野尻抱影氏の『星三百六十五夜』(歳時記型天文随筆集)や、その抱影氏から“二世天文屋”と命名された石田五郎氏の『天文台日記』に触発されて、僕も星を綴った1年間の日記を書いてみたいと思っていました。その間、小学生の頃に初めて手にした望遠鏡で見た木星の縞や土星の環の不思議な姿に感激して、それをどうにか他の人にも伝えられないかと書き始めたのが『天文日記』というスケッチブックです。新聞のスクラップやらが貼ってあるノートは合計6冊になりました。
 その頃、河出書房から出版されていた『星日記』(村山定男/藤井旭)に日々の星の表情も記すようになり、それ以降旅先や星以外の出来事も日記風に書きためていきました。
 『星三百六十五夜』や『天文台日記』には遠く及ばないにしても、そろそろ20年越しになら1年間ぐらいたまっているかもしれないと、最近になって編集を始めてみました。つたない文章ですが三百六十五日の星たちの表情を感じていただけたらと思います。

 素材は小学生の頃、初めて星のスケッチをつけた『天文日記』『天体観察ノート・1〜6』『星空観望』『メシエスケッチアルバム』を始め、1994年から2004年まで所属していた四街道市自然同好会へのエッセイ、インターネット上で綴った『今週のこの一枚』『星日記』『星空夜話』を元にして構成しています。その日、その日の元ネタを表示します。
 また、星のエッセイを書くようになったのは、これらのスケッチブックからですが、やはり一番の大きな影響は藤井旭氏の『ふじい旭の新星座絵図』に綴られたエッセイの数々。そして鈴木壽壽子さんの『星のふるさと』です。
 まだまだ文才が足元にも及ばないため、先生たちの名前を出すのはおこがましいかもしれませんが、365日お付き合い下さい。

『メシエスケッチアルバム』というのは、8センチの屈折望遠鏡と12センチの反射望遠鏡の2台で見たメシエ天体のスケッチと、そのときに綴ったコメント集で、自費出版した『一番星のなる木』の中ではコメントのみを収録しました。今回はスケッチもスキャナーで読み込み、公開することにしました。

 昔からスケッチを書くことが好きでした。スケッチは写真と違って、視野を覗いて紙に書き写すまでの記憶作業です。だから写真と違ってあいまいなところもありますが、写真と違うところは非常に注意深くなれること、細かいところまで見届けることができることなど、良いところがたくさんあります。一番大きなメリットは観察眼が良くなることでしょうか。望遠鏡を覗くときのコツが鍛えられます(笑)。そして、コレが一番僕にとって重要だったのが、「自分の目で生の光を見て対話できること」です。
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〜お薦めのエッセイ集〜
 日記として、歳時記として、エッセイとして今も愛読している本を紹介します。「こんな本もあるよ」っていうのがあったら、ぜひ教えてくださいね。

千曲川のスケッチ/島崎藤村(新潮社/1912)

星の歳時記/石田五郎(文藝春秋新社/1958)

星三百六十五夜/野尻抱影(恒星社/1969)

天文台日記/石田五郎(筑摩書房/1972)

ふじい旭の新星座絵図/藤井旭(誠文堂新光社/1976)

星のふるさと/鈴木壽壽子(誠文堂新光社/1977)

森の365日/宮崎学(理論社/1992)