このページでは、私の好きな「デンオン・アリアーレ・シリーズ」を紹介します。もともとデンオン・アリアーレ・シリーズは、フルートの有田正広を中心としたバロック作品を紹介するというコンセプトでスタートしたシリーズでしたが、2013年現在までに、有田氏を中心とする日本の演奏家たちによるバロック音楽と、古典派の作曲家たちのカタログが多数リリースされるようになり、「バロック」にこだわることのない作品集をリリースています。

 そして、このシリーズのユニークな点は、様々なアーティストの魅力あるアルバムが、私の好きな画家である有元利夫(1946-1985)の作品をジャケットに使用していることです。有元氏の作品は、自身もリコーダーなどのバロック音楽を奏でるだけあって、タイトルにも音楽用語や作曲家の名前が登場します。なので、音楽のコンセプトに見事調和しているのではないでしょうか。このおかげでビジュアル的にも統一感のあるシリーズとなり、ジャケットを飾って眺めながら音楽を楽しむことができるのです。

ここでは、2003年にリリースされたアルバムを紹介します。

 

ハイドン:アポニィ四重奏曲集


1. 弦楽四重奏曲 第72番 ハ長調 Op.74-1 Hob.III-72
2. 弦楽四重奏曲 第73番 ヘ長調 Op.74-2 Hob.III-72

3. 弦楽四重奏曲 第74番 ト短調 Op.74-3 Hob.III-72

-クイケン四重奏団-
シギスヴァルト・クイケン:バロック・ヴァイオリン
♪Giovanni Grancino, Milano, ca. 1700
フランソワ・フェルナンデス:バロック・ヴァイオリン
♪Bart Visser, after Romboutsi. 1992
マーレーン・ティアース:バロック・ヴィオラ
♪Anonymus, North-Italy, end 17th Century
ヴィーラント・クイケン:バロック・チェロ
♪attributed to Andrea Amati, Cremona, ca. 1570


2001年11月11〜12日 ベルギー、サン=トリュイデン、アカデミーザール(第74番)

2002年4月24〜28日 ベルギー、ボラン、聖アポリネール教会(第72、73番)

- ジャケット:光の束 -

 



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