5月21日 25年ぶりの金環日食
ほぼ奇跡に近いことが起きました。まさに、その瞬間を狙ってくれたかのように環状(Annular)の太陽が現れました。写真から見てもわかる通り雲の飛来が多く、食の開始から雲、雲、雲・・・
それが07h32m~07h37mごろに掛けて雲の間から姿を現してくれたのです。これを奇跡と言わずなんと表現したら良いかわかりません(前回の日食の時もそうだった)。
やりたいことはたくさんあったし、個人的には(ずっと言い続けていたこと)静かに神秘的な金環を眺めていたかった。もっと写真も撮りたかった。実質、約5分の間に太陽と月を眺めたのは1分もなかったと思います。
しかし、子供たちの歓声や「スゲー」ものを見る表情が素晴らしく、間接的な金環食を楽しめたのです(彼らを見ているほうが楽しかったぐらい)。
写真に収めることもどうだっていい、この瞬間は仕組まれたものではなく自然にわき上がった子供たちの素直な反応だから。これも金環日食と同じぐらいめったにあることではないでしょう。
天を仰いで実物を見ていなくても子供たちの表情や歓声から、「それ」が楽しめたのです。だからカメラのシャッターを切ることすら忘れ子供たちの反応を楽しませてもらいました。私はそれで満足です。この機会を学校行事で忙しい中組んでくれた先生方に感謝したいと思います。
ありがとうございました。 |