のチャートとなったのです。

-4月11日-
1位; Can't Buy Me Love
2位; Twist And Shout
4位; She Loves You
7位; I Want To Hold Your Hand
9位; Please Please Me

-4月18日-
1位; Can't Buy Me Love
2位; Twist And Shout
5位; Do You Want To Know A Secret ?
8位; She Loves You

-4月25日-
1位; Can't Buy Me Love
2位; Twist And Shout
3位; Do You Want To Know A Secret ?

-5月2日-
1位; Can't Buy Me Love
3位; Do You Want To Know A Secret ?
7位; Twist And Shout

-5月9日-
2位; Do You Want To Know A Secret ?
5位; Can't Buy Me Love

-5月16日-
3位; Love Me Do
5位; Do You Want To Know A Secret ?


★ビートルズ・ナンバーワン・リスト(1964)
♪I Want to Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)
♪Can't Buy Me Love (1964)


Peak 1964/05/09 ♪
Song Hello, Dolly! / Louis Armstrong & The All Stars
Writter Jerry Herman
Action 10(1964/03/21)、8、7、5、4、4、2、1、2、3、5、5、8(1964/06/13)
Weeks 22
Top100 No.3 1964
  破竹の勢いであるThe Beatlesのトップを一体誰が破るのかと騒がれたそうですが、サッチモことルイ・アームストロングがその役を引き受けてくれました。これはミュージカル『ハロー・ドリー』の挿入曲。そして第7回のグラミー賞においてBest Vocal Performance, Maleで受賞しています。

 ポップスに革命が起きた1964年の清涼剤的なサッチモの歌。バンジョーをバックに味のあるヴォーカル。ボードビルタイプの曲で、ヴォーカルの他、彼のもう一つの声であるペットのソロも又聴かせてくれます。

 まったくチャートには顔を出しませんが「What A Wonderful World」も永遠に輝き続ける楽曲です。



Peak 1964/05/16-05/23 ♪♪
Song My Guy / Mary Wells
Writter Smokey Robinson, Ronald White
Action 9(1964/04/25)、5、3、1、1、3、3、5(1964/06/13)
Weeks 15
Top100 No.7 1964
 なんかこの歌を聴くと、どういうわけか「奥様は18才」とか、そういったほんわかとしたドラマを思い出してしまいます。プロデュースと作曲はSmokey RobinsonとRonald Whiteの共作。バック・コーラスにスモーキーの声をチラリと聴くことができます。

 この曲は1992年、まさにMary Wellsが亡くなった年に制作された映画『SISTER ACT(天使にラブ・ソングを)』の挿入曲として、歌詞をGuyからGodに変えてウーピー・ゴールドバーグが歌っています。映画を見ていないのでなんとも言えませんが、もしかしたら、追悼の意を込めて映画に登場するのかも知れません。



Peak 1964/05/30 ♪
Song Love Me Do / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 3(1964/05/16)、2、1、2、4、7(1964/06/20)
Weeks 14
Top100 No.14 1964
 The Beatlesの4曲目の1位。米国でリリースされたのはRingoがドラムを叩いているテイク。最初の3曲の勢いと比べるとゆったりとしたラヴソング。デビューアルバムに収録されているテイクはリンゴはタンバリンしか叩いておらず、ドラムスはプロのセッションドラマーが叩いています。


★ビートルズ・ナンバーワン・リスト(1964)
♪I Want to Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)
♪Can't Buy Me Love (1964)
♪Love Me Do (1964)


Peak 1964/06/06-06/20♪♪♪
Song Chapel Of Love / The Dixie Cups
Writter Jeff Barry, Ellie Greenwich, Phil Spector
Action 4(1964/05/23)、2、1、1、1、3、7(1964/07/04)
Weeks 13
Top100 No.21 1964
 三声のアカペラで始まるコーラスの妙。このグループは作者に名を連ねるはフィル・スペクターによって、もともとはスペクター夫人(ロニー・スペクター)のロネッツのために書かれた曲でした。


Peak 1964/06/27♪
Song A World Without Love / Peter & Gordon
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 10(1964/05/23)、7、6、2、2、1、6、8(1964/07/11)
Weeks 12
Top100 No.30 1964
 全米を圧巻しているThe BeatlesのJohn Lennon/Paul McCartney名義の作品。実際はPaulの曲で、当時Paulつき合っていたJane Asherの兄がこのユニットのPeter Asherだったことを受けてのプレゼント。邦題は「愛なき世界」はブリティッシュ・トラッド・フォークを堪能できるハーモニーが心地よい曲です。

 アーティストとして引退したピーターの方は、そののち米国で湧き起こるシンガー・ソングライターたちのプロデューサーとして活躍するようになります。(リンダ・ロンシュタッド、ジェームズ・テイラーほか)

5/23から20にかけて(詳細は下記参照)、レノン/マッカートニーのソングライティングチームの曲がTop10圏内に同時ランクインしました。

-5月23日-
2位; Love Me Do
10位; A World Without Love

-5月30日-
1位; Love Me Do
7位; A World Without Love

-6月6日-
2位; Love Me Do
6位; A World Without Love
10位;P.S. I Love You

-6月13日-
2位; A World Without Love
4位; Love Me Do

-6月20日-
2位; A World Without Love
7位; Love Me Do


★ジョン・レノン&ポール・マッカートニー・ナンバーワン・リスト(1964)
♪I Want to Hold Your Hand/ The Beatles (1964)
♪She Loves You / The Beatles (1964)
♪Can't Buy Me Love / The Beatles (1964)
♪Love Me Do / The Beatles (1964)
♭A World Without Love / Peter & Gordon (1964)


Peak 1964/07/04-07/11♪♪
Song I Get Around / The Beach Boys
Writter Brian Wilson, Mike Love
Action 10(1964/06/13)、3、2、1、1、3、3、8、10(1964/08/08)
Weeks 15
Top100 No.5 1964
 ビーチボーイズ、初の全米ナンバーワンヒットとなりました。


Peak 1964/07/18-07/25♪♪
Song Rag Doll / The Four Seasons
Writter Bob Gaudio, Bob Crewe
Action 8(1964/07/04)、3、1、1、2、5、4(1964/08/15)
Weeks 12
Top100 No.24 1964
 1960年代にビーチボーイズと両肩を並べるほどの人気をもったコーラス・グループ。もっと評価されて良いグループです。1962年から毎年ナンバーワンヒットを放ち、このころが人気絶頂でした。彼らをオールディーズに追い込んでしまったのが、この曲を追い抜くことになったビートルズです。「Rag Doll」に続いて、「A Hard Days Night」の♪ジャ〜ンというギターのイントロが鳴り響くと、時代の、世代交代を感じます。

★フォーシーズンズ・ナンバーワン・リスト(1962-1964)
♪Sherry(1962)
♪Big Girls Don't Cry(1962)
♪Walk Like a Man(1963)
♪Rag Doll(1964)


Peak 1964/08/01-08/08♪♪
Song A Hard Days Night / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 2(1964/07/25)、1、1、3、3、4、8、8(1964/09/12)
Weeks 13
Top100 No.13 1964
 この年の彼らを表現するのにピッタリの言葉であり歌でしょう。邦題は「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」

★ビートルズ・ナンバーワン・リスト(1964)
♪I Want to Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)
♪Can't Buy Me Love (1964)
♪Love Me Do (1964)
♭A World Without Love / Peter & Gordon (1964)
♪A Hard Day's Night (1964)


Peak 1964/08/15♪
Song Everybody Loves Somebody / Dean Martin
Writter Irving Taylor, Ken Lane
Action 4(1964/08/01)、2、1、2、3、3、4、6(1964/09/19)
Weeks 15
Top100 No.6 1964
 邦題「誰かが誰かを愛してる」永遠のエンターテイメントと言って良いほどの名曲。


Peak 1964/08/22-08-29♪♪
Song Where Did Our Love Go / The Supremes
Writter Brian Holland, Lamont Dozier, Edward Holland, Jr.
Action 5(1964/08/01)、3、2、1、1、2、2、3、7(1964/09/26)
Weeks 14
Top100 No.10 1964
 クラップが良い味を出しているミドルテンポの曲。ビートルズに対抗しえるアメリカ代表だったシュープリームスの初ナンバーワンソング。この年はビートルズに引っ張られるようにして、ナンバーワンヒットが計3曲も誕生します。

 シュープリームスの楽曲は、ほとんどがHolland/Dozier/Holland Jr.の三人によるもので、まるでレノン/マッカートニーのようなソングライターチームです。



Peak 1964/09/05-09/19♪♪♪
Song The House Of The Rising Sun / The Animals
Writter traditional
Action 10(1964/08/15)、5、2、1、1、1、3、8(1964/10/03)
Weeks 11
Top100 No.38 1964
 アニマルズといったら、この「朝日の当たる家」よりも明日のジョーの尾藤イサオがカヴァーした「Don't Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)」の方が日本では有名なのかもしれません。全米第1位となったこの「朝日の当たる家」はBob Dylanがデビューアルバムで弾き語りしていたのを、シンガーのEric Burtonが気に入ってカヴァーしてのヒット。もしかしてDon Henleyはこの歌の意味を解釈しなおして「Hotel Carifornia」を書いたんだろうか、などと思ってしまいます。


Peak 1964/09/26-10/10♪♪♪
Song Oh, Pretty Woman / Roy Orbison
Writter Roy Orbison, Bill Dees
Action 10(1964/09/12)、4、1、1、1、3、5、8(1964/10/31)
Weeks 15
Top100 No.4 1964
 名曲というものは世代を越えて語り、歌い継がれてゆくもので、まさにこの「プリティ・ウーマン」もその一例です。オリジナルはこのビッグ・オー、ことRoy Orbisonのこのヒットですが、私が最初に聴いたのはロイの歌声ではなく、Van Halenがカヴァーしたヴァージョン。そして1990年の映画『プリティ・ウーマン』でのリヴァイヴァル。すでに故人となってしまいましたが、なくなる直前に結成した覆面バンドTraveling Wilburysは洋楽、ロックファンは必聴のアルバムです。

★ロイ・オービソン・ナンバーワン・リスト(1961-1964)
♪Running Scared(1961)
♪Oh, Pretty Woman(1964)


Peak 1964/10/17-10/24 ♪♪
Song Do Wah Diddy Diddy / Manfred Mann
Writter Jeff Barry, Ellie Greenwich
Action 6(1964/09/26)、2、2、1、1、2、3、7(1964/11/14)
Weeks 13
Top100 No.15 1964
 親しみやすいメロディ、一緒に口ずさめそうな(舌噛みそう)曲で、まさかフィギュアスケート(トリノオリンピックの井上怜奈)の曲で聞くとは思っても見ませんでしたが、ポップでキャッチーな曲です。


There she was just a-walkin' down the street,
singin'
Do wah diddy diddy dum diddy do

 |Manfred Mann.com|



Peak 1964/10/31-11/21♪♪♪♪
Song Baby Love / The Supremes
Writter Brian Holland, Lamont Dozier, Edward Holland, Jr.
Action 6(1964/10/24)、1、1、1、1、2、5、8(1964/12/12)
Weeks 13
Top100 No.33 1964
 いかにもシュープリームスらしい雰囲気を持った曲。アルバム『WHERE DID OUR LOVE GO』から2枚目のシングルカットで、2枚目のナンバーワン。

★シュープリームス・ナンバーワン・リスト(1964)
♪Where Did Our Love Go (1964)
♪Baby Love (1964)


Peak 1964/11/28♪
Song Leader Of The Pack / The Shangri-Las
Writter George "Shadow" Morton, Jeff Barry, Ellie Greenwich
Action 4(1964/11/07)、2、2、1、3(1964/12/05)
Weeks 12
Top100 No.69 1964
 あのケバケババンドのTwisted Sistersが1986年にカヴァーしてた作品で、まさかオリジナルが1位になっているとは思いませんでした。これを聴く限りTwisted Sistersは忠実にカヴァーしてます。PVでもディースナイダーは化粧を落として素顔で歌ってました。


Peak 1964/12/05♪
Song Ringo / Lorne Greene
Writter Don Robertson
Action 10(1964/11/14)、6、5、1、3、5、7(1964/12/26)
Weeks 12
Top100 年間チャートにランクインせず
  私のビルボードを巡る旅で、最後の最後まで収集できなかった曲。そしてようやく【ゴールデンポップス】という月刊誌で手にすることができました! さて、この曲は人気テレビシリーズの『ボナンザ』の挿入曲で、今で言うところのラップとまではいかない語るように歌われるパートと、メロディのあるコーラスに仕上げられた曲。一聴して思い浮かんだのが『コンボイ』。こちらもラバー・ダック扮するクリス・クリストファーソンの無線から始まって、語り出すように歌われています。後者はここで全米ナンバーワンになった“Ringo”を意識して作られたのかもしれません。だからといってパクリと言っているのではなく(聴けば全く違う曲だし)、「雰囲気を意識した」ということです。

 ♪リンゴぉ〜  ♪コーンボォーイ

 俳優が本業だったローン・グリーンは1987年に亡くなっています。



Peak 1964/12/12♪
Song Mr.Lonely / Bobby Vinton
Writter Bobby Vinton, Gene Allan
Action 6(1964/11/28)、2、1、3、3、3、3、6、7(1965/01/23)
Weeks 15
Top100 年間チャートにランクインせず
  NHK-FMで放送されていた『ジェットストリーム』のオープニングとして日本では馴染み深いメロディ。このメロディを聞くといつしか夜間飛行に旅出ている、なんて思いに今もさせてくれる曲。Bobbyにとって今年2曲目のナンバーワンで、通産4曲目の1位になりました

★ボビー・ヴィントン・ナンバーワン・リスト(1962-1964)
♪Roses Are Red(1962)
♪Blue Velvet (1963)
♪There! I've Sait It Again (1964)
♪Mr. Lonely (1964)


Peak 1964/12/19, 1965/01/16♪
Song Come See About Me / The Supremes
Writter Brian Holland, Lamont Dozier, Edward Holland, Jr.
Action 8(1964/12/05)、4、1、2、2、2、1、5、8(1965/01/30)
Weeks 14
Top100 年間チャートにランクインせず
 翌週12/26-01/09までの3週間、The Beatlesの“I Feel Fine”に1位の座を明け渡しましたが、再び1/16に1位返り咲くという人気ぶり。12/5-12/12に掛けて、10/31から4週間ナンバーワンの座についていた「Baby Love」と同時にTop10ランクインとなりました。

-12月5日-
5位; Baby Love
8位; Come See About Me

-12月12日-
4位; Come See About Me
8位; Baby Love


★シュープリームス・ナンバーワン・リスト(1964)
♪Where Did Our Love Go (1964)
♪Baby Love (1964)
♪Come See About Me (1964)


Peak 1964/12/26-1965/01/09♪♪♪
Song I Feel Fine / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 5(1964/12/12)、2、1、1、1、2、4(1965/01/23)
Weeks 11
Top100 年間チャートにランクインせず
 この曲はジェフ・ベックがフィードバック奏法を編み出すことになる偶然から生まれたイントロで始まり(効果が面白いのでそのまま使おう、というプロデューサーの意見)、サウンド的にも今までのポップスにはない「作り込まれた」音楽ではないところが受けたのかもしれません。

 1964年はThe Beatles大旋風の一年となり、この年最後のチャートを締めくくったのもThe Beatlesでした。イギリスの彼等(ブリティッシュ・インヴェイション)に対抗したのは、この曲に王座を奪われつつも再び「同じ曲」で返り咲いたThe Suprimes。熾烈なヒットチャート争いが幕を明けた年にもなりました。

-12月26日-
1位; I Feel Fine
4位; She's A Woman

-1月2日-
1位; I Feel Fine
4位; She's A Woman


★ビートルズ・ナンバーワン・リスト(1964)
♪I Want to Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)
♪Can't Buy Me Love (1964)
♪Love Me Do (1964)
♭A World Without Love / Peter & Gordon (1964)
♪A Hard Day's Night (1964)
♪I Feel Fine (1965)

 ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。 

さて、コチラ(1964)ページでは全米ナンバーワンになれなかった曲を紹介します。


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1964年度第7回グラミー主要四部門受賞アーティストおよび作品
♪Record Of The Year ; The Girl From Ipanema/Stan Getz & Astrud Gilberto
♪Album Of The Yearr ; Getz/Gilberto/Stan Getz & Astrud Gilberto
♪Song Of The Yearr ; Hello, Dolly!/Louis Armstrong
♪Best New Artist ; Ward Swingle