Photo by Toshiharu Minagawa.


ウィンダム・ヒルの歴史はウィリアム・アッカーマンの歴史でもあります。特に彼がプロデュースした作品は、レーベル色が色濃く反映されているといってよいでしょう。というのも、やはり彼がウィンダム・ヒルそのものだからに他ありません。
  ここでは、ウィンダム・ヒル・レーベルを売却した後に立ち上げたImaginary Roadという新しいレーベルに併せて新設したウィルのスタジオ、イマジナリー・ロード・スタジオで製作されたウィルのプロデュース作品のうち、2010年にリリースされたアルバム、ならびに元ウィンダム・ヒルのアーティストのアルバムを紹介します。

なお、オムニバスなどのエグゼクティブ作品は割愛しています。ウィンダム・ヒルの作品集はコチラをご覧下さい。


2005年のピアノソロ以来5年振りの作品で、今回もアッカーマンによってプロデュースされています。(レビュー
(2010/01/20)




 オーストラリアのピアニスト。ジャケットにはLuka Bloomの名前がクレジットされています。ピアノアンサンブルが楽しめる一枚。大きな組曲風の作品が特徴。また、SACDでもリリースされていて、より大きな音楽に包み込まれる体験が楽しめます。ウィンダム・ヒル系の音楽としては初のサウンドです。(レビュー
(2010/01/26)




これで4作連続でウィルとのコラボを実現してくれたアン。もっとも自然の空気を感じさせてくれるピアノアルバムです。ジャケットの風景写真も、毎回のように「写真集」のような美しい画を見せてくれます。(レビュー
(2010/02/09)




 DevinのピアノとErinのギターによるユニットです。意外にもウィンダム・ヒルからは組み合わせのアルバムは制作されませんでした。とにかくうっとりします。(レビュー
(2010/03/01)




 ピアノアンサンブルという、イマジナリー・ロードでレコーディングされるアルバムの中では、もっともポピュラーなスタイル。これがまさに今のアッカーマン・サウンドということになるのでしょう。(レビュー
(2010/06/01)




 イマジナリーロードスタジオにてレコーディングされたギターアルバム。アッカーマンを始め、チェロのユージン・フリーゼンなど、いつもの顔ぶれです。本人のサイトからは、この時のレコディングセッションの様子を動画(YouTube)で見る事ができます。なかなか良いです。(レビュー
(2010/10/01)








 イマジナリーロードスタジオにてレコーディングされたピアノアルバム。本人にとっては2ndアルバム。アッカーマンプロデュース作品。チェロのユージン・フリーゼン、フリューゲルホーンのジェフ・オスターなど、いつもの顔ぶれです。(2010/09/14)(レビュー
THE FIRST SET / Jeff Garver-2010-
Jeff Garver
 わずか7曲しか収録されていませんが、シンプルであり、ダブルトラックによるギターデュオも演じています。レビュー
(2010/07/27)




NEW ENGLAND ROADS / William Ackerman -2010-
 ここ最近のアッカーマンは、過去の楽曲を再レコーディングでしたが、今回は久し振りの新曲です。プロデュースはコリン・ネルソン。アルバムジャケットで、カメラ目線は初めての事。(レビュー
(2010)



T WITH THE MAGGIES -2010-
T with the Maggies
 元ナイトノイズのTríona Ní Dhomhnaillと姉のMaighread Ní Dhomhnaill、アルタンのMairéad Ní Mhaonaigh、元クラナドのMoya Brennan(エンヤの姉)が結成したヴォーカル主体のアルバムです。いやいやハーモにーが美しい!(レビュー
(2010)



GLACIER SOUNDSCAPES/ Jill Haley-2010-
 ウィンダム・ヒルのオーボエ作品といったら『ELEMENTS』が思い浮かびますが、その音楽性を受け継ぐようなスタイルのアーティスト、Jill Haleyのソロ。(レビュー


|Imaginary Road Studios 2010|Imaginary Road Studios 2011Imaginary Road Studios 2012
 
 
(2023/06/03)