2月10日「関孝和」
長年通勤していた職場の近くに、関孝和(?-1708)のお墓がありました。渋川春海(1639−1715)と時同じく、中国から伝わった授時暦を研究し、改暦の機会をうかがっていたようですが、春海が貞享歴を献上したために天文(暦)での実績を残していない和算の大家です。ただ、関孝和の流れから「当代の名人」とか、関孝和と並んで「和算の二大焦点」と呼ばれることになる安島直円(1732-1798)が続いていきます(直円は、のちに月面クレーターに名前を残すことになった)。
あの辺りにはお寺さんが多かったな、と思っていましたが、まさかこんなに近いところにあるとは思ってもみませんでした。お墓参りに行った時は、すでに夕暮れでビルとビルの間から宵の明星の姿が確認できるほどの夕暮れでした。この日は水星の当最大離角でもあったのですが、残念ながら、都内で水星を見ることができませんでした。 |
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---星空夜話(2020) |
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