このページでは、私の好きな「デンオン・アリアーレ・シリーズ」を紹介します。もともとデンオン・アリアーレ・シリーズは、フルートの有田正広を中心としたバロック作品を紹介するというコンセプトでスタートしたシリーズでしたが、2013年現在までに、有田氏を中心とする日本の演奏家たちによるバロック音楽と、古典派の作曲家たちのカタログが多数リリースされるようになり、「バロック」にこだわることのない作品集をリリースています。

 そして、このシリーズのユニークな点は、様々なアーティストの魅力あるアルバムが、私の好きな画家である有元利夫(1946-1985)の作品をジャケットに使用していることです。有元氏の作品は、自身もリコーダーなどのバロック音楽を奏でるだけあって、タイトルにも音楽用語や作曲家の名前が登場します。なので、音楽のコンセプトに見事調和しているのではないでしょうか。このおかげでビジュアル的にも統一感のあるシリーズとなり、ジャケットを飾って眺めながら音楽を楽しむことができるのです。

ここでは、2004年にリリースされたアルバムを紹介します。

 

シャコンヌへの道


1. バルツァー:プレリュードト長調
2. バルツァー:「ジョン、来て、キスして」によるディヴィジョント長調

3. ヴェストホフ:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番イ短調
4. ビーバー:パッサカリアト短調
5. テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第1番変ロ長調
6. テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第7番変ホ長調
7. ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタイ短調
8. J.S.バッハ:シャコンヌニ短調
9. J.S.バッハ:ガヴォット

寺神戸亮:バロック・ヴァイオリン
♪Giovanni Grancino, Milano, ca.1691


2003年12月29〜31日 ドイツ、フィアゼン、フェストハレ


- ジャケット:土星 -

 



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