7月17日「自然同好会」
 人間の手出しのできないと追い宇宙の向こうで、千年に一度の確率といわれる天体同志の衝突が起きている。シューメーカー・レビー彗星が木星に次々と衝突するという。すでにA、B核が未明に衝突し、イタリア、スペインの天文台でそれが確認された。
 そんな日、四街道市の自然同好会に呼ばれて、曇り空の下、この木星と星空について話をするよう頼まれた。何もわざわざ曇りの日にやらなくても、と言いたいところだが(まだみんな僕が雨男と言うことに気づいていない)、実はホタルの夕べと一緒にやろうという計画で、天気に左右されることない観察会だった。というのも、実際に晴れていても、木星と彗星の衝突が見えるわけでもないし。

 話をする前に、あれやこれやと考えても、なかなか上手くまとまらない。ホタルを追いながら、おぼろ月夜の今夜、雲の向こうにいる彼らのことを話しても、何だか、気の抜けた話になってしまいそうだった。
 それでも畦道に座った一人一人が、「うんうん」と、シルエットながらもうなずいてくれていたのがわかって嬉しかった。その夜会長から電話があって、これからも、この星の観察会を単独で催したいから、ぜひお引き受け願いたいとの連絡を頂いた。これはもう、だいぶ前から僕も考えていたことだったので、嬉しい依頼だった。会長は年内に2回は行いたいので、ぜひよろしく頼みますと言ってくれたので、こちらこそお願いしますと、トントン拍子。そこから、この四街道の自然を守る同好会との関係が繋がったのである。

---ほしにっき(1997)


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