ビルボードでナンバーワンソングになったかならなかったかは、「金メダルと銀メダル」の違いほどの差があるようです。たかがチャート上の話ですが、聴き手も「1位」と「2位」を意識させられてしまいます(私か? メディアに踊らされてるなぁ)。

 さて、このページでは1988年度のチャートでナンバーワンになれなかった曲を紹介します。

  2018年から、ストリーミングデータ(音楽配信)の集計方法を変更しました。また、これまではチャートの日付の1週間前の火曜日(つまり11日前)に発表されていましたが、データ集計から発表までの期間が短くなり、日付の4日前に発表され、よりリアルタイムに近い発表になりました。 たとえば最新チャートは2021年1月23日です。発表1月19日。(最新の1位はコチラ)。

Billboard.com|2021/01/25更新|

 20年ぶり(←このように書いてから10年以上経っていますねぇ、しみじみ)にリアルタイムでチャートを追いかけられるようになりました。それにしても音楽性が大きく変わったことに驚いています。最初はとまどいもありましたが「ナンバーワンソングだから」という偏った思考でありながら、聴き続けていると耳に馴染むようになってきました。さすがはビルボード・ナンバー・ワン・ソング!
 何年もの間、図書館も含めたレンタルCDなどで曲の収集をしていましたが、今やネット時代の昨今。日本国内のサイトでは実現はまだまだ先の事でしょうが、海外のサイトではチャートのナンバーワンを始めとする、ほとんどの曲がネット上からダウンロードして聴く事が出来るようになりました。私もその恩恵を受けた一人です。本当ならちゃんとした音質で手元に置いておきたいところですが、まぁ、iPodで聴く分にはmp3で充分かなということで(笑)




Song 曲目 / アーティスト(オフィシャル・ビデオにリンク)
Writter 作詞・作曲 etc.
Peak 2位に留まった期間 ♪ひとつが1週間、5週目毎にです(第1週目のみBillboad.com)
Action Top10圏内の動き(Top10圏内初登場の日付)
No.1 その時1位だった曲
Weeks Hot100内の総週(初登場と最終位のランクと日付)
Top100 年間チャート




Song Hazy Shade Of Winter / The Bangles
Writter Paul Simon
Peak Highest charted position No.2, 1988/02/06
Action 6(1988/01/16) 、5、3、2、7(1988/02/13)
No.1 Could've Been / Tiffany
Weeks 21(No.73; 1987/11/14 - No.100; 1988/04/02)
Top100 No.35 1988

Taken from Album LESS THAN ZERO



 映画『レス・ザン・ゼロ』のためにレコーディング(プロデュースはリック・ルービン!)されたバングルスの新曲で、オリジナルはサイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」。他にもポイズンの「ロックン・ロール・オール・ナイツ」(キッスのカヴァー)なども収録されました。そもそもあのリック・ルービンのレーベル、デフ・ジャムからのリリースと言うことでも話題になった一枚です。全11曲中、以下の4曲はプロデュース、もしくはアーティストとの協同プロデュースを行なっています。

Rocking Pneumonia And The Boogie Woogie Flu/ Aerosmith
In-A-Gadda-Da-Vida/ Slayer
She's Lost You/ Joan Jett & The Blackhearts
Hazy Shade Of Winter / The Bangles
Produced by Rick Rubin.

The Bangles.com
☆LESS THAN ZERO(31位
♪Rock and Roll All Nite/ Poison
♪Hazy Shade Of Winter / The Bangles(2位)
♪Going Back to Cali"(31位)







Song What Have I Done To Deserve This ? / Pet Shop Boys & Dusty Springfield
Writter Neil Tennant, Chris Lowe, Allee Willis
Peak Highest charted position No.2, 1988/02/20 - 02/27 ♪♪
Action 7(1988/02/06)、5、2、2、5(1988/03/05)
No.1 Seasons Change / Expose
Father Figure / George Michael
Weeks 18(No.48; 1987/12/19 - No.75; 1988/04/09)
Top100 No.50 1988

Taken from Album ACTUALLY



 邦題「とどかぬ想い」は、新しい音楽の担い手として注目を浴びたペット・ショップ・ボーイズの二人がゲストに招いたダスティ・スプリングフィールドとのコラボレーション。残念ながらダスティは1999年3月2日に帰らぬ人となってしまいました。

Pet Shop Boys.comDusty Springfield.com

☆ACTUALLY(25位
♪It's A Sin(3位)
♪What Have I Done To Deserve This? (2位)
♪Rent






Song I Get Weak / Belinda Carlisle
Writter Diane Warren
Peak Highest charted position No.2, 1988/03/19
Action 8(1988/02/27)、4、4、2、6(1988/03/26)
No.1 Never Gonna Give You Up / Rick Astley
Weeks 16(No.56; 1988/01/16 - No.78; 1988/04/30)
Top100 No.57 1988

Taken from Album HEAVEN ON EARTH


 ダイアン・ウォーレンが書いた曲で、ここまでクセのある曲はあまり知りません。その印象を強くしているのは、ベリンダ・カーライルのヴォーカルスタイルなのでしょう。耳にこびりついた曲でした(笑)

Belinda Carlisle.com

☆HEAVEN ON EARTH(13位
♪Heaven Is A Place On Earth (1位)
♪I Get Weak (2位)
♪Circle in the Sand (7位)
♪I Feel Free (7位)
♪World Without You
♪Love Never Dies






Song Endless Summer Nights / Richard Marx
Writter Richard Marx
Peak Highest charted position No.2, 1988/03/26 - 04/02 ♪♪
Action 8(1988/03/05)、5、5、2、2、7(1988/04/09)
No.1 Man In The Mirror / Michael Jackson
Weeks 21(No.53; 1988/01/23 - No.99; 1988/06/11)
Top100 No.31 1988

Taken from Album RICHARD MARX


 デビューアルバムがセルフタイトルのリチャード・マークス。シンガーデビューの前からソングライターとして活動していた、という理由で、グラミーでは「こんなに売れたのに」ノミネートされなかった悲劇のアーティストです。とはいうものの、本人にとってはそんなことどーでもいいはず。曲のクオリティが高い事に加え、イーグルスの面々が参加しているために大ヒット。ちょっと出過ぎの感もありましたが、レコード会社の思惑です(笑)。

 デビューシングルの「Don't Mean Nothing」では、イーグルスのジョー・ウォルシュのスライドによるバッキングがカッチョエエです!

Richard Marx.com
☆RICHARD MARX(8位
♪Don't Mean Nothing (3位)
♪Should've Known Better(3位)
♪Endless Summer Nights (2位)
♪Hold On to the Nights(1位)
♪Have Mercy







Song Devil Inside / Inxs
Writter Andrew Farriss, Michael Hutchence
Peak Highest charted position No.2,1988/04/16 - 04/23 ♪♪
Action 7(1988/04/02)、4、2、2、4(1988/04/30)
No.1 Get Outta My Dreams, Get Into My Car / Billy Ocean
Where Do Broken Hearts Go / Whitney Houston
Weeks 21(No.65; 1988/02/13 - No.88; 1988/06/04)
Top100 No.46 1988

Taken from Album KICK


 セカンドシングルの勢いもナンバーワンを取りそうな感じでしたが、二組のアーティストにより阻まれてしまいました。こちらもギターサウンドとディスコ調のリズムがイカしていた曲。

Inxs.com

☆KICK(3位
♪Need You Tonigh (1位)
♪Devil Inside (2位)
♪New Sensation (3位)
♪Never Tear Us Apart(7位)
♪Kick
♪Mystify






Song Shattered Dreams / Johnny Hates Jazz
Writter Clark Datchler
Peak Highest charted position No.2, 1988/05/1405/28 - 06/04 ♪♪♪
Action 8(1988/05/07)、2、3、2、2、4(1988/06/11)
No.1 Anything For You / Gloria Estefan & Miami Sound Machine
One More Try / George Michael
Weeks 19(No.63; 1988/03/19 - No.89; 1988/07/23)
Top100 No.26 1988

Taken from Album TURN BACK THE CLOCK



 軽い感じのサウンドで80年代に前半に流行ったスタイルカウンシルとか、ヒューマンリーグとかの次世代という感じかなぁ。あくまでも個人的な印象でしか残っていないのですが、この後に登場するブリースとか、クラウデット・ハウスらと同じポップス(おしゃれなAORってくくってしまって良いのかなぁ)です。

Clark Datchler.com

☆TURN BACK THE CLOCK(56位
♪Me And My Foolish Heart
♪Shattered Dreams (2位)
♪I Don't Want To Be A Hero (31位)
♪Turn Back The Clock
♪Heart Of Gold
♪Don't Say It's Love






Song Mercedes Boy / Pebbles
Writter Perri "Pebbles" McKissack
Peak Highest charted position No.2, 1988/07/09 - 07/16 ♪♪
Action 9(1988/06/25)、6、2、2、8(1988/07/23)
No.1 The Flame / Cheap Trick
Weeks 18(No.77; 1988/05/07 - No.98; 1988/09/03)
Top100 No.26 1988

Taken from Album PEBBLES



 陰のある歌い方だからか、妙にサビの部分が耳に残っています。タイトルの「マーセデス」というのはつまり「メルセデス」のことで、ちゃんと発音すると「マーセデス」なのかぁ、と思ったりして。

Pebbles.com

☆PEBBLES(14位
♪Girlfriend (5位)
♪Mercedes Boy (2位)
♪Take Your Time
♪Do Me Right






Song Pour Some Sugar On Me / Def Leppard
Writter Joe Elliott, Phil Collen, Steve Clark, Rick Savage, Robert John "Mutt" Lange
Peak Highest charted position No.2, 1988/07/23
Action 10(1988/06/25)、7、3、3、2、4、9(1988/08/06)
No.1 Hold On To The Nights / Richard Marx
Weeks 24(No.93; 1988/04/23 - No.91; 1988/10/01)
Top100 No.19 1988

Taken from Album HYSTERIA


 Queenの「We Will Rock You」へのオマージュ作品。全米ナンバーワンになったバラードなんかより、よっぽどこっちの方がレップスらしいし、聴く者をロックさせてくれる。

Def Leppard.com

☆HYSTERIA(1位、1988/07/23-07/30、08/13、09/10-09/17 ♪♪♪♪♪)
♪Women
♪Animal(19位)
♪Pour Some Sugar On Me(2位)
♪Hysteria(10位)
♪Armageddon It(3位)
♪Love Bites(1位)
♪Rocket(12位)






Song Hands To Heaven / Breathe
Writter David Glasper, Marcus Lillington
Peak Highest charted position No.2, 1988/08/06 - 08/13 ♪♪
Action 8(1988/07/16)、6、3、2、2、7(1988/08/20)
No.1 Roll With It / Steve Windood
Weeks 29(No.90; 1988/04/16 - No.99; 1988/10/29)
Top100 No.9 1988

Taken from Album ALL THAT JAZZ



 サビのコーラス、リードシンガーが受け持つパートの高音が心地良い。なんとなくエア・サプライとか、そう言ったイメージが付きまとってしまうかもしれません。



☆ALL THAT JAZZ (34位
♪Don't Tell Me Lies (10位)
♪Hands To Heaven (2位)
♪Jonah
♪How Can I Fall?(3位)
♪Any Trick







Song I Don't Wanna Go On With You Like That /Elton John
Writter Elton John, Bernie Taupin
Peak Highest charted position No.2, 1988/08/27
Action 10(1988/07/30)、7、6、4、2、4(1988/09/03)
No.1 Moneky / George Michael
Weeks 18(No.60; 1988/06/18 - No.88; 1988/10/15)
Top100 No.23 1988

Taken from Album REG STRIKES BACK



 久々の大ヒットとなったエルトン・ジョン。アップテンポでライブ映えする曲。しっとりとしたエルトンも良いけど、ピアノをジェリー・リー・ルイスや、リトル・リチャードのようにかきむしるロックン・ローラー・エルトンも好きです。1、2位が友人同士と言うのも面白いです。後輩、一歩も引かず… みたいな(笑)

Elton John.com

☆REG STRIKES BACK(16位
♪I Don't Wanna Go On With You Like That(2位)
♪Town Of Plenty
♪A Word In Spanish(19位)
♪Mona Lisas And Mad Hatters (Part Two)







Song Simply Irresistible /Robert Palmer
Writter Robert Palmer
Peak Highest charted position No.2, 1988/09/10 - 09/17 ♪♪
Action 5(1988/08/27)、3、2、2、4、9(1988/10/01)
No.1 Sweet Child O Mine / Gun's N' Roses
Weeks 20(No.59; 1988/07/02 - No.93; 1988/11/12)
Top100 No.23 1988

Taken from Album HEAVY NOVA


 無茶苦茶渋い、というかこの曲がシングルカットされ2位にまで登り詰めるアメリカという国はつくづく凄いなぁ、と思います。「恋におぼれて」やパワーステーションと比べるとややパンチの物足りなさが・・・

 しかし、この曲を書いているのがJam & LewisであるJames Harris IIIとTerry Lewisの二人。1986年に当たり年となったジャネット・ジャクソンの『コントロール』を制作したプロデュースチームです。

 ソロ、パワーステーションなどで聞かれる彼のヴォーカルには心惹かれるものがあったので突然の訃報には驚かされました。 R.I.P.1949-2003


☆HEAVY NOVA(13位
♪Simply Irresistible(2位)
♪Early in the Morning
(19位)
♪She Makes My Day
♪Tell Me I'm Not Dreaming(60位)
♪Change His Ways
♪It Could Happen to You

1988年度第31回グラミー賞
♪Best Rock Vocal Performance, Male(最優秀男性ロックヴォーカル賞)- Simply Irresistible





コチラ(1988)ページでは全米ナンバーワンになった曲を紹介しています。

もどるhome1988年レビュー