9月28日「M77」
 僕が見てきた天体の中では、最も遠くにある銀河だ。5200万光年の彼方からはるばる届いた淡い光を、こうして覗いているこの瞬間というものが、どれだけ儚い時間なんだろう。光の旅から考えれば、僕の人生だって一瞬のうちに終わっているに違いない。そんなことを思うと、僕が生きている間だの時間が、とても貴重なんだということを思い知らされる。こんなにも微かで、たぶん多くの人たちの目には届かない淡い光から、大事なことを教えてもらう。
 秋は、特にこの手の銀河が多いんだけど、冬の星座たちが“ランラン”と東の空から昇ってきているから、どうも落ちついてみていられない。だから時々、フォーマルハウトのことを忘れてしまうことがあるくらいだ。(03h20m)

---メシエスケッチアルバム(1992)

屈折80ミリ42倍
反射120ミリ144倍
もどる一番星のなる木


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