Photo by Toshiharu Minagawa. |
ウィンダム・ヒルの歴史はウィリアム・アッカーマンの歴史でもあります。特に彼がプロデュースした作品は、レーベル色が色濃く反映されているといってよいでしょう。というのも、やはり彼がウィンダム・ヒルそのものだからに他ありません。 ここでは、ウィンダム・ヒル・レーベルを売却した後に立ち上げたImaginary Roadという新しいレーベルに併せて新設したウィルのスタジオ、イマジナリー・ロード・スタジオで製作されたウィルのプロデュース作品のうち、2015年にリリースされたアルバム、ならびに元ウィンダム・ヒルのアーティストのアルバムを紹介します。 なお、オムニバスなどのエグゼクティブ作品は割愛しています。ウィンダム・ヒルの作品集はコチラをご覧下さい。 |
一枚目はピアノソロ、そして二枚目(!なんと、開けてみるまでは一枚ものだと思ってました)は、スタジオアンサンブル。なんと豪華なアルバムでしょうか!。(レビュー) |
NEXT / Jeff Oster
-2015- |
Imaginary Road Studios作品のアルバムジャケットのうち、最近の中ではもっとも「カッコイイ!」と思ってしまいました。アルバムタイトルトラックには、なんとナイル・ロジャース!ウィンダム(イマジナリー)・ファミリーからもMichael Manring、Philip Aaberg、Todd Boston、Catherine Marie Charlton、Shambhu、Noah Wildingらが参加。もちろんウィルのギターも。(レビュー) |
LEARNING TO FLY / Neil Tatar
-2015- |
まったく私には未知のギタリストですが、久々にこのスタジオへMichael Manringがやって来たことを考えると、かなりの大物だったりして? (レビュー) |
JOURNEY HOME / Raphael Gorten -2015- |
Willのギターを借りてレコーディングされたという、ソロ・デビューアルバム。(レビュー) |
SONGS OF LEAVING / Angelo Rapan -2015- |
ピアノ・アンサンブル。そのアンサンブルはジャケットから想像、期待できるイマジナリー・ロード・サウンド。セッションメンバーはWill Ackerman、Charlie Bisharat、Tom Eaton、Eugene Friesen、Jeff Haynes、Tony Levin、Jeff Oster、Premik Russell Tubbs、Noah Wildingという、いつもの布陣。(レビュー) |
WATER AND LIGHT /Loren Evarts -2015- |
ピアノ・アルバム。参加はEugene Friesen, Tony Levin, Jeff Haynes, Tom Eaton, Jill Haleyといういつものイマジナリー・ロードサウンドが頭の中で流れてくる布陣に、イタリア人フルーティストのRhonda Larsonがフューチャーされています。(レビュー) |
DIVIDING THE DARKNESS / Steve Rivera -2015- |
ピアノ・アルバム(普段はKAWASAKIを使っているとのこと)。参加メンバーはCharlie Bisharat、Eugene Friesen、Tony Levin、Noah Wilding、Jill Halley、Tom Eaton、Premik Russell Tubbs、Jeff haynes、Will Ackerman、Gus Sebring (レビュー) |
NIGHTBOUND / David Lindsay -2015- |
ギターアルバム。参加はEugene Friesen, Tony Levin, Charlie Bisharat, Jeff Haynes, Michael Manring, Will Ackerman, Tom Eaton, Jill Haley, Paul Kochanski, Noah Wildingといういつものイマジナリー・ロードサウンドが頭の中で流れてくる布陣。アルバムコンセプトは「夜」。嬉しいことにデヴィッドオリジナルの♪Nocturneが収録されています。デヴィッドの音楽の基本はクラシック(リュート)とのこと。ジャケットもいい。(レビュー) |
EVERYTHING IN BETWEEN / Jeffrey Seeman -2015- |
ギターアルバム。アーティスト・ポートレイトを見る限り、私好みのスライド・スタイルです。これにウィルもギタリストとして参加していて、この二人の奏でる楽器の音色の違いを楽しむのも一興です。他にマンリングも参加。 (レビュー) |
GRATITUDE / Joe Heinemann -2015- |
リリース時期にはぴったりのジャケットに目が惹かれました。今までは大自然の中のスタジオで制作されているので、そうした雰囲気のジャケットが多かったので、都会的な感じの雰囲気に「あれっ?」という感じでした。 このピアノのアルバムは、チェロのユージン・フリーゼン、イングリッシュ・ホルンのジル・ハーレイとのトリオ編成。(レビュー) |
THERE WAS A TIME / Kathryn Kaye -2015- |
5thアルバムもWill Ackermanプロデュースでレコーディングされたピアノ・アルバム。チェロのEugene Friesenをはじめ、イングリッシュ・ホルンのJill Haley、ヴァイオリンのCharlie Bisharat、Tony Levin and French horn (Gus Sebring)が参加。(レビュー) |
ELYSIAN / Lynn Yew Evers-2015- |
前作はピアノ・ソロでしたが、2016年のニューアルバムにはWill Ackerman, チェロのEugene Friesen, ヴァイオリンのCharlie Bisharat, フルートのWouter Kellermanが参加しています。(レビュー) |
WHERE BUTTERFLIES DANCE / Ann Sweeten -2015- |
AnnもKathrynと同じくウィルのプロデュースで5作目となるアルバムをリリース。 AkaneSetiawan, Charlie Bisharat, Eugene Friesen, Jeff Pearce, Trisha Craig, Will Ackerman, Andrew Engが参加。(レビュー) |
SIGNATURE -SYNCHRONICITY/SOLO- / Fiona Joy -2015- |
ピアノ・ソロとアンサンブルの2枚同時にリリースされた『SIGNATURE』。ソロ(一部ギターあり)はクッキー・マレンコ(A WINTER'S SOLSTICE)、アンサンブルはウィル。参加ミュージシャンはウィルのギターをはじめ、Eugene Friesen、Jeff Oster、Marc Shulman, Premik Russell Tubbs, Nick Hawkins, Jeff Haynes, Rebecca Daniel, Paul Jarman, Tony Levin。SOLOではギターにLawrence Blattが参加しています。なお、SOLO版は2016年にオーディオファイルであるSACD盤がリリースされました。(レビュー) |
SAFE IN YOUR ARMS / Scott Cossu -2015- |
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ジャケットを見ているだけで微笑ましく、また、とても懐かしい時間が戻ってきたような感覚に陥ってしまいました。まっかなスニーカーを履いて、リズムを刻みながらステージを舞うようにピアノを奏でていた彼の姿が「ふっ」と目に浮かびます。ウィンダム・ヒル時代の楽曲をピアノ・ソロでリ・レコーディングしてくれました。 |
|Imaginary Road Studios 2013|Imaginary Road Studios 2014|Imaginary Road Studios 2015| |
(2024/07/14) |