tupichan's billboard hot 100

 ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

 さて、このページでは1984年度のチャートでナンバーワンになれなかった曲を紹介します。

  2018年から、ストリーミングデータ(音楽配信)の集計方法を変更しました。また、これまではチャートの日付の1週間前の火曜日(つまり11日前)に発表されていましたが、データ集計から発表までの期間が短くなり、日付の4日前に発表され、よりリアルタイムに近い発表になりました。 たとえ最新チャートは2021年11月27日です。発表は11月23日(最新の1位はコチラ)。



Billboard.com|2021/11/24更新|

 20年ぶり(←このように書いてから10年以上経っていますねぇ、しみじみ)にリアルタイムでチャートを追いかけられるようになりました。それにしても音楽性が大きく変わったことに驚いています。最初はとまどいもありましたが「ナンバーワンソングだから」という偏った思考でありながら、聴き続けていると耳に馴染むようになってきました。さすがはビルボード・ナンバー・ワン・ソング!
 何年もの間、図書館も含めたレンタルCDなどで曲の収集をしていましたが、今やネット時代の昨今。日本国内のサイトでは実現はまだまだ先の事でしょうが、海外のサイトではチャートのナンバーワンを始めとする、ほとんどの曲がネット上からダウンロードして聴く事が出来るようになりました。私もその恩恵を受けた一人です。本当ならちゃんとした音質で手元に置いておきたいところですが、まぁ、iPodで聴く分にはmp3で充分かなということで(笑)




Song 曲目 / アーティスト(オフィシャル・ビデオにリンク)
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間 ♪ひとつが1週間、5週目毎にです(第1週目のみBillboad.com)
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100内の総週(初登場と最終位のランクと日付)
Top100 年間チャート




Song Joanna / Kool & The Gang
Writter Kool & The Gang, James JT Taylor, Charles Smith
Peak Highest charted position No.2, 1984/02/11
Action 9(1984/01/21) 6、4、2、3、6(1984/02/25)
No.1 karma Chameleon / Culture Club
Weeks 15(No.90 ; 1983/11/05 - No.95; 1984/04/14)
Top100 No.24 1984

Taken from Album IN THE HEART

Kool & The Gang.com

 アルバム『IN THE HEART』からは、この「Joanna」の他、「Tonight」が13位というスマッシュヒットを飛ばしています。1981年の「Celebration !」はファンクバンドという感じがモロしましたが、こちらのバラードからは、そうしたファンクの香りがありません。
☆IN THE HEART(29位
♪Straight Ahead
♪Joanna(2位)
♪Tonight(13位)
♪When You Say You Love Somebody (In the Heart





Song 99 Luftballons / Nena
Writter Rodney CrowellCarlo Karges, Joem Fehrenkrog Peterson
Peak Highest charted position No.2, 1984/03/03
Action 4(1984/02/18) 3、2、3、4、7(1984/03/24)
No.1 Jump / Van Halen
Weeks 23(No.74 ; 1983/12/10 - No.97; 1984/06/02)
Top100 No.28 1984

Taken from Album 99 LUFTBALLONS

Nena.com

 今でも話題となる「ネーナの脇毛」は、あのかわいい表情とのギャップで、かなりショッキングなPVでした(笑)。当時は世界中で核廃絶運動が行われ、政治的、戦争反対のメッセージを歌にするアーティストが多かった時期でした。日本のアーティストにはほとんど見受けられない現象でした。そんな中、皮肉な内容に仕上げたこの歌は、オリジナルがドイツ語というメッセージソングにも係わらず大ヒットとなりました。1位になれば快挙だったのですが、それをヴァン・ヘイレンが拒んでしまったのです。シンセサイザーをたっぷりと使い、ネーナの垂れ目、舌っ足らずな歌い方が印象的なグループでした。





Song Girls Just Want To Have Fun / Cyndi Lauper
Writter Robert Hazard
Peak Highest charted position No.2, 1984/03/10 - 03/17 ♪♪
Action 9(1984/02/18) 4、3、2、2、3、5、9(1984/04/07)
No.1 Jump / Van Halen
Weeks 25(No.80 ; 1983/12/17 - No.97; 1984/04/07)
Top100 No.15 1983

Taken from Album SHE'S SO UNUSUAL

Cyndi Lauper.com

 強烈なデビュー(たぶん、それはビジュアルが)を飾ったシンディ・ローパーのこの曲が収録されているアルバムは、デビューアルバムから4曲連続Top10入りという快挙となりました(その直前、カルチャー・クラブが3曲連続という記録を作ったのも束の間・・・)。
 邦題「ハイスクールはダンステリア」名付けられたこの曲のアンサーソングとして、モトリー・クルーの「Smoke In The Boys Room」がPVでウケてましたっけ。
☆SHE'S SO UNUSUAL(4位
♪Girls Just Want to Have Fun(2位)
♪Time After Time(1位)
♪She Bop(3位)
♪All Through The Night(5位)
♪Money Changes Everything(27位)
1984年度第27回グラミー賞
♪Best New Artist(最優秀新人賞






Song Somebody's Watching Me / Rockwell featuring Michael Jackson
Writter Rockwell, Curtis Anthony Nolen
Peak Highest charted position No.2, 1984/03/24 - 04/07 ♪♪♪
Action 7(1984/03/03) 5、3、2、2、2、3、7(1984/04/21)
No.1 Jump / Van Halen
Footloose / Kenny Loggins
Weeks 20(No.73 ; 1984/01/28 - No.89; 1984/06/02)
Top100 No.26 1984

Taken from Album SOMEBODY'S WATCHING ME

Michael Jackson.comRockwell(Chart History)

 『THRILLER』でスーパースターとなったマイケルがゲストとしてバック・ヴォーカルで参加。とてつもないぐらい話題になった曲。主人公のロックウェルは本名ケネス・ゴーディ。あのモータウンの生みの親であるベリー・ゴーディの息子。だからかぁ…

♪I always feel like somebody's watching me

 このパートだけでしたが、ロックウェルのラップ調のヴォーカルとダブって印象的なメロディをマイケルが歌っています。ロックウェルは既に引退し、裏方へ。2009年に急逝したマイケルの、比較的珍しい他アーティストへの客演でした。

 デジタル配信のチャートなどが加わり、2021年に久々のランクインを果たし、トータルで20週となりました。他に、マイケル・ジャクソンの?Thriller、レイ・パーカー・ジュニアの♪Ghostbustersもランクインを果たしました。ハロウィン効果でしょう

☆SOMEBODY'S WATCHING ME(15位
♪Somebody's Watching Me / Rockwell featuring Michael Jackson(2位)
♪Obscene Phone Caller(35位)





Song Dancing In The Dark / Bruce Springsteen
Writter Bruce Springsteen
Peak Highest charted position No.2, 1984/06/30 - 07/21 ♪♪♪♪
Action 9(1984/06/16) 4、2、2、2、2、3、4、7(1984/08/11)
No.1 The Reflex / Duran Duran
When Doves Cry / Prince
Weeks 21(No.36 ; 1984/05/26 - No.98; 1984/10/13)
Top100 No.14 1984

Taken from Album BORN IN THE U.S.A.

Bruce Springsteen.com

 ブルース本人にとって最大のヒット(?)になったのがコレ。ファンにはあまり印象が良くないPVとかあっても、記録上は4週間も2位まで上り詰めました。おまけにグラミーも受賞してしまうし。アルバムは大ヒット。
☆BORN IN THE U.S.A.(1位、1984/07/07 - 08/03、1985/01/19 - 02/08 ♪♪♪♪♪♪)
♪Dancing In The Dark (2位)
♪Cover Me (7位)
♪Born In The U.S.A. (9位)
♪I'm On Fire (6位)
♪Glory Days (5位)
♪I'm Goin' Down(9位)
♪My Hometown (6位)
1984年度第27回グラミー賞
♪Best Rock Vocal Performance, Male(最優秀男性ポップヴォーカル賞)







Song Purple Rain / Prince & The Revolution
Writter Prince
Peak Highest charted position No.2, 1984/11/17 - 11/24 ♪♪
Action 9(1984/10/20)、4、3、3、2、2、4(1984/12/01)
No.1 Wake Me Up Before You Go-GO / Wham !
Weeks 18(No.28 ; 1984/10/06 - No.91; 1985/01/19
No.17 ; 2016/05/07 - No.4 ; 2016/05/14)
Top100 ランクインせず

Taken from Album PURPLE RAIN

Prince.com

 ジミヘン同様、「紫」といえばプリンスとも言えるほど、この曲は彼を代表する曲へと成長しました。それもそのはず、映画では感動的なハイライトシーンでのパフォーマンスで印象づけられました。後半のギターソロでは彼が、ギタリストとしても最高という表れなのでしょう。

 この曲はプリンスの2016年4月21日逝去に伴い、5月7日から2週間リエントリーし、最高4位までランク・アップしました。R.I.P. 1958.06.07 - 2016.04.21
☆PURPLE RAIN
1位、1984/08/04-1985/01/12 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)
♪When Doves Cry (1位)
♪Let's Go Crazy (1位)
♪Purple Rain (2位)
♪I Would Die 4 U (8位)
♪Take Me With U (25位)
1984年度第27回グラミー賞
♪Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocal
(最優秀ロック・パフォーマンス賞-デュオまたはグループ)
♪Best Album Of Original Score Written For A Motion Picture Or A Television Special







Song The Wild Boys / Duran Duran
Writter Simon LeBon, Andy Taylor, Nick Rhodes, John Taylor, Roger Taylor
Peak Highest charted position No.2, 1984/12/15 - 1985/01/05 ♪♪♪♪
Action 7(1984/12/01) 4、2、2、2、2、3、7(1985/01/19)
No.1 Like A Virgin / Madonna
Weeks 18(No.38 ; 1984/11/03 - No.94; 1985/03/02)
Top100 No.36 1985

Taken from Album ARENA

Duran Duran.com

 あまりデュランデュランは好きではないのですが、この曲の格好良さだけは例外でした(あと「New Moon On Monday」)。
  毎回PVが話題のデュランデュランですが、このPVも話題(制作費)となった一本でした。この曲は格闘技のミルコ・クロコップのテーマ曲に使われた曲だとか(私は未体験ですが)。 格闘技ファンがいるときにこの曲がかかると「おっ!ミルコのテーマじゃん!」っとか言われて「はぁ?」という思いを何度かしたものです(笑)
☆ARENA(4位)
♪The Wild Boys (2位)




コチラ(1984)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。

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