Felice Giardini(1716-1796)
 Felice Giardiniはバロック期(バッハがバーテン学長に就任する1年前)に生まれ、古典派初期に活躍した作曲家です。彼はイタリアに生まれ、1750年ごろから活躍の舞台をロンドンにに移し、ロシアで亡くなった作曲家兼ヴァイオリニスト、そして1751年から1777年まで自作も含め楽譜の出版も手がけていました。
  18世紀後半まで音楽界の主要人物となり、ヴァイオリニストとして35年近く活躍しヨーロッパ各地で演奏、ヴァイオリンの可能性について新しい試みを重ねていたようです。その発想元はGiovanni battista MaritiniでありGiuseppe Tartiniでした。そのためヴァイオリンのための作品を多数作曲しています(残念ながら、CDなどの媒体ではそれほど取り上げてもらえていない様子)。

  そして演奏や作曲家としての傍ら、行なっていた楽譜出版のうち、私が所有しているヴァイオリンのためのデュエット(Op.2)は、彼が初めて自身で出版した作品とのこと。NAXOSによればモーツァルトの四重奏団に所属していたらしく、偶然にも彼と同じ年に亡くなりました。

  と、乏しい情報から得たGiardiniの姿です。残された作品のうち、インターネットとかで検索できるCDは、さすがにメジャーどころと比べると全然少ないのですが、見れば、結構私好みの作品が多く、ちょっと気になる作曲家です。ハイドンよりも一回り以上年上ですが、バロックに染まっているわけではなく、かなり古典派と称する一派に属する作曲家の作風に近いです。。

 

Felice Giardini
Sei Duetti a due Violini Op.2
Archimie Duo



Archimie Duo
Alessandro Cazzato; Violin
Sharon Tomaselli
; Violin

   

ヴァイオリンのための二重奏曲 Op.2
(Sei Duetti a due Violini Op.2)
-1751-

二重奏曲 第1番 ニ長調 Op.2-1
I. Allegro / II. Adagio Staccato / III. Allegro

二重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.2-2
I. Allegro / II. Andante / III. Minuetto

二重奏曲 第3番 ハ長調 Op.2-3
I. Allegro / II. Grazioso / III. Allegro assai

二重奏曲 第4番 イ長調 Op.2-4
I. Allegro Cantabile / II. Andante / III. Allegro

二重奏曲 第5番 ホ短調 Op.2-5
I. Allegro / II. Rondeau. Grazioso / III. Giga. Allegro

二重奏曲 第6番 ニ長調 Op.2-6
I. Allegro / II. Adagio / III. Presto

 

 イタリア人らしい(?)歌心に満ちた2梃のヴァイオリンの対話(歌)や踊り(リズム)にあふれた作品集で、星空を眺める時にも心地よく聴いています。ハインリヒ・フォン・プロイセンに献呈。


 

Felice Giardini
TRIOS COMPLETE
Budapest String Trio



Budapest String Trio
Ferenc Kiss; Violin
Sandor Papp; Viola
Csaba Onczay; Cello

   

弦楽三重奏曲 Op.17/20/26およびふたつの遺作
(String Trio)

弦楽三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.17-1
I. Andante / II. Siciliana. Adagio / III. Allegro

弦楽三重奏曲 第2番 変ロ長調 Op.17-2
I. Andante / II. Grazioso / III. Rondeau. Allegro

弦楽三重奏曲 第3番 イ長調 Op.17-3
I. Andante / II. Adagio / III. Rondeau. Grazioso

弦楽三重奏曲 第4番 ハ長調 Op.17-4
I. Allegro maestoso / II. Adagio / III. Allegro

弦楽三重奏曲 第5番 二長調 Op.17-5
I. Allegro / II. Adagio / III. Presto

弦楽三重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.17-6
I. Maestoso / II. Adagio / III. Rondeau. Allegro



弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.20-1
I. Allegro / II. Adagio / III. Allegro

弦楽三重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.20-2
I. Andante / II. Poco adagio / III. Allegro assai

弦楽三重奏曲 第3番 二長調 Op.20-3
I. Adagio / II. Presto / III. Andante grazioso

弦楽三重奏曲 第4番 ハ長調 Op20-4
I. Maestoso / II. Adagio / III. Allemanda

弦楽三重奏曲 第5番 イ長調 Op.20-5
I. Andante / II. Scozzese(Adagio sostenuto) / III. Allegro scherzando

弦楽三重奏曲 第6番 ト長調 Op.20-6
I. Andante mosso / II. Adagio / III. Rondo Allegro


弦楽三重奏曲 第1番 ハ長調 Op.26-1
I. Andante / II. Adagio / III. Grazioso

弦楽三重奏曲 第2番 ト長調 Op.26-2
I. Andante / II. Grazioso / III. Allegro

弦楽三重奏曲 第3番 二長調 Op.26-3
I. Andante / II. Grazioso / III. Rondeau. Allegro

弦楽三重奏曲 第4番 へ長調 Op26-4
I. Andante / II. Grazioso / III. Allegro

弦楽三重奏曲 第5番 変ロ長調 Op.26-5
I. Andante / II. Grazioso / III. Allegro. Scherzando

弦楽三重奏曲 第6番 ハ長調 Op.26-6
I. Andante / II. Pastorale / III. Allegro

弦楽三重奏曲 ト長調 遺作 Op.Posth
I. Andante / II. Siciliana / III. Allegro

弦楽三重奏曲 ヘ長調 遺作 Op.Posth
I. Andante / II. Grazioso / III. Allegro

 私の大好きなハイドンの弦楽三重奏曲に先駆ける作品集。楽器の組み合わせは、ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ1というオーソドックスなスタイルです。どの作品からも快活なリズムとメロディが古典派の純音楽的な響きが、私を音楽に没頭させることなく心地地よいB.G.M.として楽しませてくれます。星を眺めるときは、先の二重奏曲と同じく、こういった楽器のハーモニーが音楽が好きです。

なお、作品17は1773年、作品20は1778年
、そして作品26は1784年に出版されました。

もどる一番星のなる木

Felice Giardini(1716-1796)

〜1710年代生まれの作曲家〜
Giuseppe Tartini(1692-1770)
Johann Adolph Hasse(1699-1783)
 ルクレールが活動していた時代の天文学史を覗いてみると、1705年にエドモンド・ハレー(1656-1742)が1682年の彗星が1758年に回帰すると予言(のちのハレー彗星)、1728年にジェームズ・ブラッドリー(1693-1762)が、光行差を発見。他に望遠鏡などの技術革新が起こりました。日本でも岩崎善兵衛が太陽黒点を観測していました。