星の音楽、宇宙の響きというページ名にしてみましたが、特にクラシックの世界における、その手の「タイトル」の曲を集めてみました。中には、モロ、星空からインスピレーションを受けて作曲された曲もあり、興味は尽きません。

 また、1900年に入ってからは、いわゆる現代音楽の中に宇宙・天文に関係するテーマが取り入れられていく傾向が強くなってきているようです。
 私には現代天文学が、自らの観測結果から導いた「神の作った気まぐれな宇宙」という束縛から離れたことが大きく影響しているのでは?と思えます。

 天体望遠鏡や写真などの観測結果や実験によって得られた姿から考察し、数学や物理などの世界が解く「無機質な宇宙の姿」の発見。それが通信手段の発達により世界中に届けられるようになり、それに呼応するかのように、感受性の豊かな作曲家たちが無調の音楽に傾倒していった… そんな風に思っています。

 私は作曲家ではないので、そのイマジネーションはまったく関知するところではありませんが、「無機質の世界」と「無調の音楽」は相性がいい?そんなことを考えながら耳を傾けると、現代音楽も普通に(笑)聞くことができるようになりました。

 ここでは、テーマが完全に星や宇宙とかかわりのあるもの、あるいはタイトルだけ借用してきたもの、作曲家の意に反して、のちの人が「らしい」タイトルを付けた曲までをご紹介します。

 これらの曲を、実際に星空を眺めながら聴くもよし、宇宙論や星座(ギリシア神話など)に関する本を読むときのB.G.M.で聴くもよし。

随時追加中。

 

中世 ~1700
曲名
原題
作曲家
天体のハルモニア
Celestial Hierarchy
天文の女神ウラニア
Urania

 

1701~1800
曲名
原題
作曲家
歌劇「惑星の調和」(1723)
La concordia de' pianeti
アントニオ・カルダーラ(1670-1736)
組曲「惑星の性質ないし本質」(1739?)
Die Natur und Eigenschaft der Planeten
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)
交響曲第43番「マーキュリー*」(1771)
Symphonie No.43
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809)
Symphonie No.41
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)

*出版社がつけたニックネーム

 

1801~1900
曲名 原題 作曲家
宵の明星 Op.180
Abendsterne
ヨーゼフ・ランナー(1801-1847)
カドリーユ「北極星」Op.153
Nordstern-Quadrille
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)
ポルカ「宵の明星」Op.249
Hesperus-Polka
ヨハン・シュトラウス II
ポルカ・シュネル「暁の明星」Op.266
Lucifer-Polka
ヨハン・シュトラウス II
流れ星 Op.96
Sternschnuppen, Walzer
ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870)
明星レントラー Op.220(1867)
Hesperus-Ländler
ヨーゼフ・シュトラウス
天体の音楽 Op.235(1868)
Sphärenklänge, Walzer
ヨーゼフ・シュトラウス
金星の軌道 Op.279(1870)
Hesperus-Bahnen, Walzer
ヨーゼフ・シュトラウス
金星の日面通過(1883)
Transit of Venus
ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)
月の光(1890)
Clair de Lune
クロード・ドビュッシー(1862-1918)

 

1901~2000
曲名 原題 作曲家
The Planets
グスタフ・ホルスト(1874-1934)
喜歌劇「天文学者」(1916)
Der Sterngucker
フランツ・レハール(1870-1948)
Music of the Spheres
ルーズ・ランゴー(1893-1952)
黄道十二宮(1932)
le zodiaque
ジョルジュ・ミゴ (1891-1976)
星空の詩(1933)
vers la voûte étoilée
シャルル・ケックラン(1867-1950)
オリオンの3つ星(1939)
As tres Marias
ヴィラ=ロボス(1887-1959)
ファブリシウス博士(1945)
le docteur fabricius
シャルル・ケックラン
交響曲「世界の調和」(1950/51)
Die Harmonie der Welt
パウル・ヒンデミット(1895-1963)
Atlas Eclipticalis
ジョン・ケージ(1912-1992)
Ainsi la nuit
アンリ・デュティユー(1916-2013)
Etude Australes
ジョン・ケージ(1912-1992)
黄道十二宮(1975)
Tierkreis
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007)
交響曲第5番「天球の交響曲」(1975)
Sinfonia di Sfere
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991)
Freeman Etudes
ジョン・ケージ(1912-1992)
Etudes Boreales
ジョン・ケージ(1912-1992)
黄道十二宮図(1982)
Zodiak
カスパー・ディートヘルム(1926-1997)
Pleiades Dances
吉松隆(1953-)
銀河巡礼(1987)
Starry Sky Cycle
ウルマス・シサスク(1912-1992)
プレアデス(1989)
Starry Sky Cycle
ウルマス・シサスク(1912-1992)
天の川(1990)
Starry Sky Cycle
ウルマス・シサスク(1912-1992)
Starry Sky Cycle
ウルマス・シサスク(1912-1992)
星のどうぶつたち(1994/95)
The Zoo in the Sky
田中かれん(1961-)

 

2001~
曲名
原題
作曲家
冥王星(2000)
Pluto, The Renewer
コリン・マシューズ(1946-)
惑星(2002)
The Planets
ロムアルツ・ヤルマクス(1931~)
アステロイド4179:トータティス(2005)
Asteroid 4179: Toutatis
カイヤ・サーリアホ(1952-)
オシリスに向かって(2005)
Towards Osiris
マティアス・ピンチャー(1971-)
ケレス(2005)
Ceres
マーク=アントニー・タネジ(1960-)
Une page d'ephemeride
ピエール・ブーレーズ(1925-2016)
コマロフの墜落(2006)
Komarov's Fall
ブレット・ディーン(1961-)
かみのけ座(短調のための12の練習曲)(2009)
Coma Berenices
マルカンドレ・アムラン(1961-)
アンドロメダ銀河(2014)
Andromeda Galaxy
菅野 由弘(1953-)
惑星 (2016)
The Planets
惑星   ペント・ロレンツェン
星座   ジャン・フロワドゥヴォー

 

 
 
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