私がチャートをリアルタイムで聞いていたのは1983年暮れ。イエスの“ロンリー・ハート”が上位にねらいを付けている頃でした。その頃聴いていたのは湯川れい子さんがDJを務める「アメリカントップ40」でしたが、まだその番組を知らず、FM東京でオンエアされていたキャッシュボックス誌のチャートでした。確かDJは声優の野沢那智さんでした。
 そして本格的にチャートを聴くようになったのは“ロンリー・ハート”になった頃。その後、私が洋楽にのめり込むきっかけを作った出来事が英国で始まったのです。ボブ・ゲルドフが提唱した「バンド・エイド」このイベントのおかげで、芋蔓式に(そして今もそのスタイルであれやこれやと手を出してしまう癖が付いてしまった)アーティストからアーティストへと繋がっていったのです。 

 たかがヒットチャートですが、その時その時に流行っていた曲を聴けば時代が見えてくる。個人的には当時の自分も見えてきます。こう書くとオーバーなと笑われるかもしれませんが、特定のアーティストのアルバムを丸々聴いているときと違って、前後のヒット曲が絡んできこえ、ヒットチャートのドラマが生まれてくるのです。これが、何の脈絡もない順番で並んだ「ビルボードナンバーワンソングリレー」の醍醐味でもあるのです。そして、この並び順に大きな意味が見えてくるのです。たとえばナンバーワンばかりを集めた曲集でも、トップに立った順番ではなく、バラバラに並べられていると、その楽しみが半減してしまいます。リレーだからこそ意味があるのです。 たとえば1973年にはポール・マッカートニーの「マイ・ラヴ」の後を次いだのは、同じビートルのジョージ・ハリスンが放った「ギヴ・ミー・ラヴ」だったり、1986年のジェネシスの「インビジブル・タッチ」を抜いたのがピーター・ガブリエルの「スレッジ・ハンマー」だったり。これって意図的に組まれた順番ではなく、時代が創り上げたドラマです。たまたまそういうヒットが重なっただけなのに、あまりにも皮肉な順番ではないでしょうか。 他にもまだドラマは隠されて入るんでしょうけど、コレからも何度も何度も繰り返しながらおもしろい発見をするのだろうなぁと、ワクワクしながら現在、過去、そして未来のビルボードを楽しみにしているのです。

 iPodに入れて楽しんでいたビルボードNo.1ソングでしたが、2008年にiPhoneを購入し、今までのiPodよりも容量が大きいので新しく入れ直しました。せっかくだからと自分用のリストを作ろうと思い立ったのがこのページです。 さて、このページは1969年の全米ナンバーワンソングを紹介します。一つの文化の流れが、この年以降大きく変わっていきました。カルチャーをも変えてしまうほどの力を身につけた音楽というわけです。

 さて、このページは1970年の全米ナンバーワンソング21曲(両A面25曲)を紹介します。ビルボードというチャートに興味を持って曲を集め始めたとき、最初にナンバーワンソングが全て手持ちのレコード(およびCD)で揃った年です。そして曲から曲へとバトンタッチされる構成に、我ながら感動し繰り返し繰り返しテープを聴いていました。

 なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2012年10月20日付のチャートであれば10月11日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2012/10/11更新|

Peak ナンバーワンの期間 ♪ひとつが1週1位。
Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
Top100 年間チャートの順位



Peak 1970/01/03-01/24 ♪♪♪♪
Song Raindrops Keep Fallin' On My Head / B.J. Thomas
Writter Hal David, Burt Bacharach
Action 5(1969/12/20)、3、1、1、1、1、3、3、3、7、8、9(1970/03/07)
Weeks 22
Top100 No.4 1970
 ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの『明日に向って撃て!』の主題曲。ニューシネマの代表となるこの作品の中で、のんびりとした雰囲気のこの曲が非常に印象的でした。さまざまな形でカヴァーされて、あちこちで耳にすることが出来る名曲。


★バート・バカラック・ナンバーワン・リスト(1968-1970)
♭This Guy’s in Love With You / Herb Alpert (1968)
♭Raindrops Keep Fallin' On My Head / B.J.Thomas (1970)

1969年度第12回グラミー賞
♪Best Original Score Written For A Motion Picture Or A Television Special ; Butch Cassidy And The Sundance Kid



Peak 1970/01/31 ♪
Song I Want You Back / The Jackson 5
Writter The Corporation
Action 8(1969/12/27)、7、4、3、3、1、2、2、4(1970/02/21)
Weeks 19
Top100 No.28 1970

 邦題「帰ってほしいの」 ジャクソンファイブのデビュー曲で、これ以上ないようなオープニングと、伸びやかなマイケル(!)の幼いヴォーカル。時々、ハッとするぐらいダイアナ・ロスに似ていたりしますね。R&Bよりもファンクっぽいギターやベースラインがカッコイイです。マイケル、歌うまい!

Jacksons.com


☆DIANA ROSS PRESENTS THE JACKSON5(5位)
♪I Want You Back (1位)
♪ABC (1位)
♪The Love You Save/I Found That Girl(1位)


Peak 1970/02/07 ♪
Song Venus / Shocking Blue
Writter Robbie van Leeuwen
Action 8(1970/01/03)、6、2、2、2、1、4(1970/02/14)
Weeks 14
Top100 No.33 1970

 洋楽を聴いていない人でも、とてつもないぐらい日本では有名な一曲ではないでしょうか。1987年にバナナラマがリバイバルで、やはりビルボードでトップの座に返り咲いているぐらいの名曲です。日本でも誰かがカヴァーしていたかな?私は興味がなかったので、未だに誰だったか知りたいとも思いませんが・・・

 なお、ヴォーカルのマリスカ・フェレス(Mariska Veres)は、癌のために2006年に亡くなっています。



Peak 1970/02/14-02/21 ♪♪
Song Everybody Is A Star/
Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) / Sly & The Family Stone
Writter Sylverter Stewart
Action 8(1970/01/31)、4、1、1、2、3、7(1970/03/14)
Weeks 13
Top100 No.19 1970

 ガチャガチャと掻き鳴らすギター、メタリックなサウンド。ホーンやコーラスなんかが絡んでファンクな世界に染まってゆく。のちにライオネル・リッチーが「All Night Long」で取り上げたテーマでもあります。両A面扱いで1位になった「Ebverybody Is A Star」では、スライの独特なヴォーカルも楽しめますが、「Thank You」とは正反対のタイプな曲です。バンドのヴォーカリストが交代でリードを取り合う曲。それぞれの個性が楽しめます。


★スライ&ファミリー・ストーン・ナンバーワン・リスト(1969-1970)
♪Everyday People(1969)
♪Everybody Is A Star/Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) (1970)


Peak 1970/02/28-04/04 ♪♪♪♪♪ Year End No.1 of 1970
Song Bridge Over Troubled Water / Simon & Garfunkel
Writter Paul Simon
Action 3(1970/02/21)、1、1、1、1、1、1、5、6、9(1970/04/25)
Weeks 14
Top100 No.1 1970

 (昔は、この曲のイントロ弾けたんですよ)アメリカ全土が、様々な出来事で肩を落とし、迷走しているときに、この歌が登場し、どれほど多くの人の心の支えになったことでしょう。アートの歌唱に胸打たれる名曲に違いありませんが、やはり、この歌は詩を読んで聞いてもらいたい楽曲です。かつて私は「地球を代表する歌」を選考したことがありますが(もちろん趣味で)、この曲を加えてもいいと思っています。

BRIDGE OVER TROUBLED WATER

☆BRIDGE OVBER TROUBLED WATER(1位、1970/03/07-05/09 ♪♪♪♪♪♪♪♪
♪The Boxer(7位)
♪Bridge over Troubled Water (1位)
♪Cecilia(4位)
♪El Condor Pasa (If I Could)(16位)

1970年度第13回グラミー賞
♪Record Of The Year ; Bridge Over Troubled Water
♪Album Of The Year
♪Song Of The Year ; Bridge Over Troubled Water
♪Best Arrangement Accompanying Vocalist(s)
♪Best Engineered Recording - Non-Classical ; Roy Halee
♪Best Contemporary Song

★サイモン&ガーファンクル・ナンバーワン・リスト(1966-1970)
♪The Sounds Of Silence(1966)
♪Mrs. Robinson(1968)
♪Bridge Over Troubled Water(1970)


Peak 1970/04/11-04/18 ♪♪
Song Let It Be / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney
Action 6(1970/03/21)、2、2、1、1、2、2、3、4、6(1970/05/23)
Weeks 14
Top100 No.9 1970

 前曲(明日に架ける橋)を追い抜く曲順として、これ以上望みようがない曲が1位に取って代わりました。チャートファンにとってはたまらない瞬間といえるのではないでしょうか。しかも、このヒットとは裏腹に解散を発表した直後でした。初めて私が洋楽です。小さかったけれど♪エルピー、エルピーと意味も分からず口ずさんでいました。そして今、息子が「この曲知ってるよ、パパが好きな曲だよね」と、気遣ってくれるようになりました。こうして次の世代へと受け継がれてゆくのでしょう。アルバムは、脱退宣言をしたポールのソロアルバムを抜いて1位になるという、なんとも皮肉な動きを見せました。

03/21
No4 ; Instant Karma/John Lennon & The Plastic Ono Band
No6 ; Let It Be / The Beatles

03/28
No2 ; Let It Be / The Beatles
No3 ; Instant Karma/John Lennon & The Plastic Ono Band
No10 ; Come And Get It / Bad Finger

04/04
No2 ; Let It Be / The Beatles
No3 ; Instant Karma/John Lennon & The Plastic Ono Band
No9 ; Come And Get It / Bad Finger

04/11
No1 ; Let It Be / The Beatles
No3 ; Instant Karma/John Lennon & The Plastic Ono Band
No8 ; Come And Get It / Bad Finger

04/18
No1 ; Let It Be / The Beatles
No4 ; Instant Karma/John Lennon & The Plastic Ono Band
No7 ; Come And Get It / Bad Finger

04/25
No2 ; Let It Be / The Beatles
No4 ; Instant Karma/John Lennon & The Plastic Ono Band
No7 ; Come And Get It / Bad Finger

05/02
No2 ; Let It Be / The Beatles
No5 ; Instant Karma()/John Lennon & The Plastic Ono Band
No8 ; Come And Get It / Bad Finger

05/09
No3 ; Let It Be / The Beatles
No8 ; Instant Karma()/John Lennon & The Plastic Ono Band


☆LET IT BE(1位、1970/06/13-07/04 ♪♪♪♪
♪Let It Be/You Know My Name (Look Up the Number)(1位)
♪The Long And Winding Road/For You Blue (1位)

1970年度第13回グラミー賞
♪Best Original Score Written For A Motion Picture Or A Television Special

★ビートルズおよびレノン/マッカートニー・ナンバーワン・リスト(1964-1969)
♪I Want To Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)
♪Can't Buy Me Love (1964)
♪Love Me Do (1964)
♭A World Without Love (1964) / Peter & Gordon
♪A Hard Day's Night (1964)
♪I Feel Fine (1965)
♪Eight Days A Week (1965)
♪Ticket To Ride (1965)
♪Help! (1965)
♪Yesterday (1965)
♪We Can Work It Out (1966)
♪Paperback Writer (1966)
♪Penny Lane (1967)
♪All You Need Is Love (1967)
♪Hello, Goodbye (1967)
♪Hey Jude (1968)
♪Get Back (1969)
♪Come Together (1969)
♪Something (1969)
♪Let It Be (1970)


Peak 1970/04/25-05/02 ♪♪
Song ABC / The Jackson 5
Writter The Corporation
Action 6(1970/03/28)、4、2、2、1、1、3、2(1970/05/16)
Weeks 13
Top100 No.15 1970

 最近、英会話教室かなにかのCMに使われました。だから息子もこの曲が流れると起用に歌い出します(もちろん、何言っているかはちんぷんかんぷん)。名曲というものは、こうして世代を超えて語り継がれてゆくのでしょう。いささか、音が古いと感じてしまうかもしれませんが、ぜひオリジナルも聴いてもらいたいところ。「Thriller」を小学校の体操で踊ったこともあり、同じマイケルだと説明すると、驚いていたのがおかしい。

 ソウル、R&Bというよりもファンキーさを感じるのは、マイケルの兄、ジャーメインが弾くベースラインがそう思わせるのでしょう。

Jacksons.com


☆ABC(4位)
♪I Want You Back (1位)
♪ABC (1位)
♪The Love You Save/I Found That Girl(1位)
★ジャクソン5・ナンバーワン・リスト(1970)
♪I Want You Back (1970)
♪ABC (1970)


Peak 1970/05/09-05/23 ♪♪♪
Song American Woman/
No Sugar Tonight / The Guess Who
Writter Randy Bachman, Burton Cummings, Garry Peterson, Jim Kael
Action 9(1970/04/18)、5、4、1、1、1、2、8(1970/06/06)
Weeks 15
Top100 No.3 1970

 ギターがガチャガチャとシンプルに掻き鳴らされ、弾き語り(つぶやき?)に始まる。その後に続く展開がえらくカッチョイイ!1位になれなかったThe Jaggerzや、The Ides Of Marchと共通のサウンド。乾いた音、だみ声、ノイジーなギター、スカスカとしたサウンドがたまりません!


☆AMERICAN WOMAN(9位)
♪No Time(5位)
♪American Woman/No Sugar Tonight(1位)
♪Proper Stranger


Peak 1970/05/30-06/06♪♪♪
Song Everything Is Beautiful / Ray Stevens
Writter C.W(Jr). Kalb, Ray Stevens
Action 7(1970/05/09)、7、4、1、1、3(1970/06/13)
Weeks 15
Top100 No.12 1970

 レイ・スティーブンスのことはよく知らなかったのですが、2009年現在、ネット上で「Rick Rubin's New Project funnyman Ray Stevens」とスタジオの様子が紹介されている主役のレイ・スティーブンス。これを見るとかなりふざけたミュージシャンという印象があって、完成するのか心配なほど(笑)ですが、今後が非常に楽しみです。

1970年度第13回グラミー賞
♪Best Male Pop Vocal Performance ; Everything Is Beautiful



Peak 1970/06/13-06/20 ♪♪
Song The Long And Winding Road/For You Blue / The Beatles
Writter John Lennon, Paul McCartney、George Harrison
Action 1(1970/06/13)、1、4、4、8(1970/07/11)
Weeks 10
Top100 No.41 1970

 「Let It Be」につづいてラストアルバムからのシングルカット。これも当時のビートルズ事情を表現したかのようで、聴いていて辛くなってしまいます。前曲とは違って、アルバムからのシングルカットのため、フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドがたっぷりとかかり、余計に悲壮感が漂ってきます。解散後だからなおさらでしょうか?2004年になって、「本当はこんな風に仕上げたかった」ということで『LET IT BE...NAKEDE』という形で再リリースされ、ポールが安心したようです。まるで映画を蘇らせたかのようにシンプルになりました。とはいうものの、フィル・スペクターのサウンドが悪いというわけではありません。むしろ、こちらに親しんでいたこともあり、『LET IT BE...NAKEDE』のほうがアウトテイクのように聞こえてしまうのは、私だけでしょうか?


☆LET IT BE(1位、1970/06/13-07/04 ♪♪♪♪
♪Let It Be/You Know My Name (Look Up the Number)(1位)
♪The Long And Winding Road/For You Blue (1位)

1970年度第13回グラミー賞
♪Best Original Score Written For A Motion Picture Or A Television Special

★ビートルズおよびレノン/マッカートニー・ナンバーワン・リスト(1964-1969)
♪I Want To Hold Your Hand (1964)
♪She Loves You (1964)
♪Can't Buy Me Love (1964)
♪Love Me Do (1964)
♭A World Without Love (1964) / Peter & Gordon
♪A Hard Day's Night (1964)
♪I Feel Fine (1965)
♪Eight Days A Week (1965)
♪Ticket To Ride (1965)
♪Help! (1965)
♪Yesterday (1965)
♪We Can Work It Out (1966)
♪Paperback Writer (1966)
♪Penny Lane (1967)
♪All You Need Is Love (1967)
♪Hello, Goodbye (1967)
♪Hey Jude (1968)
♪Get Back (1969)
♪Come Together (1969)
♪Something (1969)
♪Let It Be (1970)
The Long And Winding Road/For You Blue (1970)


Peak 1970/06/27-07/04 ♪♪
Song The Love You Save / The Jackson 5
Writter The Corporation
Action 1(1970/06/27)、1、2、2、4、6、8(1970/08/08)
Weeks 13
Top100 No.16 1970

マイケルが体いっぱい使ってシャウトする曲に、リスナーもグイグイ引きつけられてしまいそうです。当然の1位で、これで3枚連続のナンバーワン。マイケルと兄のヴォーカルを分け合い、バンドとしての主張と、成長が見られるようです。

08/01
No6 ; I Found That Girl / The Jackson 5
No6 ; The Love You Save / The Jackson 5

08/08
No8 ; I Found That Girl / The Jackson 5
No8 ; The Love You Save / The Jackson 5

Jacksons.com


☆ABC(4位)
♪I Want You Back (1位)
♪ABC (1位)
♪The Love You Save/I Found That Girl(1位)

★ジャクソン5・ナンバーワン・リスト(1970)
♪I Want You Back (1970)
♪ABC (1970)
♪The Love You Save(1970)



Peak 1970/07/11-07/18 ♪♪
Song Mama Told Me(Not To Come) / Three Dog Night
Writter Randy Newman
Action 5(1970/06/20)、2、2、1、1、2、3、6、8(1970/08/15)
Weeks 15
Top100 No.11 1970

 ソウルフルなヴォーカルがウリのスリードッグナイト。左右に振り分けられたギター、キーボードの楽器群が当時のサウンドプロダクションのスタイルを体験できます。歪んだギターソロや、エレピアノの音が乾いていてグッド。アメリカを感じる楽曲です。なお、この曲は2010年に公開された映画『パーシー・ジャクソン』の中で使用されています。作曲者がランディ・ニューマンというのが意外(笑)


☆IT AIN'T EASY(8位)
♪Mama Told Me(Not To Come)(1位)
♪Out In The Country(15位)


Peak 1970/07/25-08/15 ♪♪♪
Song (They Long To Be You) Close To You / The Carpenters
Writter Hal David, Burt Bacharach
Action 7(1970/07/11)、3、1、1、1、2、3、5、8、8(1970/09/19)
Weeks 17
Top100 No.2 1970

 メロディ・メーカー、バート・バカラックとハル・デビッドのコンビによる今年度2曲目のナンバーワンは、カーペンターズ。この曲でグラミーの新人賞となったカーペンターズにとっては、初の全米制覇。デビューシングルは2位。カレンのドラムスを叩きながら歌う姿や、リチャードの優しさ溢れるピアノやコーラスは、まさにOne and Only。


☆CLOSE TO YOU(2位
♪(They Long to Be) Close to You(1位)
♪We've Only Just Begun(2位)

1970年度第13回グラミー賞
♪Best New Artist ; Close To You/The Carpenters
♪Best Contemporary Vocal Performance by a Duo, Group or Chorus ; Close To You

★バート・バカラック・ナンバーワン・リスト(1968-1970)
♪This Guy’s in Love With You / Herb Alpert (1968)
♪Raindrops Keep Fallin' On My Head / B.J.Thomas (1970)
♪(They Long To Be You)Close To You / The Carpenters (1970)


Peak 1970/08/22 ♪
Song Make It With You / Bread
Writter David Gates
Action 10(1970/07/18)、5、2、2、2、1、2、3、9(1970/09/12)
Weeks 17
Top100 No.13 1970

 伸びのあるテナーヴォイス。まろやかなサウンド。まだAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)という表現をしていなかった頃のソフトロック。60年代というカテゴリー最後の香りを残した佳曲。



Peak 1970/08/29-09/12 ♪♪♪
Song War / Edwin Starr
Writter Norman Whitfield, Barrett Strong
Action 6(1970/08/15)、4、1、1、1、2、2、9(1970/10/03)
Weeks 15
Top100 No.5 1970

 ベトナム戦争にとどまらず、世界のあちこちで起きているあらゆる戦争を憎む讃歌。この怒りに満ちた歌声に目をそらさず耳を傾けられますか?1985年にブルース・スプリングスティーンがカヴァーしてリヴァイバル・ヒットとなりました(8位)



Peak 1970/09/19-10/03 ♪♪♪
Song Ain't No Mountain High Enough / Diana Ross
Writter Nickolas Ashford, Valerie Simpson
Action 9(1970/08/29)、2、2、1、1、1、4、7、10(1970/10/24)
Weeks 14
Top100 No.6 1970

 1969年に解散したシュープリームスからソロに転向したダイアナ。ソロになってもその輝きとパッションは相変わらずで、何も説明がなければソロだなんて思わないでしょう。


☆DIANA ROSS(19位
♪Reach Out and Touch (Somebody's Hand)(20位)
♪Ain't No Mountain High Enough(1位)
♪Remember Me(16位)
★ダイアナ・ロス・ナンバーワン・リスト(1964-1980)
♪Where Did Our Love Go / Daina Ross & The The Supremes (1964)
♪Baby Love / Daina Ross & The The Supremes (1964)
♪Come See About Me / Daina Ross & The The Supremes (1964)
♪Stop! In The Name Of Love / Daina Ross & The The Supremes (1965)
♪Back In My Arms Again / Daina Ross & The The Supremes (1965)
♪I Hear A Symphony / Daina Ross & The The Supremes (1965)
♪You Can't Hurry Love / Daina Ross & The The Supremes (1966)
♪You Keep Me Hangin' On / Daina Ross & The The Supremes (1966)
♪Love Is Here And Now You're Gone / Daina Ross & The The Supremes (1967)
♪The Happening / Daina Ross & The The Supremes (1967)
♪Love Child / Daina Ross & The The Supremes (1968)
♪Someday We'll Be Together / Daina Ross & The The Supremes (1969)
♪Ain't No Mountain High Enough(1970)


Peak 1970/10/10 ♪
Song Cracklin' Rose / Neil Diamond
Writter Neil Diamond
Action 6(1970/09/26)、4、1、2、2、4、8(1970/11/07)
Weeks 15
Top100 No.17 1970

 モンキーズの裏方などの活動から表舞台に出てきたニール。ポップなセンスはモンキーズに提供していた楽曲と同じまま。


☆TAP ROOT MANUSCRIPT(13位
♪Cracklin' Rosie(1位)
♪Soolaimon(30位)
♪He Ain't Heavy, He's My Brother
★ニール・ダイヤモンド・ナンバーワン・リスト(1966-1970)
♭Where Did Our Love Go / Daina Ross & The Monkeys (1966/1967)
♪Cracklin' Rose(1970)


Peak 1970/10/17-11/14 ♪♪♪♪♪
Song I'll Be There / The Jackson 5
Writter Berry Gordy, Bob West, Hal Davis, Willie Hutch
Action 6(1970/10/03)、2、1、1、1、1、1、3、3、4、5(1970/12/12)
Weeks 16
Top100 No.7 1970

 マイケルとジャーメインの2人がメインにヴォーカルを分け合う名曲で、20年にマライヤ・キャリーがカヴァー。同じくNo1に輝きました。どんなタイプの曲も歌いこなすマイケルのヴォーカリストとしての才能が光り輝いたレコードでした。

 1992年にMTVのアンプラグでショーでマライヤ・キャリーがカヴァーしたシングルが、再びこの曲に栄光をもたらしています。

Jacksons.com


☆THIRD ALBUM(4位
♪I'll Be There(1位)
♪Mama's Pearl(2位)
★ジャクソン5・ナンバーワン・リスト(1970)
♪I Want You Back (1970)
♪ABC (1970)
♪The Love You Save(1970)
♪I'll Be There(1970)


Peak 1970/11/21-12/05 ♪♪♪
Song Think I Love You / The Partridge Family
Writter Tony Romeo
Action 7(1970/11/07)、4、1、1、1、2、4、6、6、5、5(1971/01/16)
Weeks 19
Top100 ランクインせず

 邦題「悲しき初恋」イントロがチャップリンが『モダンタイムズ』の中で歌った「ティティーナ」に似て(あるいは「黒猫のタンゴ」)いて、なんとなく雰囲気が「妖怪ファミリー」もののテレビドラマを連想させます。


☆THE PARTRIDGE FAMILY ALBUM(4位
♪Think I Love You(1位)


Peak 1970/12/12-12/19 ♪♪
Song The Tears Of A Clown / Smokey Robinson & The Miracles
Writter Stevie Wonder, Hank Cosby, Smokey Robinson
Action 7(1970/11/14)、4、2、2、1、1、3、4、6(1971/01/09)
Weeks 16
Top100 ランクインせず

 邦題「涙のクラウン」は、イントロが印象的なリフを持っていて、なんとなくCMなんかで無意識に聞いているかも。ファルセットなスモーキーのヴォーカル。

 アルバムは1967年にレコーディング、リリースされた音源のため、少々音が古いのが残念ですが、リ・イシューによって日の目を見た形になりました。
 そのスモーキーにとっては通算3曲目のナンバーワンで、彼自身の名前がアーティストとしてクレジットされたのは初めて。スティーヴィーワンダーにとっても2曲目のナンバーワン。


☆MAKE IT HAPPEN(28位)/re-issuedTHE TEARS OF A CLOWN(1970)
♪The Tears Of A Clown(1位)
★スモーキー・ロビンソン・ナンバーワン・リスト(1964-1970)
♭My Guy / Mary Wells (1964)
♭My Girl / The Temptations (1965)
♪The Tears Of A Clown / Smokey Robinson & The Miracles(1970)
★スティーヴィー・ワンダー・ナンバーワン・リスト(1963-1970)
♪Fingertips - Part2 / Little Stevie Wonder (1963)
♭The Tears Of A Clown / Smokey Robinson & The Miracles(1970)


Peak 1970/12/26-1971/01/16 ♪♪♪♪
Song My Sweet Lord/
Isn't It A Pity / George Harrison
Writter George Harrison
Action 6(1970/12/12)、2、1、1、1、1、2、2、3、6(1971/02/13)
Weeks 14
Top100 No.31 1971

 衝撃的なビートルズの解散(ポールの脱退宣言)後、最初にシングルがナンバーワンになったジョージ(アルバムは話題性からもポールなのは致し方ないところ)でした。しかも三枚組の大作までもがアルバムチャートでナンバーワンになってしまいました。それほどソロ用のマテリアルがたまっていたのか!と驚いてしまいます。 しかし、ジョージにとって良いことばかりではなく、このシングルが「He's So Fine」に似ている、つまり盗作問題に巻き込まれてしまいました(ほぼ替歌状態)。エリック・クラプトンのギターまでフューチャーされているのに。このあと1976年にリリースされた『GEORGE HARRISON』の中で「Not Guilty」をレコーディングしていますが、直接裁判とは関係のない古い曲(ホワイトアルバムのセッションでデモが聞ける)です。

 両A面扱いでナンバーワンの冠が付いた「Isn't It A Pity」は、7分にも及ぶ長く壮大な曲で、メロディが美しい曲です。でもちょっと、スペクターのサウンドは大袈裟かな?


☆ALL THINGS MUST PASS(1位、1971/01/02-02/20 ♪♪♪♪♪♪♪)
♪My Sweet Lord/Isn't It A Pity(1位)
♪What Is Life(10位)
★ジョージ・ハリスン・ナンバーワン・リスト(1964-1970)
♪I Want To Hold Your Hand / The Beatles (1964)
♪She Loves You / The Beatles (1964)
♪Can't Buy Me Love / The Beatles (1964)
♪Love Me Do / The Beatles (1964)
♪A Hard Day's Night / The Beatles (1964)
♪I Feel Fine / The Beatles (1965)
♪Eight Days A Week / The Beatles (1965)
♪Ticket to Ride / The Beatles (1965)
♪Help! / The Beatles (1965)
♪Yesterday / The Beatles (1965)
♪We Can Work It Out / The Beatles (1966)
♪Paperback Writer / The Beatles (1966)
♪Penny Lane / The Beatles (1967)
♪All You Need Is Love / The Beatles (1967)
♪Hello, Goodbye / The Beatles (1967)
♪Hey Jude / The Beatles (1968)
♪Get Back / The Beatles (1969)
♪Come Together / The Beatles (1969)
♪Something / The Beatles (1969)
♪Let It Be / The Beatles (1970)
♪The Long And Winding Road / The Beatles (1970)
♪My Sweet Lord/Isn't It A Pity / George Harrison(1970)

 ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。 

さて、コチラ(1970)ページでは全米ナンバーワンになれなかった曲を紹介します。


もどるhome1970年レビュー|アルバムチャート

1970年度第13回グラミー主要四部門受賞アーティストおよび作品
♪Record Of The Year ; Bridge Over Troubled Water/Simon And Garfunkel
♪Album Of The Year ; Bridge Over Troubled Water/Simon And Garfunkel
♪Song Of The Year ; Bridge Over Troubled Water/Simon And Garfunkel
♪Best New Artist ; Close To You/The Carpenters