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メインはデヴィンのギターとエリンのギター。そしてデヴィンはギターの他にも(当初はこの楽器とのデュオだと思っていました)ピアノとベースに持ち替えて、ミュージシャンとして器用なところを披露しています。 アルバムは彼ら2人に加えて、アッカーマンサウンドの担い手である面々が参加しあて音色を豊かにしてくれています(クレジット参照してください)。録音セッションは古く、2007-2009年に掛けて行われています。 収録曲は、どれもドライヴィング・ミュージックのような軽快さが詰まっていて、まさにジャケットを音にしたかのような感じがします。それがもっとも顕著に表れているのが「Nevada」でしょうか。まあ、アメリカ本土に行ったことがない私が、いかにも行ってきたかのよう、見てきたかのように書いてもピンと来ないとは思いますが、まさに「アメリカっぽい大地を連想」させてくれます。そしてそれが他の方にも伝われば嬉しく思います。でもこのプロダクションは、なかなかな想像力をかき立ててくれます。 このアルバム、不思議なことにギター、ピアノ(スタジオのスタインウェイ)、チェロ(ユージン・フリーゼン)、イングリッシュ・ホルン(ジル・ハーレイ)といったいつもの組み合わせを、新曲で聞いているのに、どういうわけか、いつものImaginary Roadに聞こえてこないのです。かなりモダンな感じが強く印象に残るのはジャケットのせいなのかも、と思っています。サウンドは、ナチュラルな広がりを響かせ、各楽器はほぼ中央から鳴っています。 アッカーマンが唯一参加している(思わず演奏したくなった?)「Whiskey In The Watertower」では、エンディングでちょこっとソロを披露してくれていますが、そのサウンドの厚みはレイナード・スキナードに匹敵するほどの迫力です。アルバムの中で最もワイルドな曲。 |