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1月4日 しぶんぎ座流星群

 フトンに入る前は「ひろきの寝息が聞こえたら」と、起きるつもりが、毎度毎度「おっ、そろそろ入るかな?」寝息を数える間に、たいていこっちも落ちてしまう。時間が早ければ、体の睡眠モードが一定の時間で切れ、深夜に目が覚める。

 今夜はりゅう座流星群だと気合を入れたものの、大樹の寝息は

 「ひつじがいっぴきぃ・・・ ひつじがにひきぃ。。。」

 に近いものがあって、やっぱり寝てしまった。それでも目が覚めたのが4時半前で、半纏を羽織って庭に出ると、凍てついた星空がギラギラしていた。東の空には明けの明星と三日月が並んでいる。一週間ぐらい前のこの時間、金星はもっと上の方で輝いていたのに、すっかりと高度を落としてしまっている。

 他に星座巡りをしていると、頭上をひとつ、流れ星が走りぬけた。辿っていくと、みごとりゅう座の放射点から飛び出したようである。今日は「しぶんぎ座流星群(Quadrantids)」が極大を迎える。僕が寝る前に気合を入れたのは、まさにこの流星群を見るためだった。

 普通、流星群の名前は流れ星の素が地球に突入する入り口の方向の星座名を使うため「●●座流星群」と呼んでいる。実はこの流星群の名前である「しぶんぎ座」は現存しない。1928年に廃止されてしまったが、流星群に名前だけが残ったというわけだ。ジュローム・ラランド(1732-1807)が考案した“壁面四分儀座”に由来し、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と合わせて「三大流星群」と冠を与えられている。


 明日、金星と月が接近すると言う予報があり、せっかくだから写真に収めておくかと場所を色々検討してみた。明けの空が対象なら、やっぱり印旛沼だろうと、車を走らせた。
 風車付近に腰をすえ、お目当ての刻限まで車の中で待機。車窓から首だけ出して、有明を待った。西の火星が低い空で見えている。北の空にはヴェガ、東の空には、金星の下にアンタレスが赤かった。

---ほしにっき(2008)



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