星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

二挺のための作品集のページへようこそ。

 私が星空を眺めるときの傍らで流している(聞いていない)曲のほとんどは、クラシックなのですが、その中でも特に好んで選曲しているのが、古典期を境に作曲されているヴァイオリン・デュオ、もしくはヴァイオリンとヴィオラ、チェロといった組み合わせによる二梃の弦楽器による作品集です。
 自分でもここまでのめり込むとは思ってもみませんでしたが、あるようで無い。無いようで、しばらく間を置いて探がしてみるとザクザク出てくる、といった感じなので、まだまだお宝は出てくるのではないでしょうか(笑)

 ヴァイオリンが二挺で奏でるサロン的な味わいのあるデュオに惹かれたきっかけをつくってくれたのは、リコーダーの天使と形容されたミカラ・ペトリとエリザベス・セリンがレコーディングしたゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767)の『2つのリコーダーのためのソナタ』を手にしたことがきっかけでした(ヴァイオリンではなくリコーダー)。

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  同じ楽器同士のデュオという組み合わせはピアノぐらいしか知らなかった頃、このリコーダーだけの作品や、図書館で何気なく手にしたフランスの作曲家ジャン・マリー・ルクレール(1697-1764)の「二梃ためのヴァイオリン・ソナタ」は新鮮な驚きでした。当時は、そうした器楽のソナタというのが、どうも堅っ苦しくて敬遠しがちでした。そんな気持ちを追い払ってくれたのが、2枚のこのアルバムです。

  ルクレールを知らなかった私が、このアルバムに手を伸ばしたのは、大好きな作曲家テレマンと同期の作曲家だったからです。そして実際に耳に届いた音色も想像(もしくはそれ以上)していた感じとは程遠く、何よりも聴いていてウキウキとした気分になれたのです。これはバロック特有のものだろうかと思いましたが、どうやらピリオド楽器にその理由が秘められていそうです(それ以降、ピリオド楽器へと傾倒してゆくワタクシ…)。まさにテレマンのリコーダーデュオのヴァイオリン版といった趣でした(個人の感想です)。

 そんなことから「二梃のヴァイオリンデュオって面白い!」と思うようになり、ルクレール以外の作曲家でも探し始めました。さて、ここで紹介している器楽同志のデュオによる作品は、バロック~古典派あたりに集中しています。これは私の好みがバロック周辺、ということが大きく影響しているのですが、ディスクを探しに行くときも、そのジャンルあたりしか見ていないという偏った理由によります(汗)。
 他にもラヴェルやバルトーク、コダーイ、プロコフィエフなどといった作曲家の作品群も、カタログなどで見て知っているのですが、大好きなラヴェルの作品さえ、この手の曲として聴くと「ム、ム、ム、ム・・・」と、穏やかな気分に浸れる雰囲気がなく、19世紀末から20世紀に入ると“演奏家の時代”と言われるだけあって、特に20世紀に入ってからは技巧的な曲が多く、サロン的雰囲気を求める私にとっては、そういった作曲家たちの作品は「聞かず嫌い」になってしまっているようです。

 ただ、探し方がヘタなのかどうかは、わかりませんが、総じてロマン派以降は妙に少ないように思います。レコーディングされないだけで、実はもっとたくさんあるのかもしれません。
 聴いていて疲れないし、聞き流していても嫌味になることはありません。いわゆるサロン的な味わい。だからといって決して安っぽいという意味ではなく、ひとたび耳を傾けてみると、甘美なメロディに満ちあふれていることに気づくことでしょう。空気のように自然と体に(耳に)まとわりつくような。。。
 こういったデュオが流行ったのは当時の世相も反映されているようです。趣味の良いパトロンたちが、お抱えの作曲家たちに依頼して、自ら主催するサロンでデュオを奏で、招待客や、自らも楽しむ。
 冒頭でも触れましたが、このサロン的な味わいを持つ作品たちを気楽にB.G.Mで聴くも良し、演奏者たちの息のあった呼吸を楽しむも良し。これだけははっきりとしているのは、作品自体が素晴らしいこと、この一言に尽きると思います。
 この「二梃のための作品集」のページは、アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)の作品集を紹介するつもりで制作していましたが、ロッラの作品を探している途中、多くの作曲家たちが残してくれた作品に触れることができました。今では下記に紹介する程にまで膨らみました。

ミケーレ・マスチッティ(1663/4-1760)

6つの室内ソナタ / Fabrizio Cipriani & Antonio Fantinuoli

 ヴァイオリニスト、兼作曲家… イタリア人。その後フランスへ帰化し、フランスでイタリアのヴァイオリンスタイルを広めるなど、ヴィヴァルディの影に隠れつつも影響力の大きかった作曲家。

 ページを再編するにあたり、作曲者の生まれた年にあわせてレビューを並べていますが、最初はヴィヴァルでよりも年上のMichele Mascitti(1663-1760)。この作曲家を知ったのは、この室内ソナタと題された「この」アルバムからで、この曲以外、聴いたことはありません。ただ、個人的には、二挺のための作品集を漁っていた頃に見つけた掘り出し物で、同じ音色のヴァイオリン・デュオの曲よりも、音域の違う二梃の組み合わせのほうが、ハーモニー的には美しく感じられます。購入の順番はヴィヴァルディが先でしたが、こちらのアルバムでも、ヴィヴァルディで共演していた二人の演奏です。ヴァイオリニスト、兼作曲家… きっとこの頃は今で言うところの「二足の草鞋」な作曲家がほとんどだったのではないでしょうか? 楽器を知り尽くした演奏家だからこそ、その楽器の特性を活かした美しいメロディ、リズム、ハーモニーが作り出せる妙… 。(曲目・レビュー

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アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)

ヴァイオリンのための12のソナタ / Fabrizio Cipriani & Antonio Fantinuoli
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)のこの作品集は、ヴァイオリンソナタとなっていますが、このうち4番、7番、9番、11番の4つのソナタがヴァイオリンとチェロの二重奏です。正確には二重奏と言うよりも、ヴァイオリンの引き立て役としても通奏低音でしかないような感じですが、やはりこの組み合わせのハーモニーは美しく、心を穏やかにさせてくれます。

 

トリオ・ソナタ RV70 / Enrico Onofri & Lina Tur Bonet

 史実によれば、二梃のためのヴァイオリンソナタを始めて作曲したのがヴィヴィアルディだといいます。このアルバムに収められてるトリオ・ソナタRV70は、通奏低音を省いても演奏可能なんだとか。ちなみにメインはバルトークの二重奏。




ヴァイオリンのための12のソナタ / Compagnia de Violini





 ヴィヴァルディの二挺のハーモニーは、これまで通奏低音入りのものがほとんどですが、ここで演奏者たちはバロック的な支えを加えず、ヴァイオリン二挺のみによるスタイルでレコーディングしてくれました(パチパチ)。

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ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767)

 Georg Philipp Telemann(1681-1767)はヘンデルやバッハの先輩であり、友人でもあったドイツの作曲家であり、優れた演奏家であったことが知られています。私はバロック時代の作曲家では、テレマンが最も好きな作曲家なので、その理由がここでしつこく紹介している6つのソナタにあると言っても過言ではありません。それ以降、彼の室内楽作品、特にフラウトトラヴェルゾやリコーダーが主役になる曲には目がありません。
 二梃のヴァイオリン(他)にハマるきっかけを作ってくれたペトリ盤の「リコーダーによる6つのソナタ」のヴァイオリン版です。ペトリのリコーダーでこの曲のかわいらしい魅力にとりつかれ、ずっとこのヴァイオリンヴァージョンを探していましたが、ようやく見つけることができました。リコーダーとヴァイオリンという音域の違いもあるため、各ソナタの調性が異なりますが、この曲が内包している美しさや楽しさ(聴いていても演奏していても)変わることがなく、心地よく聴くことができます。聴くだけの私はテレマンが楽器によって異なる調整の変更などの苦労をちっともわかっていません(恐るべし!)

リコーダー;F/B-flat/C/G-minor/D-minor/G
ヴァイオリン、トラヴェルゾ;D/G/A/E-minor/B-minor/E-mino

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ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)

Chiara Banchini & John Holloway


Duo Tartini
David Plantier; Violin, Giovanni Battista Guadagnini(1766)
Annabelle Luis; Violoncello Nicolas Augustin Chappuy(1777)

 このアルバムはヴァイオリン同士のデュオではなく、ヴァイオリンが主役で、通奏低音を務めているのがチェロ1挺というシンプルな編成。先に紹介しているMascittiと同じ組み合わせ。音域が異なるので、(メロディなどが)わかりやすい作品集です。あとで紹介するデュオ・タルティーニの『通奏低音にさよならを』というアルバムから見つけた一枚。こちらは丸々タルティーニの作品。曲目は後期ヴァイオリン・ソナタ。録音はこちらの方があと。

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ジャン・マリー・ルクレール(1697-1764)

二梃のヴァイオリンのための作品集 / Chiara Banchini & John Holloway

 18世紀フランスにおけるヴァイオリン演奏の巨匠。フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者。もともと,デュエットという領域に目を向けたのはテレマンのリコーダーでしたが、二梃の楽器による作品にのめり込むきっかけとなったのが、まさにこのアルバムでした。オリジナル楽器という音色にも惹かれたのかもしれませんが、それまで古典派とかバロックなどは、よほど好きな曲以外は退屈な音楽と「思い込んでいた」節があって、それを見事に吹き飛ばしてくれたアルバムとなりました。図書館で借りたときは、作品3のみでしたが、その後、輸入盤で作品12と組み合わせた2枚組がリリースされました。(曲目・レビュー

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フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796)

二梃のヴァイオリンのための作品集 / Archimie Duo

 ヴァイオリニストとして35年近く活躍しヨーロッパ各地で演奏、ヴァイオリンの可能性について新しい試みを重ねていたようです。その発想元はGiovanni battista MaritiniでありGiuseppe Tartiniでした。そのためヴァイオリンのための作品を多数作曲しています
二梃のヴァイオリンのための作品ですが、同じ音域にありながら飽きさせることがないのは、イタリア人にある歌心のせいでしょうか? 他にもVn、Va、Ceによるトリオも作曲しています。(曲目・レビュー



 

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ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)

ヴァイオリンとヴィオラのためののための作品集 / Susanne Lautenbacher & Ulrich Koch

 全6曲で構成されたヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ。最初の4曲はミヒャエル・ハイドンが作曲し、残り2曲はモーツァルトが作曲したという変わり種。しかし、このジャンルでは最も有名なのかもしれません(あくまでもモーツァルトの2曲が?)。兄は交響曲の父として音楽の教科書には必ず登場するヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)。しかし、生前は兄ヨーゼフよりも、弟ミヒャエルの方が人気があったというから、歴史というものはわからないものです。
 さて、この貴重な作品集を全曲レコーディングしてくれたのはSusanne Lautenabacher & Ulrich Kochの2人で、ヴァイオリンのLautenabacherの奏でるのは1742製のクレモナです。曲目は、まずミヒャエルの4曲が演奏され、史実通りであるならば、その後にモーツァルトのK423とK424という順番に演奏されています。(曲目・レビュー

 ミヒャエルの作品のレコーディングは少ないのですが、モーツァルトの2曲はかなりのレコーディングがあるようです。

・ギドン・クレーメル(Vn)&キム・カシュカシアン(Va)
・デネーシュ・コヴァーチュ(Vn)&ゲーザ・ネーメイト(Va)
・レジス・パスキエ(Vn)&ブリュノ・パスキエ(Va)
・トーマス・ツェートマイアー(Vn)&タベア・ツィンマーマン(Va)
 →ミヒャエルのソナタ第1番ハ長調を含む
・マーク・ルボツキー(Vn)&今井信子(Va)
 →ミヒャエルのソナタ第1番ハ長調を含む

 

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マッダレーナ・ロンバルディーニ・シルメン(1745-1818)

 ヴェネツィアの作曲家でありヴァイオリニストでもあったシルメンは、なかなか紹介されることのない女性作曲家の一人。ヴェネツィアの養育院に入学、たいへん優秀なヴァイオリニストであったため、パドヴァにいる大音楽家タルティーニに師事することを許されました。しかし音楽院の制約ですぐには外出ができず、その間タルティーニが彼女にメソッドを手紙で書き送りました。この手紙は貴重な教本としてタルティーニの弟子たちによって1770年に出版され、翌年にはチャールズ・バーニーの英訳版も出版されています。それから約5年、シルメンはタルティーニから直に教えを受けました。音楽家として独立後、ヨーロッパを演奏旅行してまわり、作曲した作品はパリ、オランダ、ドイツ、ロンドンの様々な出版社から広く出版されるなど、非凡な才能を発揮しています。  当アルバムに収録された『ヴァイオリン二重奏曲』は、古典派時代の繊細さと室内楽の贅沢な音響を兼ね備えた技巧的な名品。イル・ポモ・ドーロのコンサートマスター、ゼフィーラ・ヴァロヴァと、ディヴィーノ・ソスピーロのコンサートマスター、イスクレナ・ヨルダノヴァという名手ふたりによる演奏であることも見逃せません。(メーカー)

 

ヴァイオリン二重奏曲集 Op.4

第2番ニ長調
第5番イ長調
第3番変ロ長調
第4番ホ長調
第6番ハ長調
第1番変ホ長調

Zefira Valve & Iskrena Yordanova
 

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ルイージ・ガッティ(1740-1817)

 Luigi Gatti(1740-1817)はイタリア生まれの作曲家。モーツァルトがザルツブルグを去る時期とほぼ入れ替わりにザルツブルクに入り。コロレド大司教に重用されたザルツブルク宮廷最後のイタリア人宮廷楽長。
ヴァイオリンとヴィオラのための6つのデュオ
Paolo Ghidoni & Alfredo Zamarra
曲目・レビュー

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ルイージ・ボッケリーニ(1743-1805)

「ボッケリーニのメヌエット」だけがやたらと有名なことが仇になってしまっているのか、ハイドンやモーツァルトと同時期に活動していたにも関わらず、あまり表立って取り上げられることのない作曲家と言えるのではないでしょうか? 「弦楽五重奏曲」などの室内楽作品を数多く作曲、その中にはここで取り上げられるべき「二挺」ものも作曲してくれています。

2つのヴァイオリンのための作品全集
Igor Ruhadze & Daria Gorban

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カール・シュターミッツ(1745-1801)

 Carl Stamitz(1745-1801)はハイドンの後輩、モーツァルトの先輩格にあたる作曲家で、活躍時期は初期の古典派に位置しています。私がロッラに夢中になった、二挺のためのソナタを数多く残しマンハイム楽派と呼ばれていました。
Vilmos Szabadi & Peter Barsony
曲目・レビュー

 

Vilmos Szabadi & Peter Barsony
曲目・レビュー

 

Gabeiela Demeterova
曲目・レビュー

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フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)

ヴァイオリンとチェロのためのソナタ / John Mills & Bozidar Vukotie

 カップリングにべートーヴェン(彼をして「もっとも愛しい兄弟」と手紙に綴られているとか)のファゴットとオーボエのデュオが、おなじ組み合わせで編曲された版が収録されています。
 メインであるホフマイスターのデュオは、弦二挺の組み合わせとしては最もメリハリを生み出す音色によるハーモニーがバロック的な響きすら感じさせてくれます。




フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)

ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ /Katja Gruttner & Christian Goosses

 シュパンツィヒ弦楽四重奏団のメンバーでもあるカティア・グルトナーとクリスティアン・グーセスの名手によるホフマイスターの二挺作品集。

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ジョバンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)

2つのヴァイオリンのためのデュオ

Duo Deschka

 

二梃のヴァイオリンのためのデュオ
Gianfranco Iannetta & Marco Rogliano
曲目・レビュー

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)

 先の友人であるミヒャエル・ハイドンの依頼で作曲されたデュオ以外に、モーツァルト本人、もしくはモーツァルトの作品を、他の作曲家がオーケストラ作品(オペラ含む)を二梃のヴァイオリンのために編曲されたものが残されていました。晴れてレコーディングされ、私の「ポケットにモーツァルトを詰め込んで星を眺めよう(編集中)」のコレクションに加わりました!

 メロディーメーカーであるモーツァルトの作品は、長大なオペラであってもあちこちに口ずさめるメロディが散りばめられており、どんなに長くてもメロディに尽きることはありません。そこに目を付けた、他の作曲家(モーツァルト本人の編曲もあり)が、家庭でも気軽に演奏、聴く楽しみを味わうためにコンパクトに編曲を重ねていたようです。これまでもカメラータ・トウキョウから、ウォルフガング・シュルツのフルートを中心とした室内楽編曲版などのレコーディングがリリースされていたので、モーツァルトのメロディ・メーカーぶり、そしてメロディだけをチョイスしたような演奏に新たな楽しみが加わったようです。(ジャケットもいい! そう私が想像していたイメージ通り)

 

『魔笛』より
ピアノ・ソナタ第8番 K.310より
『フィガロの結婚』より
弦楽四重奏曲第21番 K.575 より
ピアノ・ソナタ第11番 K.331

Florian Deuter & Mónica Waisman


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アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757-1821)

 二梃のための作品を探している時に出会った全く知らない作曲家の一人… 彼はイタリアで生まれ、その後パリへ移住。ヴァイオリニストとしての名声を確立し、デ・ムッシュ劇場のヴァイオリニストの地位を得てからオペラの作曲、指揮にも手を染め、その後はオペラ・コミークの責任者となり、20曲ほどの自作で大評判を取った人です。最終的にはイタリアにできた新劇場の監督となり、祖国で生涯を終えました。(NAXOSページより

ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ

Alea Ensemble
(Andrea Tognoni & Stefano Marcocchi)

 このアルバムで初めて名を知った作曲家の作品。バリバリの古典派!っていう感じのデュオ曲。(曲目・レビュー

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イグナツ・プレイエル(1757-1831)

 Ignace Joseph Pleyel(1757-1831)はピアノ・メーカーとしての名声を持っていますが、それも一面に過ぎず、ここに紹介する二挺のヴァイオリンのためのソナタのような作品を数多く残した作曲家です。

二梃のヴァイオリンのためのデュオ OP.23

Vilmos Szabadi & Bela Banfalvi

 プレイエルは古典派に属する時代に活躍した作曲家です。プレイエルというショパンが愛想することになった楽器の制作者(プレイエル社)を創設したことのほうが有名ですが、ここに聴かれるような、当時の音楽愛好家のために作曲した作品を数多く残しています。「古典派」と表現しましたが、2挺のヴァイオリンが伸びやかに絡み合うソナタはハイドンの流れを受け継ぐ肩の凝らない作品として楽しむことが出来ます。(レビュー

Hungaroton;HCD32625(2010/06/29)



二梃のヴァイオリンのためのデュオ OP.24

Lola Bobesco & Jerrold Rubenstein

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アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)

  アレッサンドロ・ロッラは、ヴァイオリンの名手として名を馳せているジョバンニ・ヴァッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)とニコロ・パガニーニ(1782-1840)それぞれと活躍時期が重なります。この3人の共通点はヴァイオリニスト兼作曲家というところでしょうか。

  ロッラのアルバムを初めて購入したのがこれで、その時はロッラのことをまったく知らなかったから、作曲家云々と言うよりも求めていた器楽同志のデュオということで期待通りの内容に満足。以降ロッラにのめり込んでゆくと言っても過言ではありません。
 このアルバムではヴァイオリンとヴィオラのデュオが3曲収録されています。録音は1972年と古いのですが、ロッラの作品自体が最近取りざたされたのではなく、海外ではそれなりに取り上げ(レコーディング)られていたことが伺われ、今となっては嬉しく思います。第1番のメロディとハーモニーがすべてを語っていると言って良いでしょう。ロッラを聴くなら、まずこれかな。

 

ヴァイオリンとチェロのための3つのデュオ

Dora Bratchkove & Alina Kudelevic
 あたかもカルテットを聴いているようなハーモニーで、チェロという低音の影響でヴァイオリンの明るい音色が引き立っています。それぞれがソロを受け持つパートが交互に現れ、単楽器に偏ることなくバランスの良い楽曲という印象です。聴いていて心地よくなってきます。

 

ヴァイオリンとチェロのための3つのデュオ

Vera Hilger & Norbert Hilger
 パガニーニとのカップリング。クラシック音楽としては、非常に珍しい関連の無いジャケット… ロッラの楽曲(1818)はすでに既出のアルバムと曲目が同一なので目新しくはありませんが、パガニーニの方(1802)は初めて聴くので収穫ありということで…(笑)

 

フルートとヴァイオリンのための3つのデュオ

Daniele Ruggieri & Marco RoglianoDora
 長い間この組み合わせを探し続け、ようやく発見した作品集!しかもロッラです。今まであってもよさそうな組み合わせでしたが、なかなか難しいのでしょうか。しかしロッラはやってくれました。2台のヴァイオリンだと、その音域が同一だから埋もれてしまうこともあるかもしれませんが、ここではフルートがメロディを奏でているときにはヴァイオリンは通奏低音、ヴァイオリンがメロディを奏でているときにはフルートが逆の音型を奏でています。その絡みは巧みで、音色が違うだけにその絶妙なハーモニーは筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

 まさか、こういう組み合わせまであるとは思もいませんでしたが、結局は高音を弾くことで高低のハーモニーになります。ただし、ヴァイオリンと比べると、ヴィオラの音色はいささか渋めの声ですので、やはり味わい深いハーモニーを聴かせてくれます。

 

二梃のヴァイオリン3つのデュオ(ロッラ)

Quian Zhou & Vilmos Szabadi
 様々な楽器の組み合わせによるデュオ作品を残しているロッラですが、二梃ヴァイオリンのための作品はほとんど書いていないようです。そんな貴重な楽曲をHungaroton専属のヴァイオリニストVilmos Szabadiが世界初録音となる作品集をレコーディングしてくれました。溌溂とした曲が並び疲れません。

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フランツ・アレクサンドル・ペッシンガー (1767-1827)

ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集 Op.4 / Katja Grüttner & Christian Goosses

19世紀前半、ビーダーマイヤー時代のウィーンの著名な編曲家のひとり、フランツ・アレクサンドル・ペッシンガーは、ベートーヴェンの師としても知られるアルブレヒツベルガーに師事し、1798年から没するまでウィーン宮廷オーケストラのヴァイオリニストおよびヴィオラ奏者を務めました。また編曲家として、とりわけ交響曲の弦楽四重奏版を書き、ベートーヴェンから高く評価され、同時代の人々からはモーツァルトやハイドンと同等であると考えられていました。  本アルバムでは、音楽史においても大きな変動の時期に作曲された、ペッシンガーによるヴァイオリンとヴィオラのための初録音となるデュオ作品を収録。演奏は、鬼才アントン・シュテックが率いるピリオド楽器を使用したクァルテット、シュパンツィヒ弦楽四重奏団のメンバーでもあるカティア・グルトナーとクリスティアン・グーセスです。(メーカーより)

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ピエール・ロード(1774-1830)

12の練習曲、二重奏曲集 / Nicolas Koeckert & Rudolf Koeckert

 練習曲集は無伴奏によるソロ、二重奏曲集は父との共演。素人の私には、最初の一音が聞こえてきたとき、インデックスを見るまで、これは二梃のユニゾンと思ってしまいます。

ナクソスの帯には

「パガニーニに匹敵するほどの難しさ これが弾ければ、頂上も間近に見えるかも」

とありました。2曲目からかっ飛びます。うおおおと思いつつも、私のお目当てはデュオなので、とりあえず作業をしながら掛け流しですが、あまりにもアクロバティックな奏法が次から次への飛び出してくるので、思わず何度もインデックス覗き込んだりしてしまいました。

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ルイス・シュポア(1784-1859)
二梃のヴァイオリンのためのデュオ / Jameson Coooper & James Dickenson
 シュポアの二梃のための作品集第一弾シュポアの二梃ものが何曲出てくるのかが愉しみなアルバム。

【19世紀前半に活躍した作曲家シュポア。若いころはヴァイオリニストとして活躍していましたが、1805年にゴーダの宮廷楽長の地位を得たことをきっかけに、少しずつ指揮活動にシフトし、1822年にカッセルの宮廷楽長に任命された頃からはほとんどヴァイオリン奏者として活躍することはなかったようです。しかし、親しい友人のサロンでは室内楽を演奏、そんな時にこの二重奏曲が演奏されたと思われます。WoO21の「3つの二重奏曲」はシュポア12歳の作品であり、高い完成度を誇っています。この頃からシュポアの才能は突出していることがお分かりいただけるでしょう。Op.67の「3つの二重奏曲」は円熟期の作品で、2台の楽器の音色がバランス良く配置されたロマンティックな曲想を持っています】メーカーより

 

二梃のヴァイオリンのためのデュオ / Peter Csaba & Vilmos Szabadi

 シュポアは数多くのヴァイオリン・デュオを作曲してくれています。私が初めてこの作曲家の作品を聴いたのがこの一枚。このコンビはシュターミッツでもおなじみ。

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シャルル・ウィルフリッド・ド・ベリオ(1802-1870)

 パリでヴィオッティに師事したというベルギーのヴァイオリニスト兼作曲家。ヴィオッティは、すでに紹介したディスクがありますが、そこで繋がっていたか、と言う感じです(笑)。

二梃のヴァイオリンのための作品集 / Christine Sohn & John Marcus

 いずれも二梃ヴァイオリンの作品で、Op.57は1847年、Op.113は1863年に作曲されました。他に1853年に「ロマンティック」と題されたOp.83も二梃ヴァイオリンのための作品です。
曲目・レビュー

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~ オムニバス ~

通奏低音にさよならを/ デュオ・タルティーニ

 CDの帯には

『Continuo, Addio! 通奏低音にさよならを
 ~ ヴァイオリンとチェロ イタリア18世紀の新しい低音パートから古典派二重奏へ』

と書かれています。1曲目のタルティーニしかお名前を存じ上げず、こうした知られざる作曲家を紹介してもらえると、非常に得した気分になれます。そんなことはさておき、このジャンルが、これほどの多くの(といってもまだ少ないと思うけど)作曲家に取り上げられているということは、もっとたくさん聴く機会が与えられるのではないでしょうか?

  デュオ・タルティーニの楽器も時代に合わせた響きにあってふさわしい音色を聴かせてくれるのは嬉しいです。



Duo Tartini
David Plantier; Violin, Giovanni Battista Guadagnini(1766)
Annabelle Luis; Violoncello Nicolas Augustin Chappuy(1777)

♪ヴァイオリン・ソナタ第19番 ト長調 B. G7(タルティーニ)
♪半音階的アリアと変奏(ボンポルティ )
♪1のカプリッチョ - 第6番 ホ短調(ダッラーバコ )
♪リチェルカーレ第4番(プラッティ)
♪30のカプリース - 第1番 ハ短調(ナルディーニ)
♪ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op. 5-6(ナルディーニ)
♪ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第3番 イ短調(アルブレヒツベルガー)
♪ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op. 1, No. 4(ラウサイユ)
♪ヴァイオリンとチェロ ホ短調のためのDuo Op.3(ロンベルク )


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ヴァイオリンにおけるウィーン楽派 第1集~ヴァイオリン二重奏曲集 1820~1869

『19世紀ウィーンの音楽界に脈々と息づくヴァイオリン音楽の系譜を辿るシリーズ。第1集では1820年から1869年に6人の作曲家によって書かれたヴァイオリン二重奏曲を採り上げます』

おおっ!これは嬉しいシリーズの告知です。

二梃のヴァイオリンのための作品集 / Adera Frasineanu & Raimund Lissy



Adera Frasineanu (a - first violin)
Raimund Lissy (b - first violin)

♪二重奏曲 ホ長調 Op.32(マイセダー)a
♪二重奏曲 イ長調 Op.64-6(ヤンサ)b
♪練習曲 第2番 ト短調(J.ベーム)b
♪練習曲 第1番 嬰ハ短調(J.ベーム)a
♪二重奏曲 第3番 ホ短調(ヘルメスベルガー)a
♪二重奏曲 Op.7より第3楽章『主題と変奏』(グルチュ)b
♪二重奏曲 ハ長調 Op.43(ドント)b


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未開人~ヴェルサイユ宮殿のヴァイオリニストたちのデュエット~Les Sauvages

 このジャンルを聴き始めるきっかけを作ってくれたルクレールのライヴァルとして知られるイタリア出身のヴァイオリニスト、ギニョン(Jean-Pierre Guignon, 1702-1774)、彼らの後に続きヴァイオリン技巧や表現力の創造に寄与したギユマン(Louis-Gabriel Guillemain, 1705-1770)など、当時のヴェルサイユ宮殿を取り巻く作曲家たちのデュオ作品を取り上げ、フランスのヴァイオリン芸術黄金時代描きあげています。加えて、音楽辞典でも見ることのない作曲家、ロジェ(Claire-Nicolas Roget)の作品のかぐわしいフランスの響きも必聴(メーカーの解説より)

 ちょっとホールトーンの残響が残りすぎるような気がしますが、ジャケットに見られるような典雅な雰囲気が伝わってきます。

二梃のヴァイオリンのための作品集 / Adera Frasineanu & Raimund Lissy



Anima Concordia
Paul Herrera & Kaori Toda

♪スペインのフォリア(ギニョン)
♪二つのパルデュシュー・ドゥ・ヴィオル(ロジェ)
♪二つのヴァイオリンのためのデュオ 第1番 Op.7(ギニョン)
♪二つのヴァイオリンのための無伴奏ソナタ 第2番(ギユマン)
♪未開人ト短調(ギニョン/ラモー)



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