ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

さて、このページでは1983年度のチャートでナンバーワンになれなかった8曲を紹介します。

なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2012年10月20日付のチャートであれば10月11日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2012/10/15更新|

Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100圏内のランクイン総週
Top100 年間チャート



Song The Girl Is Mine / Michael Jackson & Paul McCartney
Writter Michael Jackson
Peak Highest charted position No.2, 1983/01/08-01/22 ♪♪♪
Action 8(11/27)、8、5、4、3、3、2、2、2、5
No.1 Maneater / Daryl Hall & John Oates
Weeks 18
Top100 No.49 1983
 世紀の大競演となった曲。アルバム『スリラー』からの先行シングル。ホール&オーツがトップの座を譲ることはありませんでしたが、アルバムの大ヒットを予感させる雰囲気を醸し出していました。ポール、やっぱり歌がうまい、っていうか、貫禄の歌唱ですね。この名曲ですら1位に立てなかったと言う事実は、ますます2位の地位が高まろうというものです。この後、ポールのニューアルバム『パイプス・オブ・ピース』で再び共演(プロデュースはジョージ・マーティン)し、見事「Say Say Say」がナンバーワンになりました。




Song Shame On The Moon / Bob Seger & The Silver Bullet Band
Writter Rodney Crowell
Peak Highest charted position No.2, 1983/02/26-03/19 ♪♪♪♪
Action 4(2/12)、3、2、2、2、2
No.1 Baby Come To Me / Patti Austin With James Ingram
Billie Jean / Michael Jackson
Weeks 21
Top100 No.14 1983
 2位を4週キープしていたのに、5週目にして一気にTop10圏外へ姿を消してしまいました。この頃は、スティックスの「ミスター・ロボット」(3位)がチャートインしています。個人的には、1980年の『AGAINST THE WIND』の方が好きですけど、この曲が収録されているアルバムもグー。なのでボブの曲で好きな曲をと聞かれたら、私は迷わず「AgainstThe Wind」(5位)を挙げます。

 2位まで上昇したこの曲も、前作からのサウンドアプローチで、アメリカンロックのバンドアンサンブルにピアノが重要な役割を果たしています。のちのブルース・ホーンスビーがこのタイプでしょう。4週間も2位に留まりましたが、相手はクインシー軍団にやられました。



Song Do You Really Want To Hurt Me / Culture Club
Writter Boy George, Roy Hay, Mikey Craig, Jon Moss, Phil Pickett
Peak Highest charted position No.2, 1983/03/26-04/09 ♪♪♪
Action 8(2/19)、5、4、4、3、2、2、2、10
No.1 Billie Jean / Michael Jackson
Weeks 25
Top100 No.11 1983

 デビューシングルと、セカンドシングルが立て続けに2位となって登場したボーイ・ジョージ率いるカルチャークラブ。ボーイのソウルフルなヴォイスと、あの格好が一目を惹かないわけないでしょ? 唯一のナンバーワンソング「カーマは気まぐれ」よりも断然曲がいい。ベースの音とメロディラインがなかなかカッコいいです。



Song Jeopardy / Greg Kihn Band
Writter Greg Kihn, Steve Wright
Peak Highest charted position No.2, 1983/05/07 ♪
Action 9(4/9)、4、4、3、2、3、8
No.1 Beat It / Michael Jackson
Weeks 22
Top100 No.21 1983
 彼らはもっと泥臭いサウンドのアメリカンバンドじゃなかったか? ずいぶんとビートを利かせたサウンドになってます。その点、ZZ Topと同じアプローチかもしれません。ボブ・シーガーもソロアルバムを出した時に同じような雰囲気を持ってました。やっぱりバンドと違うことをしたいってことなんでしょうか?

 なんかダンスを意識したようにビートを利かせています。ま、もともとロックソングはダンスするために生まれたみたいな所もあるし、声をかき立てて言うほどのもんじゃないです。 彼らを初めて見たのは Firm Aidだったかな?Live Aidが華やかなポピュラー系のアーティストに対し、ボブ・ディランが提唱したFirm Aidは、すなわちアメリカ的なアティスとが多かった。その中に彼らがいたのです!他にニッティ・グリッティ・ダート・バンド!



Song Time(Clock Of The Heart) / Culture Club
Writter Boy George, Roy Hay, Mikey Craig, Jon Moss, Phil Pickett
Peak Highest charted position No.2, 1983/06/18-06/25 ♪♪
Action 10(5/21)、8、4、3、2、2、4、7、10
No.1 Flashdance...What A Feeling / Irene Cara
Weeks 18
Top100 No.34 1983
 ナンバーワンソングの「カーマは気まぐれ」や、デビューシングルとなった「君は完璧さ」に比べると地味な印象があるのは、一緒に歌えるようなコーラスがないからじゃないでしょうか?サックスソロがアダルトポップという感じを出してます。このあと「I'll Tumble 4 Ya」が9位となるヒットを記録したおかげで、デビューアルバムから3曲連続Top10入りというビートルズ以来の快挙を達成し、まさに時代に乗ったバンドとなりました。

(記録の方は、シンディ・ローパーが4枚連続Top10入りを達成し破られました)



Song Electric Avenue / Eddy Grant
Writter Eddy Grant
Peak Highest charted position No.2, 1983/07/02-07/30 ♪♪♪♪
Action 4(6/18)、3、2、2、2、2、2、6
No.1 Every Breath You Take / The Police
Weeks 22
Top100 No.22 1983

 ファンキーなナンバーで、ナイル・ロジャースがプロデュースしています。名曲ばかりがひしめくチャートに2位になっただけでも立派。ナンバーワンにはちょっとひねり(フック)が足りないかな、と思う。といいつつも5週連続2位。ポリスが不動でした。



Song Making Love Out Of Nothing At All / Air Supply
Writter Jim Steinman
Peak Highest charted position No.2, 1983/10/08-10/22 ♪♪♪
Action 9(9/17)、5、4、2、2、2、6、7、9
No.1 Total Eclipse Of The Heart / Bonnie Tylor
Weeks 25
Top100 No.66 1983

 邦題「渚の誓い」とした方が馴染みやすいでしょうか?確かに「エア・サプライ」イコール「さわやか」とか「渚」とか「夏の青い海と白い砂浜」とかいったイメージが、その「ペパーミントサウンド」と名付けられてしまった時から印象づけられてしまった彼ら。この曲はベストアルバムに新曲としてレコーディングされました。

 それにしても皮肉なのは、この曲のナンバーワンを阻んだのは、なんとこの曲の作者であるJim Steinmanのもう一つの名曲、ボニー・タイラーの「Total Eclipse Of The Heart」でした。あまり話題にはなりませんが、一人(もしくはチーム)ソングライターによる1、2位を独占という珍しい記録となりました。
 Jim Steinmanは、ミート・ローフの「I'd Do Anything For Love」もナンバーワンになり、2曲のNo.1の生みの親というわけです。どの曲もドラマチックなナンバーで、映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の主題曲もジムの作品。これらドラマチックソングをジム・スタイマン節と呼ぶのでしょう(笑) そのボニー・タイラー、この曲を1995年にカヴァーしています。



Song Say It Isn't So / Daryl Hall & John Oates
Writter Daryl Hall
Peak Highest charted position No.2, 1983/12/17-1984/01/07 ♪♪♪♪
Action 10(11/19)、7、5、4、2、2、2、2、3、10
No.1 Say Say Say / Paul McCartney & Michael Jackson
Weeks 16
Top100 No.22 1984

 飛ぶ鶏の勢いがあったホール&オーツのベスト盤『フロム・A・トゥ・ONE』に収録された新曲2曲のうちの1曲。さすがにこのポジションにまで付けるとは、人気絶好調の証です。



 コチラ(1983)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。