星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)



ドビュッシーのこと

私にとってのドビュッシーは
彼の紬出す音楽が水か空気のようなものだから
ごく自然に体の五感に馴染んできます
特に“夜の音楽”と言わしめる独特の間と響きの連続

なぜ私がここまでドビュッシーにのめり込んでしまったのかといえば
まずは絵画的なタイトルはもちろんのこと
ジャン・コクトー(1889.7.9-1963.10.11)が
彼の音楽を評して次のように語ったからです。


歴史の開闢以来
大自然をにぎわしている不思議なつぶやきや片言
しかしこれらは人間に伝える声を持たなかった
それを初めて歌い上げ
人間の声に変えたのがドビュッシーであった



最初に聴いた彼の作品は冨田勲が1974年に発表した
シンセサイザーによる『月の光』でした。

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その後
それらの原曲を聴いてみたくなり
何気なく手にしたミシェル・ベロフの弾いた『前奏曲集』



友人宅でカセット・テープへダビングする際
アナログ・オーディオのレベルメータの触れる様を見ていて
もしかしたら催眠術にかかったのかもしれません
室内灯を消しオーディオのみの灯りが部屋を照らしている
そんな状況の中で
コーディオアンプのレベルメーターが揺れるのをじっと見つめていたから
暗示にかけられたのかも

まさにドビュッシーの言うところの“夜の音楽”にふさわしい雰囲気だったから

クロード・アシル・ドビュッシー(1862.08.22-1918.03.25)

「フランスの作曲家」

2008年は没後80年、2012年は生誕150周年にあたります。


 

 

~ドビュッシー作品(特にピアノ作品を中心として)~

ミシェル・ベロフ(ドビュッシーの素晴らしさを教えてくれた天才)

アルトゥーロ・ベネゲッティ・ミケランジェリ(未完に終わった気難しい全集)

フィリップ・カッサール
(ドビュッシーの好んだ音色による全集とマラソンコンサート)

ピアノ作品全集

前奏曲集

ピリオド楽器で奏でるピアノ作品

ドビュッシーへのオマージュ

室内楽作品

オーケストラ作品

声楽作品

そのほか

燃える炭火に照らされた夕べ
(Les soirs illuminés par l'ardeur du charbon)

選ばれた乙女
(La Damoiselle élue)

星の夜
(Nuite détoiles)


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