ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

さて、このページでは1972年度のチャートでナンバーワンになれなかった11曲を紹介します。

 なお、ビルボードのネット上でのランキング発表は、1週間前の木曜日に発表されます。たとえば2012年11月17日付のチャートであれば11月8日に発表されることになります。(最新のチャートはこちら

Billboard.com|2012/11/11\0更新|

Song 曲目 / アーティスト
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100圏内のランクイン総週
Top100 年間チャート



Song Hurting Each Other / The Carpenters
Writter Gary Geld, Peter Udell
Peak Highest charted position No.2,1972/02/26-03/04 ♪♪
Action 9(1972/02/05)、6、3、2、2、8(1972/03/11)
No.1 Without You / Nilsson
Weeks 12
Top100 No.53 1972


☆A SONG FOR YOU(4位)
♪Hurting Each Other(2位)
♪Bless The Beasts And Children

♪It's Going To Take Some Time(12位)
♪Goodbye To Love(7位)
♪I Won't Last A Day Without You(11位)
♪Top Of The World(1位)


Song Rockin' Robin / Michael Jackson
Writter Leon Rene
Peak Highest charted position No.2, 1972/04/22-04/29 ♪♪
Action 9(1972/04/01)、5、4、2、2、4、5、6(1972/05/20)
No.1 The First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Flack
Weeks 13
Top100 No.40 1972

 マイケル初のソロアルバム。そこからのシングルカット。


☆ GOT TO BE THERE(14位)
♪Got To Be There(4位)
♪Rockin' Robin(2位)
♪I Wanna Be Where You Are(16位)


Song I Gotcha / Joe Tex
Writter Joe Tex
Peak Highest charted position No.2, 1972/05/06-05/13 ♪♪
Action 10(1972/03/25)、6、4、3、3、3、2、2、4、8(1972/05/27)
No.1 The Night The Lights Went Out In Georgia / Vicki Lawrence
Weeks 21
Top100 No.5 1972

 最近ではクエンティン・タランティーノ監督の『レザボア・ドッグ』で使われてましたね。


☆ I GOTCHA (17位)
♪I Gotcha (2位)


Song Outa-Space / Billy Preston
Writter Billy Preston, Joe Greene
Peak Highest charted position No.2, 1972/07/08 ♪
Action 9(1972/06/10)、6、3、3、2、3(1972/07/15)
No.1 Lean On Me / Bill Withers
Weeks 17
Top100 No.32 1972

 ビリー・プレストン(2006年6月6日没)のキーボードが冴える曲。ヴォーカルは一切入らないインスト。ビリー・プレストンはビートルズ(ビルボード上にも「Get Back」にクレジットされています)とのセッションで一躍有名となりましたが、1973年に「Will It Go Round In Circles」、1974年に「Nothing From Nothing 」という2曲をナンバーワンにしています。


☆ I WROTE A SIMPLE SONG
♪Outa-Space(2位)

1972年度第15回グラミー
♪Best Pop Instrumental Performance By An Instrumental Performer



Song Too Late To Turn Back Now / Cornelius Brothers & Sister Rose
Writter Eddie Cornelius
Peak Highest charted position No.2, 1972/07/15-07/22 ♪♪
Action 10(1972/06/24)、5、4、2、2、3、5、8(1972/08/12)
No.1 Lean On Me / Bill Withers
Weeks 14
Top100 No.24 1972

CORNELIUS BROTHERS
& SISTER ROSE

☆CORNELIUS BROTHERS & SISTER ROSE
♪Too Late To Turn Back Now(2位)


Song Long Cool Woman(In A Black Dress) / The Hollies
Writter Allan Clarke, Roger Cook, Roger Greenaway
Peak Highest charted position No.2, 1972/09/02-09/09 ♪♪
Action 10(1972/07/29)、9、6、3、3、2、2、6(1972/09/16)
No.1 Alone Again (Naturally) / Gilbert O'Sullivan
Weeks 15
Top100 No.29 1972

 こういうスカスカとしたロックサウンド、大好きですねぇ。日本や英国では「Bus Stop」の方が代表曲なんでしょうか。ジョージ・ハリスンの「If I Need Someone」を提供され、それを聴いたジョージが憤慨(呼吸が合ってない)したという逸話も残されています。


☆DISTANT LIGHT(21位)
♪Long Cool Woman(In A Black kDress)(2位)


Song Use Me / Bill Withers
Writter Bill Withers
Peak Highest charted position No.2, 1972/10/14-10/21 ♪♪
Action 8(1972/09/30)、6、2、2、4(1972/10/28)
No.1 Ben / Michael Jackson
My Ding A Ling / Chuck Berry
Weeks 12
Top100 No.79 1972

 ミック・ジャガーがリック・ルービンと組んだ『WANDERING SPIRIT』の中で取り上げた曲として聴いていたので、チャート上にこの曲名を見たとき「もしや?」と思ったら、やはり同曲でした。レニー・クラヴィッツとデュエットした曲で、ミックにこの曲を推薦したのがレニーだったとか。


☆STILL BILL
♪Use Me(2位)
♪Lean On Me(1位)


Song Burning Love / Elvis Presley
Writter Dennis Linde
Peak Highest charted position No.2, 1972/10/28 ♪
Action 9(1972/09/30)、7、4、3、2、5(1972/11/04)
No.1 My Ding A Ling / Chuck Berry
Weeks 15
Top100 No.30 1972

 エルヴィスのナンバーワンを阻んだのはチャック・ベリー。この二代巨匠がチャートでしのぎをけずるアクションをただ、ただ眺める喜び。これはチャートファンにしか分からない快感の瞬間ではないでしょうか?


☆BURNING LOVE AND HITS FROM HIS MOVIES VOLUME 2
♪Burning Love(2位)


Song Night In White Satin / The Moody Blues
Writter Justin Hayward
Peak Highest charted position No.2, 1972/11/04-11/11 ♪♪
Action 8(1972/10/14)、5、3、2、2、5、9(1972/11/25)
No.1 I Can See Clearly Now / Johnny Nash
Weeks 18
Top100 No.14 1972

 ムーディ・ブルースって、1964年に結成されたプログレバンドですよ。ウィングスのデニー・レインがいたバンドですよ(1966年には脱退してますが)。かつてジミー・ペイジが「本当にプログレッシブなのはピンク・フロイドとムーディ・ブルースだけだ」などと言わしめたバンドですよ。

 この曲、実は1967年にリリースされたアルバム『DAYS OF FUTURE PASSED』からのシングルカットで、本国イギリスや日本ではアルバムと同時にカットされましたが、アメリカでは「長過ぎる」という理由からカットされませんでした。その後、アメリカの一部で話題を呼び、ナショナルチャートでもグイグイ昇り、2位になってしまったということです。こうした現象として、チェビー・チェッカーの「Twist」(1960年と1962年にナンバーワン)、1992年のクイーンの「Bohemian Rhapsody」があるぐらいでしょうか?


☆DAYS OF FUTURE PASSED
♪Night In White Satin(2位)


Song I'd Love You To Want Me / Lobo
Writter Paul Simom
Peak Highest charted position No.2,1972/11/18-11/25 ♪♪
Action 8(1972/11/04)、3、2、2、4(1972/12/02)
No.1 I Can See Clearly Now / Johnny Nash
Weeks 14
Top100 No.61 1972

 邦題を「片思いと僕」というメロディアスなナンバー。シンプルなアコースティックサウンドは当時のシンガー・ソングライター・ブームに沿ったサウンドです。いわゆるソフトロック、AORというやつでしょう。歌詞の中にビートルズ好きには「おや」と思わせる一節が登場します。私はニヤリとしてしまうタチです。

Baby, you'd love me to want me
The way that I want you
The way that it should be
Baby, you'd love me to want you
The way that I want to if you'd only
let it be.


☆OF A SIMPLE MAN
♪I'd Love You To Want Me(2位)


Song Clair / Gilbert O'Sullivan
Writter Gilbert O'Sullivan
Peak Highest charted position No.2, 1972/12/30-1973/01/06 ♪♪
Action 9(1972/12/09)、7、4、2、2、4、7(1973/01/20)
No.1 Me And Mrs.Jones / Billy Paul
You're So Vain / Carly Simon
Weeks 16
Top100 No.17 1972

 ギルバート・オサリバンといったらなんといっても「Alone Again」ですが、こちらの曲も佳曲です。口笛やハーモニカがいい雰囲気を出しています。なんでもこの歌に歌われているクレアとは、当時、彼のマネージャーだったゴードン・ミルズの娘クレア・ミルズのことなんだそうです。歌の内容も、たわいのない語らいのようなものです。そんな普段の会話が、そのまま歌になってしまい、誰の心をもつかんでしまう曲に仕立ててしまうなんて、ギルバートのソングライティング力というのは非凡なものだったんですね。最後に登場する笑い声はクレアちゃん?


☆BACK TO FRONT
♪Clair(2位)


コチラ(1972)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。