6つのリコーダーのためのソナタ Op.2 |
高校生の時(今から30年以上昔むかし…)、休み時間に友人の一人から「昨日のテレビ見た?」と、少々興奮気味に声を掛けられました。前日の夜、その友人は何気なくテレビをつけて、チャンネルを回したところ、NHK教育(3ch)で放送していたミカラ・ペトリのリコーダーにK.O.されたとのこと。彼は普段、アコギをジャカジャカかきむしるようにフォークを歌うことで学校でも知られた存在。私は幸いなことに、そんな彼を魅了してしまったミカラ・ペトリのCDを一枚だけ持っていました。彼から「CD持ってたら貸して欲しい」と懇願され、「来日したら一緒にコンサートに行こう!」ということにまで発展し、それから数年後、高校を卒業して双方ご無沙汰していたおり、ペトリは来日したのでした。 |
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リコーダー以外にも、この通奏低音なしのソナタは様々な楽器による演奏が可能なため、当然フルートによる演奏もレコーディングされています。 |
2本のフルートのための6つのソナタ Op.2 第5番 ロ短調(ニ短調) シュテファン・シュルツ:バロック・フルート 1997 |
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ペトリ盤とペルーソン盤は同じリコーダーなので、曲目が同じなのは当然ですが、アメリカン・バロック盤はバロックフルート(Rottenburgh)を使用しているため、調性が異なってます。こちらはリコーダーと比べると低域にあるので、爽やかさと言うよりは落ちついた感じがありました。調性はヴァイオリンと同じ調性です。 私は素人なので、楽器の仕組み(出しやすい音域とか…)はよくわかりません。あまりにも自然に聞こえてくるので、演奏者やアレンジ(恐らくこれはテレマン自身が、楽器別に編曲をしているのでしょう)の苦労など考えもせず… ともかく、心地よさだけで聞かせてもらってます。 |
Georg-Philipp-Telemann(1681-1767) |
〜1680年代生まれの作曲家〜 |
Jean Philippe Rameau(1683-1764) Georg Friedrich Händel(1685-1759) Johann Sebastian Bach(1685-1750) Giuseppe Domenico Scarlatti(1685-1757) |
テレマンと同時代の天文学史を覗いてみると、アイザック・ニュートン(1642-1727)という巨人が物理という道具と思考を使って、世の中を見始めていた時代です。そのニュートンは、とある作曲家のオペラを鑑賞していましたが、「くだらんっ!」と言って、途中退席したようです。その時のオペラは何だったのかわかりません。現在調査中です。 |
このあとに、私の好きな作曲家の一人である
Jean-Marie Leclair(1697-1764)が生まれています。
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