Photo by Toshiharu Minagawa.


 ウィンダム・ヒルの歴史はウィリアム・アッカーマンの歴史でもあります。特に彼がプロデュースした作品は、レーベル色が色濃く反映されているといってよいでしょう。というのも、やはり彼がウィンダム・ヒルそのものだからに他ありません。
  ここでは、ウィンダム・ヒル・レーベルを売却した後に立ち上げたImaginary Roadという新しいレーベルに併せて新設したウィルのスタジオ、イマジナリー・ロード・スタジオで製作されたウィルのプロデュース作品のうち、2014年にリリースされたアルバムを紹介します。

なお、オムニバスなどのエグゼクティブ作品は割愛しています。ウィンダム・ヒルの作品集はコチラをご覧下さい。


 2012年の『MASAKO』に続く第二弾。今回もピアノ・アンサンブルに仕上がっています(レビュー)。
(2014/01/03)

 カントリー・シンガー、プロもビデオの埃をかぶった枯れたシボレーの味わいと、彼の乾いたギターがマッチしています。(レビュー
(2014/01/06)

 ピアノとギターのMatt Stuartと、Rebecca Stuartのフルートが織りなす響き。彼らにEugene Friesen、Jill Haley、Paul Kochanski、Matt Heaton、Noah Wilding、Tom Eatonらがアンサンブルを重ねていきます。ブラックモアズ・ナイトとは異なるトラッド音楽。ウィルはプロデュースに関わっていません。(レビュー
(2014/01/10)


 ウィルのスタジオで、かなり早い時期からソロ・アルバムをリリースしていいたデニスが久々に戻ってきました。それもまたずいぶん雰囲気が変わられて(笑)。曲目もオリジナルに加えてJohn Williams、 Michael Nymann, Chopin、Beethovenといった古今の作品を収めています。(レビュー
(2014/02/17)

 前作『THE COLOR OF SUNSHINE』(2009)以来の作品集。Charlie Bisharat、Lila Sklar : Violins, EugeneFriesen : Cello, Sam Bevan : Double bass, Jill Haley : English Horn, Richard "Gus" Sebring : French Horn, Jim Rothermel : Penny Whistle(レビュー
(2014/03/11)

 これで4作連続でウィルとのコラボを実現してくれたアン。もっとも自然の空気を感じさせてくれるピアノアルバムです。ジャケットの風景写真も、毎回のように「写真集」のような美しい画を見せてくれます(レビュー)。
(2014/04/08)

  Imaginary Road Studios作品(Jillによるセルフ・プロデュース)。今回はファミリーによるパフォーマンスが繰り広げられています。Jill Haley : Oboe, Piano, Graham Cullen : Cello, Risa Cullen : Viola, Dana Cullen : horn and David Cullen : Guitar(レビュー
(2014/05/03)

BY A WIRE / Jennifer DeFrayne -2014-
 Fiona Joy Hawkinsも共同プロデューサー、彼女のレーベルからリリースされたピアノ・アンサンブル。ウィルのギターは聞けないものの、リラックスできるピアノ・アンサンブルを堪能できる一枚(レビュー
(2014/05/13)

 主役であるColaiannia は「coal-ee-AH-nah」と発音するのだそうです(本人のHPより)。ルイスはモダン・ジャズをベースとした作曲、演奏をするアーティストで、あのリズ・ストーリーとの共演を行っています。 (レビュー
(2014/05/20)

EXPERIENCES / Ryan Michael Richards-2014-
 ギターソロ。アルバムジャケットもなかなか好み。サウンドも好み。(レビュー
(2014/07/29)

 『Acoustic Guitar magazine』誌で、30歳以下のギタリストランクに入ってしまうほどの腕を持っているトレヴァー。今までにMichael Manringをはじめ、Pat Martino, Phil Keaggy, Don Ross, Andy McKee, The California Guitar Trio, Billy Cobhamらとレコーディング、ライヴをこなしているようです。(レビュー
(2014/09/15)

COMING HOME / Peter Jennison-2014-
 前回のリリースから4年。未だに現役アメリカ兵という任務の傍らピアノを引き続けています。恐らく彼にとってのピアノは思いを語る日記のような存在で、そして彼の音色に癒されるリスナーの為に弾き続けてくれているのではないでしょうか。ピーターのピアノを聴いたことのある方なら、彼の楽曲の素晴らしさは、前作を聴いているリスナーなら納得できるでしょう。(レビュー
(2014/10/01)

 いかにもウィンダム・ヒルを髣髴とさせるジャケット。参加メンバーはJill Haley : English Horn, Charlie Bisharat : Violin, Eugene Friesen : Cello, Jeff Haynes: Percussion, Noah Wilding : vocals, Tom Eaton:bass, Michael Manring : Fretless Bass。そして主役はピアノのRenee Michele。(レビュー
(2014/12/20)

 

 嬉しいことに四作続けての登場です。ジャケットも含め季節感のある楽曲が多いので嬉しいです。(レビュー

 

 エレクトロポップのイメージのあるKori Linae Carothersですが、今回はピアノ・ソロに挑んでいます。ジャケットは『ショーシャンクの空に』か『シャイン』を彷彿とさせます。向き的にはシャインですね(笑)(レビュー


FOUR DAYS IN MY LIFE / Louis Colaiannia -2014-
前作『CLOSER』に続きウィルとのコラボ。ゲストはPremik Russel、Jeff Oster、Eugene Friesen、Jill Haley、Noah Wilding etc. ジャケットにふさわしい静かなトーンの世界が広がります。(レビュー

 


Imaginary Road Studios 2013|Imaginary Road Studios 2014|Imaginary Road Studios 2015
 
 
(2023/06/03)