星の歳時記
 タイトルが素敵ですね。まずそこに惹かれてポツリポツリと読み始めました。初版発行は昭和33年なので、昭和42年生まれの私が最初に手に取ったのは文庫本。文庫本は新旧の歳時記が掲載され、前半には雑誌『ニュートン』に連載していた『新・星の歳時記』が収録されています。

 

天文台日記
 中学校の図書館では、ある時期、読書が流行ることがあり(特に読書週間というのではなく)、その時に見つけた『天文台日記』。野尻抱影の『星三百六十五夜』のように毎日の日記ではありませんが(中には二〜三行でつづられている日もあり)、中学生にはおよそ理解できないような、というよりも天文台を訪れなければわからないような情景があって、当時は「なんとなくムズカシイ」とさえ思ってしまったほどです。

その後、折を見つけては読み続けていくうちに、星のこととは全く関係のない話題に詳しかったりして、藤井旭の『ふじい旭の新星座絵図』と併せて星の世界は視野が広い、と思ったものでした。特に音楽を聴きながら星を見るというのは斬新で、それ以降、友人と深夜喫茶で聴く「星を見ながら聴く音楽」をあさり続けています。

 

 斉田博さんの「天文意外史」を引き継ぐカタチ(とはいっても、VOL18〜VOL30と、ずいぶん間が開いてしまいましたが…)で、『星の手帖』に「天文史」を連載してくれています。

 

Vol.31 天文史1「3代目は楷書がき」〜ジェームズ・ブラッドリーの場合
Vol.32 天文史2「フラウンホーフェル線の発見者の短い人生」
Vol.33 天文史3「毒殺された天文学者」〜レギオモンタヌスの場合
Vol.34 天文史4「ファイノメナ」の天域 〜ギリシアの天文詩人アラトス
Vol.35 天文史5「ラプラス侯爵の栄光の生涯」
Vol.36 天文史「大プリニウスの博物誌」