ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

さて、このページでは1985年度のチャートでナンバーワンになれなかった10曲を紹介します。

 なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2016年9月3日付のチャートであれば8月24日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2016/08/24更新|

Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100圏内のランクイン総週
Top100 年間チャート



Song All I Need / Jack Wagner
Writter Glen Ballard, Clif Magness, David Pack
Peak Highest charted position No.2, 1985/01/12-01/19♪♪
Action 9(1984/12/22)、9、6、2、2、6
No.1 Like A Virgin / Madonna
Weeks 22
Top100 No.42 1985
 パッと見た感じがブライアン・アダムズに似た風貌のジャック・ワグナーによる大ヒット曲。ハイトーンが印象的なバラードで、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは見事に1位になっています。現在は俳優業に本腰を入れてしまっているようなので、一発屋とみなされてしまっています。

☆ALL I NEED(44位
♪All I Need(2位)
♪Lady Of My Heart(76位)


Song Easy Lover / Philip Bailey with Phil Collins
Writter Philip Bailey, Phil Collins, Nathan East
Peak Highest charted position No.2, 1985/02/02-02/09♪♪
Action 5(1985/01/19)、4、2、2、3、3、8
No.1 I Want To Know What Love Is / Foreigner
Weeks 23
Top100 No.12 1985
 フィル・コリンズのアップに惑わされてしまいますが、この曲はフィリップ・ベイリーのアルバムからシングルカットされたヒット曲です。プロデュースはヒュー・パジャムで、フィルのプロデュースを務めていることからこの共演が生まれました。


☆CHINESE WALL(22位
♪Photogenic Memory
♪Easy Lover(2位)
♪Walking On The Chinese Wall(46位)


Song Loverboy / Billy Ocean
Writter Keith Diamond, Robert John "Mutt" Lange, Billy Ocean
Peak Highest charted position No.2,1985/02/23♪
Action 9(1985/01/26)、5、4、4、2、5
No.1 Careless Whisper / Wham !
Weeks 21
Top100 No.28 1985
 英国出身のR&Bシンガーですが、ソングライターのクレジットを見ても分かるとおり、あのロバートとの共作になっています。この二人のコラボは多く、そのサウンドはノーマルなブラック・コンテンポラリーとはちょっと違った作風です。つまり、ロバート節が堪能できるサウンドで、AC/DCやデフ・レパードを彷彿とさせます。

 1984年に初の全米制覇となった「カリビアン・クイーン」よりもこちらの方が好きですが、このヒットのアンサーソングとしてTeena Marieの「ラヴァー・ガール」(4位)が、ほぼ同時期にTop10にランクされました。


☆SUDDENLY(9位
♪Caribbean Queen (No More Love on the Run)(1位)
♪Loverboy(2位)
♪Suddenly(4位)
♪Mystery Lady(24位)
 1984年度第27回グラミー賞
♪Best R&B Vocal Performance, Male(最優秀男性R&Bパフォーマンス賞)


Song The Heat Is On / Glenn Frey
Writter Harold Faltermeyer, Keith Forsey
Peak 1985/03/16 ♪
Action 8(1985/02/16)、7、4、3、2、4
No.1 Can't Fight This Feeling / REO Speedwagon
Weeks 24
Top100 No.19 1985

 エディ・マーフィ主演の大ヒット作『ビバリーヒルズ・コップ』の挿入曲。グレン・フライは、このサントラに参加していますが、本人はテレビシリーズの『マイアミ・バイス』に運び屋として出演しています。その時に使われた曲が後ほどヒットチャートに。


☆LIKE A VIRGIN(1位、1985/06/22-06/29 ♪♪
♪The Heat Is On / Glenn Frey(2位)
♪Axel F / Harold Faltermeyer(3位)
♪New Attitude / Patti LaBelle(17位)


Song Material Girl / Madonna
Writter Peter Brown, Robert Rans
Peak 2位に留まった期間1985/03/23-03/30 ♪♪
Action 5(1985/03/09)、3、2、2、3、5
No.1 Can't Fight This Feeling / REO Speedwagon
Weeks 17
Top100 No.58 1985
 この当時、まだマドンナを良く知らなかったのであまり好きではありませんでしたが、この曲だけは例外でした。う〜ん、自分でもなんでこの曲を気に入っていたかは分かりませんが、きっとマドンナの歌い回しが気に入ったんでしょう。

03/30
No2 ; Material Girl
No9 ; Crazy For You

04/06
No3 ; Material Girl
No4 ; Crazy For You

04/13
No3 ; Crazy For You
No5 ; Material Girl

Madonna.com


☆LIKE A VIRGIN(1位、1985/02/09-02/23 ♪♪♪
♪Like A Virgin(1位)
♪Material Girl (2位)
♪Angel (5位)
♪Into The Groove (5位)
♪Dress You Up (5位)


Song Raspberry Beret / Prince & The Revolution
Writter Prince
Peak 1985/07/20 ♪
Action 4(1985/06/22)、4、3、3、2、7
No.1 A View To A Kill / Duran Duran
Weeks 17
Top100 No.51 1985
 サイケデリックでアコースティックな作品。アルバム全体が1960年ポップスへのオマージュを感じさせる内容で、そこからのシングルヒット。

Prince.com


☆AROUND THE WOLD IN A DAY(1位、1985/06/08-06/25 ♪♪)
♪Paisley Park
♪Raspberry Beret (2位)
♪Pop Life (7位)
♪America (46位)


Song We Don't Need Another Hero(Thunderdome) / Tina Turner
Writter Terry Britten, Graham Lyle
Peak 1985/09/14 ♪
Action 10(1985/08/17)、6、4、3、2、4、
No.1 St. Elmo's Fire (Man in Motion) / John Parr
Weeks 18
Top100 No.57 1985
 ティナ、迫真の演技が異様に光る作品。それもあの『マッドマックス』シリーズ三作目となる『マッドマックス/サンダードーム』その主題曲。後半のコーラスでは子供たちの合唱が感動的。



Song Cherish / Kool & The Gang
Writter Robert Bell, Kool & The Gang, James "J.T." Taylor
Peak 1985/09/21-10/05 ♪♪♪
Action 8(1985/08/31)、7、4、2、2、2、8
No.1 Money For Nothing / Dire Straits
Weeks 25
Top100 No.17 1985
 1985年度の2位止まりの曲の中で、もっとも長い間とどまったのがクール&ザ・ギャングの「チェリッシュ」でした。しかも1、2位を通じてもっとも長い週Top100圏内にランキングされていました。

☆ERGENCY(13位
♪Misled(10位)
♪Fresh(9位)
♪Cherish(2位)
♪Emergency(18位)


Song You Belong To The City / Glenn Frey
Writter Glenn Frey, Jack Tempchin
Peak 1985/11/16-11/23♪♪
Action 10(1985/10/26)、6、4、2、2、4、6
No.1 We Built This City / Starship
Weeks 21
Top100 No.30 1985
 グレン・フライは1985年(つまり同じ年)に、やはり2位止まりのシングルがあって、そちらも同じくサントラからのヒット。こちらは大ヒット中のテレビ・シリーズ『マイアミ・バイス』から。なんでも番組プロデューサーが、グレン・フライの「Smuggler's Blues」を元にしたドラマを作り、グレン本人に歌詞のように麻薬の密売人薬で登場させたのです。それに気をよくして、今度はグレン・フライの方から曲を提供したのが今回のヒット。サックスなどムード満点の楽曲でしたが、あと一歩の所でトップに手が届かず、2週連続で力尽きてしまいました。

 パクリというつもりで書くわけではないですが、同じく2位止まりだったGerry Raffetyの「Baker Streetに(とっても)似てますな。テナーサックスの使い方とか、曲調等々。


☆MIAMI VICE(1位、1985/11/16-1986/12/14、12/28-1986/01/18 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)
♪Miami Vice Theme / Jan Hammer(1位)
♪You Belong To The City / Glenn Frey(1位)
1985年度第28回グラミー賞
♪Best Pop Instrumental Performance (Orchestra, Group Or Soloist)
♪Best Instrumental Composition


Song Party All The Time / Eddie Murphy
Writter Rick James
Peak 1985/12/28-1986/01/11 ♪♪♪
Action 9(1985/11/30)、9、4、3、2、2、2、3、9
No.1 Say You, Say Me / Lionel Richie
Weeks 22
Top100 No.7 1986
 この曲はエディ・マーフィというよりもプロデュースのリック・ジャームスの作品といっても構わないぐらいに完成度が高くなっています。とはいえ、それを歌いきったエディの卓越したエンターテイナーとしての才能も立派なモノでしょう。正直、ここまでエディが歌えるとは思ってもみませんでした。1985年は大ヒットした映画『』で主演を果たし、人気俳優の仲間入りを果たした記念すべき年になったのです。ただ、これ以降は、音楽シーンでの活躍もなく、忘れ去られてしまっていますが、1985年に生まれたヒット曲の中でも異彩を放っています。この曲から彼のトレードマークである笑い声が聞こえません。


☆HOW COLD I BE(26位
♪Party All the Time(2位)
♪How Could It Be / Eddie Murphy featuring Crystal Blake


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