1970年にリリースされたアルバムのお気に入りを紹介します (チャート関係なく、そしてジャンル問わず) |
Produced by Phil Spector. - The Beatles - John Lennon; Vocals, Guitars Paul McCartney; Vocals, Bass, Piano, Guitars George Harrison ; Vocals, Guitars Richard Starkey ; Vocals, Drums ♪ ♪ ♪ 1970年度第13回グラミー賞 |
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私の知っている『LET IT BE』は、バンドの状態が最悪な中制作された、ジョージ・ハリスンが公開を拒否するぐらいの負の作品として、数曲の名曲を生み出しつつも、他のアルバムと比べても、多少見劣りがする作品という感覚でした。ただ、レコーディング風景(←いわゆるメイキングモノ大好き)を見ることができる作品として、音源よりも映像の方が好きな作品集でした。かつて、TBSが深夜に放送していこう、一度もテレビで放送されることなく、海賊版でビデオが出るぐらいでした。ジョージの発言が、ずっとこの作品を世間から遠ざけていましたが、2020年に先に『ロード・オブ・ザ・リング』で名を挙げたピーター・ジャクソンが『ゲット・バック』 として、彼らの最良の時として繋ぎ直してくれました。これを見ると、あの「悪名高き」と表現してしまった『LET IT BE』の後に、この傑作が作られたと、自然な流れで受け止めることができました。 個人的な感想ですが、フィル・スペクターの腕は決して悪くないと思います。その後、色々やらかしていることは褒められませんが… |
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Produced by Phil Spector. George Harrison ; Vocals, Guitars Eric Clapton; Guitars Klaus Voormann, Carl Radle; Bass Gary Wright, Bobby Whitlock, Billy Preston; Keyboards Richard Starkey, Jim Gordon, Alan White; Drums etc. |
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「寡黙なビートル」がバンド解散と共にうさを晴らすべく大開放した作品。この頃は『バングラデシ・コンサート』など、派手(笑)な活動が顕著だったジョージ。レコード3枚組のボックス仕様(日本)にもかかわらず、ビルボードのチャートでは7週間トップに立ちました。ただ、このアルバムからカットされたシングル、My Sweet Lordが盗作問題とされ裁判沙汰にまで発展してしまいました(まぁ、聞けば聴くほどそっくりなんですけど…)。それを差し引いても、バンド解散後の他のビートルと合わせても、最大の作品と言って過言ないでしょう。 |
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Produced by Phil Spector. - Plastic Ono Band- John Lennon; Vocals, Guitars George Harrison ; Guitars Richard Starkey ; Drums |
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私の知っている『LET IT BE』は、バンドの状態が最悪な中制作された、ジョージ・ハリスンが公開を拒否するぐらいの負の作品として、数曲の名曲を生み出しつつも、他のアルバムと比べても、多少見劣りがする作品という感覚でした。ただ、レコーディング風景(←いわゆるメイキングモノ大好き)を見ることができる作品として、音源よりも映像の方が好きな作品集でした。かつて、TBSが深夜に放送していこう、一度もテレビで放送されることなく、海賊版でビデオが出るぐらいでした。ジョージの発言が、ずっとこの作品を世間から遠ざけていましたが、2020年に先に『ロード・オブ・ザ・リング』で名を挙げたピーター・ジャクソンが『ゲット・バック』 として、彼らの最良の時として繋ぎ直してくれました。これを見ると、あの「悪名高き」と表現してしまった『LET IT BE』の後に、この傑作が作られたと、自然な流れで受け止めることができました。 個人的な感想ですが、フィル・スペクターの腕は決して悪くないと思います。その後、色々やらかしていることは褒められませんが… |
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ドビュッシーのアルバムは、今でこそCD化となりボックスとなり手軽に手にすることができるようになりましたが、当時レコードが新譜だった頃、2枚組ほど高価なものはありませんでした。ただ、クラシックの場合は、契約が切れると訳のわからんジャケットに差し替えられるなどして価格も下がる「廉価盤」として、再発売されることがありました。おそらく、私が手にしたこのアルバムも、オリジナル盤ではなく、廉価版としてのリリースだったと思います。 私の最初のドビュッシーとなったベロフの2枚組は、冨田勲版のアルバムを耳にしてオリジナルが聞きたいと食指を伸ばしたレコードです。当時のEMIは録音も良かったのですが、これ以降の『版画』や『練習曲集』、『月の光』などのアルバムは、このデビュー版とされる『前奏曲全集』と比べると、音が貧弱に感じます。ベロフはこの後右手を故障し、ピアニストとしての活動を控えていたようですが、1990年以降、二度目の全集を引っ提げてカムバックしてくれました。音は全然、そっちの方が良いです。 |