星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

ドビュッシーのオーケストラ愛聴盤

 個人的にはドビュッシーのオーケストラ作品は『牧神の午後への前奏曲』『夜想曲』『海』以外はあまり聴きませんが、ひとたび耳をかたむけると、その不思議な響きに魅せられてしまいます。

海(1903/05)

夜想曲(1897/99)
The Nederlands Kamerkoor Women's Choir
Klaas Stok ; Choir Master

牧神の午後への前奏曲(1892/94)
Emmanuelle Reville ; Flute solo

Emmanuel Krivine ; Conducting
Orchestre Nationala De Lyon

Recoeded on Jan. 28-31 1993/Sep. 25-30 1995
COCO-80099

 ドビュッシーの代表的なオーケストラ作品が3曲まとめて聴ける超!お得盤です。ドビュッシーのオーケストラ作品は、この三曲のカップリングが結構多いです。アンセルメ盤しかり。フランスの香り漂う演奏です。

牧神の午後への前奏曲

管弦楽のための映像

Pierre Boulez ; Conducting
The Cleveland Orchestra

レコード会社の思惑か、選曲が渋い(その点で見ればブーレーズの選曲か)。できることなれば、上記で紹介しているクリヴィヌ盤のようなオーソドックスな選曲だったら良かったのに。技巧派揃いのクリーヴランド管弦楽団を見事にドライヴさせ、ドビュッシーの管弦楽作品を、これ以上ないほどクリアに聴かせてくれています。ラヴェル向きかなぁ。

夜想曲
クラリネットと管弦楽のためのラプソディー第1番
バレエ音楽『遊戯』
交響詩『海』

Pierre Boulez ; Conducting
The Cleveland Orchestra

 ブーレーズがグラモフォンと契約をして、指揮活動に再び乗り込んできたのは非常にうれしい。特に、この頃のレコードはジャケットにも共通のイメージがありました。このアルバムには彼の代表的なオーケストラ作品が2曲、夜想曲と海がカップリングされています。非常にクリアな演奏。

雪が踊っている

雨の庭
月の光
アラベスク第1番
沈める寺
パスピエ
亜麻色の髪の乙女
ゴリウォーグのケークウォーク
雪の上の足跡

Recoeded on 1973-1975.
09026-63588-2

牧神の午後への前奏曲
 米国のみでリリースされた冨田勲の編集された『ドビュッシー・アルバム』です。1作目に3作目の『火の鳥』に収録されていた“牧神の午後への前奏曲”が追加収録されています。いわゆる電子音楽の演奏ですが、冨田氏の作品全てに通じる音のパレットが豊かで、他のシンセサイザー音楽とは一線を画しています(アレンジとはこういうモノ!)。氏曰く「オーケストラを演奏したかった」ということなので、あえてこのページに加えてみました。

夜想曲(1897-1899)

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