ウィル・アッカーマンが新たに設立したImaginary Road(イマジナリー・ロード)。この新しいレーベルの名前は、アッカーマンのソロ・アルバム『IMAGINARY ROADS』から来ているのはいうまでもありませんが、かつてのウィンダム・ヒルを彷彿とさせるような新しい音楽が制作されました。しかし本人のアルバムも制作されないまま、ウィンダム・ヒル同様売却していまい、現在は新しい動きもありません。


Imaginary Roadのレーベルロゴマークは、最終的に渦巻き模様に落ち着きました。


THE CHANT OF CHRISTMAS MIDNIGHT -1995-
Releace Date ; November 21,1995
Catalog Number ; 7314528869

 記念すべき新しいレーベルの第一段は、なんとアカペラ・アルバムでした。アッカーマンも共同プロデュースに名前を連ねていますが、これは『グレゴリオ聖歌』が流行った年にレコーディングされたアカペラによるクリスマスキャロル集です。




A DIFFERENT MOZART -1996-
Releace Date ; October 8,1996
Catalog Number ; 731453406520




SONGS FROM EINSTEIN'S VIOLIN / Frank Tedesso -1996-
Releace Date ; August 6,1996
Catalog Number ; 731453284


 サングラスを掛けたらリック・ルービンのような風貌とかしてしまうフォーク・シンガー。まるで詩人が自作の詩を朗読するためだけに、ギターをつま弾いているかのようです。インナーの写真ではウィルとコリンが背後に覆い被さってしまうほどの大柄な人物のようです。ウィルの砕けた笑顔が印象的。




ROB EBERHARD YOUNG / STICK AND BONES -1997-
Releace Date ; March 11,1997
Catalog Number ; 314 534 468-2

アッカーマンの秘蔵っ子と言われてデビューしたアコースティック・ギタリスト。その風貌からはザック・ワイルドを連想してしまいがちですが、そのプレイはマイケル・ヘッジス張りの奏法を披露しています。アッカーマンを初め、マイケル・マンリング、マイケル・ヘッジスとの共演が嬉しい一枚。

レビュー





ON A WINTER'S NIGHT / A SEASONAL COLLECTION -1997-
Releace Date ; September 23,1997
Catalog Number ; 731453614321


 同じ年にリリースされた『A WINTER'S SOLSTICE VI』と対をなすような性格のクリスマス・アルバムです。『VI』はプロデューサーの性格が反映しジャージーな雰囲気の曲が多かったのに対し、こちらはウィンダム・ヒル初期の「コレクション」を彷彿とさせるようなアコースティック主体の性格をもっています。また、ウィンダム・ヒルアーティストが大半を占めているのも何やら意味ありげではないでしょうか。

レビュー





HARPESTRY / A CONTEMPORARY COLLECTION -1997-
Releace Date ; August 5,1997
Catalog Number ; 731453614222






STEVE ERQUIAGA
/ CAFE PARADISO a contemporary collection of preludes and dreams
Releace Date ; February 3,1998
Catalog Number ; 731453676527


ウィンダム・ヒルのオムニバスに常連として名を連ねていたスティーヴ・アキアーガの待望のソロアルバム。アンディ・ナレルバンドのギタリストとしてレコーディングはありましたが、レーベルを替えて初のソロアルバム。それもニューシネマパラダイスを中心としたアコースティック・ギターアルバムです。スティーヴのギターはナイロン弦による独特の柔らかさが特徴の音色です。




JENNIFER KIMBALL / VEERING FROM THE WAVE -1998-
Releace Date ; August 18,1998
Catalog Number ; 731455808124






HARPESTRY -1998-
Releace Date ; November 3,1998
Catalog Number ; 731455835120





THE SONG OF ANGEL

 このレーベルから最後にリリースされたのは、記念すべき第一段となったアカペラ・グループのアルバムで締めくくられました。


このレーベルさえも売却してしまったウィルですが、スタジオでのプロデュース業に力を入れはじめました。そこではかつてのウィンダム・ヒルのスピリッツを蘇らせたような音楽が次々に作り出されています。
 しかし、ウィンダム・ヒルの時と違うのは、ひとつのレーベルからリリースするのではなく、それぞれのアーティストたちのレーベルからのリリースという形態をとっています。ウィルも自身のレーベルとして、自らのソロ・アルバムを一枚リリースしているにとどまってるMary's Treeや、Adam Wernerらと共同で立ち上げたNew Land Musicがありますが、あくまでも制作だけを行い、そこから先の仕事は(いわゆるレコードにして販売するという流れ)にはタッチしていません。それが功を奏したのでしょうか、年間に何枚ものウィルがプロデュースするアルバムがゾクゾクとリリースされるようになりました。しかも、そこにはかつてウィンダム・ヒルに所属していたアーティストたちとの共演を多数聴くことができるようになり、ファンにとっては嬉しい悲鳴をあげています。(ウィルの手がけている作品集のページへ)



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