星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)
12月14日 ふたご座流星群 

 本日の資料をまとめながらの徹夜観望。(これを話題にできるかな?)ビュンビュン飛んでました。首だけ窓の外に出してオコタに入りながら月の光をさえぎって。無常を決め込んでカメラを庭に残し、体力の続く限り資料作成… その間も飛んでくれていました(写真)。

ぽろん


---ほしにっき(2022)




12月14日 ふたご座流星群 

 今夜のテレビ・ニュースで取り上げられていましたが、ふたご座流星群が極大を迎えています。 ここ、関東はあいにくの雨模様でその様子をうかがい知れませんが、この雨の中に流れ星が混じっているかもしれません。

  多くの人は(実は私もずっと昔は)夜空に瞬いていた星が「突然ポロン、と流れる星だと思っているようですが、実は宇宙空間を漂っている塵が大気に突入した際に発光する現象で、摩擦によって、星のように輝いているにすぎません。それが落ちないでゆっくりと大気中に漂うわけですが、そのうち雨粒に捕らえられて地上に降ってくるのです。
  顕微鏡などで覗かないとわかりませんが、流れ星であれば大気の摩擦で真ん丸になっているので、すぐにわかります。大きさは、1mmあるかないか。

  ふたご座流星群の毋天体はファエトンという小惑星です。

  もう40年以上も前の話になりますが、中学生の頃、友人と集まってこの流星群を日の出まで眺めていたことがありました。気温は氷点下まで下がるし、雹は降ってくるしで、今となってはいずれも楽しい思い出になってしまいましたが、このシーズンの星見は凍傷になるかと思ったぐらい必死になって体を温めることに必死でした。
  その頃と比べると夜も氷点下まで下がる日は滅多にないし、星空も明るくなってしまい3等星まで見えるかどうか、という変化ばかりが目立ちます。

 あの日から毎年のように「ふたご座流星群」を眺めていますが、今のところのレコードは、中学時代に友人らと、「羽田空港の整備員」とおっしゃった飛び入りの方と明け方まで眺めた初回が、最もポロンを数え上げ、100を超えました。その中には(後に)人工衛星の落下というおまけまで加わりました。

 しかし今年(2006)はマスコミにまで取り上げられたのに、久しぶりの本格的な雨で流れてしまったようです。

---ほしにっき(2006)

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