星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

 Luigi Gatti(1740-1817)はイタリア生まれの作曲家。モーツァルトがザルツブルグを去る時期とほぼ入れ替わりにザルツブルクに入り。コロレド大司教に重用されたザルツブルク宮廷最後のイタリア人宮廷楽長。

  そういった歴史より、モーツァルトの死後、アマデウスの姉ナンネルを助けて遺稿を整理したことで音楽史に名を残しているような感じです(笑)。また、ハイドンの『天地創造』の旋律を引用したミサ曲を作曲(当時は、今で言うところのサンプリングみたいなことを、結構へーきで行なっていたらしいです)したことでも知られているとか…。

 なかなか作曲者のプロフィールについて資料が無く、録音カタログに掲載されているのはピアノ協奏曲、ファゴット協奏曲、二梃のヴァイオリン、チェロのための協奏曲(Brilliant Classics; BRL94146)と、セレナータ、七重奏曲(Mdg: 60315892)、オーボエ四重奏(Ambroisie; AMB9934)、そしてこのページのVnとVa デュオ(Brilliant Classics; BRL94145)ぐらいしか見当たりません。

Luigi Gatti
Duetti Concertanti
SIX SONATAS for Violin & Viola

Brilliant Classics 94145



Paolo Ghidoni ; Violin
Alfredo Zamarra; Viola

 

ヴァイオリンとヴィオラのための6つのソナタ
(Six Sonatas for Violin and Viola)

ソナタ 第1番 変ロ長調
- Sonata No.1 in B-Flat Major -
I. Allegro aperto / II. Adagio / III. Rondo: Allegro con moto

ソナタ 第2番 二長調
- Sonata No.2 in D Major-
I.Andante / II. Adagio cantabile / III. Tempo di minuetto

ソナタ 第3番 イ長調
- Sonata No.3 in A Major-
I. Allegro aperto / II. Adagio / III. Rondo: Allegretto

ソナタ 第4番 ヘ長調
- Sonata No.4 in F Major -
I. Cantabile - Allegro con spirito / II. Andante / III. Finale: Allegro assai

ソナタ 第5番 変ホ長調
- Sonata No.5 in E-Flat Major -
I. Moderato / II. Larghetto espressivo / III. Allegretto grazioso

ソナタ 第6番 ハ長調
- Sonata No.6 in C Major -
I. Un Allegro vivace / II. Adagio cantabile / III. Rondo: Allegretto

Violin ; Paolo Ghidoni / Viola ; Alfredo Zamarra

 使用楽器はヴァイオリンのPaolo Ghidoniが1727年製のストラディヴァリ「Vesuvius」、ヴィオラのAlfredo Zamarra が1615年製のアマティの「La Stauffer」を奏でています。そう思って耳を傾けるだけで、古風な響きと、楽器が作られた時代と、当時の星空への人々の想いが楽しめてしまうから不思議です。
 かなり楽器の乾いた音の響きがデッドで、私好み。目の前で演奏してくれているよう。2枚組で聞き応え十分!


ガッティの生きた時代の天文学と音楽史はどんな時代だったのでしょう?


ガッティの音楽史、天文学史

もどる(二梃のための)

Luigi Gatti(1740-1817)

~1740年代生まれの作曲家~
Giovanni Paisiello(1740-1816)
Jean Paul Egide Martini(1743-1816)
Luigi Boccherini(1743-1805)
Carl Stamitz(1745-1801)
Johann Peter Salomon(1745-1815)
Domenico Cimarosa(1749-1801)

 


ガッディについて
♪参考資料♪
該当書籍なし

天文学史
★参考資料★
星の年表(斉田博/誠文堂新光社)
天文学史(中山茂編/恒星社)

作曲家リスト

home(一番星のなる木)