ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

 さて、このページでは1990年度のチャートでナンバーワンになれなかった曲を紹介します。

 2018年から、ストリーミングデータ(音楽配信)の集計方法を変更しました。また、これまではチャートの日付の1週間前の火曜日(つまり11日前)に発表されていましたが、データ集計から発表までの期間が短くなり、日付の4日前に発表され、よりリアルタイムに近い発表になりました。 たとえば最新チャートは2021年3月13日です。発表3月9日。(最新の1位はコチラ)。

Billboard.com|2021/03/09更新|

 20年ぶり(←このように書いてから10年以上経っていますねぇ、しみじみ)にリアルタイムでチャートを追いかけられるようになりました。それにしても音楽性が大きく変わったことに驚いています。最初はとまどいもありましたが「ナンバーワンソングだから」という偏った思考でありながら、聴き続けていると耳に馴染むようになってきました。さすがはビルボード・ナンバー・ワン・ソング!
 何年もの間、図書館も含めたレンタルCDなどで曲の収集をしていましたが、今やネット時代の昨今。日本国内のサイトでは実現はまだまだ先の事でしょうが、海外のサイトではチャートのナンバーワンを始めとする、ほとんどの曲がネット上からダウンロードして聴く事が出来るようになりました。私もその恩恵を受けた一人です。本当ならちゃんとした音質で手元に置いておきたいところですが、まぁ、iPodで聴く分にはmp3で充分かなということで(笑)

 

Song 曲目 / アーティスト(オフィシャル・ビデオにリンク)
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間 ♪ひとつが1週間、5週目毎にです(第1週目のみBillboad.com)
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100内の総週(初登場と最終位のランクと日付)
Top100 年間チャート



Song Rhythm Nation/ Janet Jackson
Writter Janet Jackson, James Harris III, Terry Lewis
Peak Highest charted position No.2, 1990/01/06 - 1990/01/13 ♪♪
Action 8(1989/12/16)、4、2、2、6(1990/01/20)
No.1 Another Day In Paradise/ Phil Collins
Weeks 17(No.49 ; 1989/11/11 - No.99 ; 1990/03/03)
Top100 No.38 1990

Taken from Album RHYTHM NATION 1814



 私みたいなリスナーに、このテの曲が2曲も続くのはちょっと堪えます。ずーっとリズムが繰り返されるだけの曲に聞こえてしまうから。。。


Janet Jackson.com

☆RHYTHM NATION 1814(1位、1989/10/28 - 11/18 ♪♪♪♪)
♪Miss You Much(1位)
♪Rhythm Nation(2位)
♪Escapade(1位)
♪Alright(4位)
♪Come Back To Me(2位)
♪Black Cat(1位)
♪Love Will Never Do (Without You)(1位)
♪State Of The World

1989年度第32回グラミー
♪Best Music Video - Long Form ; RHYTHM NATION 1814








Song Pump Up The Jam/ Technotronic featuring Felly
Writter Manuela Kamosi, Thomas De Quincey
Peak Highest charted position No.2, 1990/01/20 - 01/27 ♪♪
Action 10(1989/12/09)、7、7、7、4、4、3、2、2、8(1990/02/03)
No.1 How Am I Supposed To Live Without You / Michael Bolton
Weeks 24(No.86 ; 1989/10/14 - No.99 ; 1990/03/24)
Top100 No.13 1990

Taken from Album PUMP UP THE JAM : THE ALBUM



 当時のユーロビートブームを象徴するかのような機械的な継続が続く曲。う〜ん、私は遠慮したい曲です。



☆PUMP UP THE JAM : THE ALBUM(10位
♪Pump Up The Jam/ Technotronic featuring Felly(2位)
♪Get Up! (Before the Night Is Over)/ Technotronic featuring Ya Kid K(7位)
♪Rockin' Over the Beat/ Technotronic featuring Ya Kid K(95位)








Song Two To Make It Right/ Seduction
Writter David Cole
Peak Highest charted position No.2, 1990/02/10 - 02/17 ♪♪
Action 9(1990/01/20)、5、4、2、2、7(1990/02/24)
No.1 Opposites Attract / Paula Abdul with The Wild Pair
Weeks 23(No.78 ; 1989/11/14 - No.100 ; 1990/04/14)
Top100 No.30 1990

Taken from Album NOTHING MATTERS WITHOUT LOVE



 アン・ヴォーグやデスチャ、tlcなどのハシリ的存在になっていたでしょうか?でもこの曲だけの一発屋(あまり使いたくない言葉)という感も拭えないのは致し方ないかもしれません。タイトルのメロディが印象的。なお、ソングライターのDavid Coleはダンス・ユニットのC+C ミュージック・ファクトリーの一人。



☆NOTHING MATTERS WITHOUT LOVE(36位
♪(You're My One and Only) True Love(23位)
♪Two to Make It Righ(2位)
♪Heartbeat(13位)
♪Could This Be Love(11位)
♪Breakdown(82位)








Song Dangerous/ Roxette
Writter Per Gessle
Peak Highest charted position No.2, 1990/03/03 - 03/10 ♪♪
Action 7(1990/02/10)、4、3、2、2(1990/03/10)
No.1 Escapade / Janet Jackson
Weeks 21
Top100 No.34 1990

Taken from Album LOOK SHARP!


 男女ユニットといえば、ユーリズミックスや、古くはカーペンターズですが、サウンド的にはこのロクセットが一番好きですこの頃はパワーポップ的なブライトな作りの音が流行りました。

Roxette.com

☆LOOK SHARP!(23位
♪The Look(1位)
♪Dressed For Success(14位)
♪Listen To Your Heart(1位)
♪Chances
♪Dangerous(2位)








Song Don't Wanna Fall In Love/ Jane Child
Writter Jane Child
Peak Highest charted position No.2,1990/04/14 - 04/28 ♪♪♪
Action 6(1990/03/31)、6、2、2、2、6(1990/05/05)
No.1 I'll Be Your Everything / Tommy Page
Nothing Compares 2U / Sinead O'connor
Weeks 21(No.75 ; 1990/02/10 - No.89 ; 1990/06/30)
Top100 No.29 1990

Taken from Album JANE CHILD


 確かジェーンの名を初めて聞いたのは、ベストヒットUSAだったと思います。ヒットしていたから紹介したのか、こういう女性アーティストの特集だったか憶えていませんが、スザンヌ・ヴェガ、トレイシー・チャップマンに続く次世代アーティストの一人としてスポットを浴びていたかもしれません。その時の印象は、ここで聞く曲のようなパワフルじゃなかったような気がします。


Jane Child.com

☆JANE CHILD(49位
♪Welcome To The Real World(49位)
♪Don't Wanna Fall In Love(2位)








Song I Wanna Be Rich/ Calloway
Writter Melvin Gentry, Reggie Calloway, Vincent Calloway, Belinda Lipscomb
Peak Highest charted position No.2, 1990/05/05
Action 6(1990/04/14)、4、3、2、3、7(1990/05/19)
No.1 Nothing Compares 2U / Sinead O'connor
Weeks 23(No.93 ; 1990/02/10 - No.100 ; 1990/07/14)
Top100 No.22 1990

Taken from Album ALL THE WAY


 パワーポップ調の感じは、かつてのビリー・オーシャンに通じるものがあるかもしれません。ベーストラックのサウンドの扱い方なんて特に。トロピカルアイランドを思わせる雰囲気もまさに!



☆ALL THE WAY/ Calloway(80位
♪I Wanna Be Rich(2位)
♪All the Way(63位)








Song All I Wanna Do Is Make Love To You/ Heart
Writter Robert John 'Mutt' Lange
Peak Highest charted position No.2, No.2, 1990/05/26 - 06/02 ♪♪
Action 10(1990/04/28)、5、4、3、2、2、4、6(1990/06/16)
No.1 Vogue / Madonna
Weeks 20(No.57 ; 1990/03/31 - No.98 ; 1990/08/11)
Top100 No.16 1990

Taken from Album BRIGADE


 こんなにも切ない(不倫)歌を書くのは誰だと思ってみたら、なんとマット・ランジ。実に美しいメロディ。これが全米ナンバーワンになったら拙いでしょ?という程のイケナイ・ラヴ・ソング。だからこそマットか?


Heart.com

☆BRIGADE(3位
♪All I Wanna Do Is Make Love To You(2位)
♪I Didn't Want To Need You(23位)
♪Stranded(13位)
♪Secret(64位)






Song Hold On/ En Vogue
Writter Thomas McElroy, Denzil Foster, EnVogue William, Smokey Robinson
Peak Highest charted position No.2, 1990/07/21
Action 8(1990/06/23)、6、5、3、2、5、9(1990/08/04)
No.1 She Ain't Worth It / Glenn Medeiros featuring Bobby Brown
Weeks 25(No.61 ; 1990/05/05 - No.100 ; 1990/10/20)
Top100 No.8 1990

Taken from Album BORN TO SING


 6/30付けのチャートでは、ウィルソン・フィリップスの「Hold On」が5位、そしてアン・ヴォーグの「Hold On」(同名異曲)が6位という、チャート上で「同じタイトル曲」が並ぶという珍事が発生しました(笑)。
  ま、それはさておき、いきなりアカペラから始まる曲。これはよほど歌が上手くないと歌えない曲じゃないでしょうか?そしてガラリと曲調が変わってヴォーカルの掛け合いが楽しみましょう。生半可な技量では歌えそうにないですね。ソングライターにはスモーキー・ロビンソンの名前も…


En Vogue.com

♪BORN TO SING(21位
♪Hold On(2位)
♪Lies(38位)
♪You Don't Have to Worry(57位)








Song Cradle Of Love/ Billy Idol
Writter Billy Idol, David Werner
Peak Highest charted position No.2, 1990/08/04
Action 10(1990/06/30)、8、5、3、3、2、4、9(1990/08/18)
No.1 Vision Of Love/ Mariah Care
Weeks 24(No.83 ; 1990/05/05 - No.95 ; 1990/10/27)
Top100 No.9 1990



 レニー・ハーレン監督の『フォードフェアレーンの冒険』収録されているビリー・アイドルの久々のヒット曲です。トップに立たなかったとはいえ、1987年の「Mony Mony」以来… ですが、前シングルがナンバー・ワンになっているから、効率の良いヒットといえばヒット。
  このサントラには、名盤『DR.FEELGOOD』のヒットで大物入りとなったモトリー・クルーの新曲(Rock 'N Roll Junkie←ほんとは弾けないんじゃないかとけなされたニッキーが、これ見よがしにオープニングからベースソロ)や、ボン・ジョヴィのリッチー・サンボラがジミ・ヘンドリックス(Wind Cries Mary)のカヴァーが収録されているということもあって、結構話題になったアルバムでした。映画にも役者としてシーラ.E、ヴィンス・ニール、トーン・ロックらが出演(ほぼ話題にならず)。


Billy Idol.com

♪THE ADVENTURES OF FORD FAIRLANE(66位
♪Cradle Of Love/ Billy Idol(2位)








Song The Power/ Snap
Writter Benito Benites, John'Virgo' Garrett III, Toni C.
Peak Highest charted position No.2, 1990/08/11
Action 9(1990/07/14)、7、6、4、2、4(1990/08/18)
No.1 Vision Of Love / Mariah Carey
Weeks 22(No.81 ; 1990/05/12 - No.91 ; 1990/10/06)
Top100 No.26 1990

Taken from Album WORLD POWER


 1990年冒頭の2曲(ともに2位止まりの曲)に続きテクノ調。そして2000年代に入って台頭するラップを基調としつつも実験的な感じがします。個人的にはもっと短くしてもイイって感じです(笑)。



♪WORLD POWER(30位
♪The Power(2位)
♪Ooops Up(35位)








Song Come Back To Me/ Janet Jackson
Writter Janet Jackson, James Harris III, Terry Lewi
Peak Highest charted position No.2,1990/08/18 - 08/25 ♪♪
Action 8(1990/08/18)、2、2、6、10(1990/09/08)
No.1 Vision Of Love / Mariah Carey
Weeks 17(No.93 ; 1990/06/30 - No.90 ; 1990/10/20)
Top100 No.49 1990

Taken from Album RHYTHM NATION 1814



 アルバム『1814』からのシングルカットでは、「Blackcat」のような曲が好きですが、こうしてチャートに入ってきた曲だけを聞いても、ジャネットの千変万化なスタイルには驚かされてします。これは極上のバラード。マイケルの声に似てます(シングルジャケットはマイケルが女装していると思ってしまったほど!)


Janet Jackson.com

☆RHYTHM NATION 1814(1位、1989/10/28 - 11/18 ♪♪♪♪)
♪Miss You Much(1位)
♪Rhythm Nation(2位)
♪Escapade(1位)
♪Alright(4位)
♪Come Back To Me(2位)
♪Black Cat(1位)
♪Love Will Never Do (Without You)(1位)
♪State Of The World

1989年度第32回グラミー
♪Best Music Video - Long Form ; RHYTHM NATION 1814








Song Pray/ M.C. Hammer
Writter M.C.Hammer/Prince
Peak Highest charted position No.2, 1990/11/10 - 11/17 ♪♪
Action 6(1990/11/03)、2、2、8(1990/11/24)
No.1 Love Takes Time / Mariah Carey
Weeks 18(No.44 ; 1990/09/29 - No.98 ; 1991/01/26)
Top100 ランクインせず




 2000年代になると流行だすサンプリングを使った曲に対しても、作曲者のクレジットをつけるようになり、ここでもプリンスが共作者としてクレジットされています。ハマーのラップに、プリンスの「When Doves Cry」がサンプリングされています。


M.C.Hammer.com

☆PLEASE HAMMER DON'T HURT EM
 (1位、1990/11/10-12/29、07/07-11/03 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)
♪U Can't Touch This(8位)
♪Have You Seen Her(4位)
♪Pray(2位)
♪Here Comes The Hammer(54位)
♪Yo!! Sweetness

1989年度第32回グラミー
♪Best Rhythm & Blues Song: U Can't Touch This
 / M.C. Hammer, Rick James & Alonzo Miller, songwriters (M.C. Hammer)
♪Best Rap Solo Performance: U Can't Touch This/ M.C. Hammer








Song More Than Words Can Say/ Alias
Writter Freddy Curci, Steve DeMarchi
Peak Highest charted position No.2, 1990/11/24
Action 8(1990/11/03)、6、3、2、7(1990/12/01)
No.1 Love Takes Time / Mariah Carey
Weeks 23(No.84 ; 1990/09/08 - No.94 ; 1991/02/09)
Top100 ランクインせず

Taken from Album ALIAS



 「君がほしい」という邦題付きの楽曲。イントロはREOスピードワゴン?と思ってしまいました。途中のメタリックなギターが泣かせるパワーバラード。本国カナダではナンバーワンになっていますが、ビルボードではマライアが拒みました。
  なお、このバンドは、1989年にナンバーワンとなった♪When I'm with Youがリバイバル・ヒットになったシェリフのメンバーによって結成されたバンドです。



☆ALIAS
♪More Than Words Can Say(2位)
♪Waiting for Love(13位)









Song From A Distance/Bette Midler
Writter Julie Gold
Peak Highest charted position No.2,1990/12/15
Action 10(1990/11/17)、7、5、3、2、3、3、3、5、10(1991/01/19)
No.1 Because I Love You (The Postman Song)/ Stevie B
Weeks 26(No.75; 1990/10/06 - No.98; 1991/03/30)
Top100 No.15 1991

Taken from Album SOME PEOPLE'S LIVES



 元々はカントリーのシンガーのナンシー・グリフィスが1年前にアイルランドでヒットさせたものでしたが、アメリカがイラクと湾岸戦争に突入し、アメリカ兵の家族たちが、異国での戦いに従事する異常事態を嘆いた歌へと意味が変化しました。遠くから思っている、無事に帰ってくることを祈っていると。
  他にもウィンガーの♪Miles Awayも湾岸戦争がらみでヒットしました(1991/01/12付、12位)。そういえばMTVかなにかでモトリー・クルーとかの面々がイラクで戦っているアメリカ兵士に向かってエールを送ってました。


Bette Midler .com

☆SOME PEOPLE'S LIVES(6位
♪From a Distance(2位)
♪Night and Day(62位)

1989年度第32回グラミー
♪Song Of The Year: From A Distance - Julie Gold, songwriter



コチラ(1990)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。

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