以前住んでいた家の隣は空き家で、元緑地帯だったところに住居を建てたところ。その当時そこに植えられていた木がまだ残っていて、時々ふくろうがやって来ていた。彼らが独特の声で夜のしじまに声を響かせる時期になると、こちらの感覚も敏感になっていて、どんなに部屋の中がうるさかろうと、フクロウの声が聞こえると「あっ、来てる!」と言って部屋の明かりを全部消して、窓からそっとシルエットを眺めて楽しんでいた。きっと夜目が効く彼らからは、こちらがよく見えていたに違いない。
それからしばらくして実家で暮らすようになると、そこら中でフクロウが縄張り争いの声、オスがメスを呼ぶ声、メスの地鳴きなどが頻繁に聞こえるようになった。そして、時々聞こえてきた「猛獣の鳴き声」だったと言うことを知った(昨年は、裏山に入っていると「それ」で威嚇された)。
今夜も家のまえの街灯の上でキョロキョロ、仲間と鳴き交わしている。