ウィンダム・ヒルの掲示板
Photo by Toshiharu Minagawa.


THE GATHERING

 ジャケットのサインは雅子さんによる。しかも、このアルバムは雅子さんからのプレゼントとして戴いてしまいました。本当にありがとうございます!

 


 ウィンダム・ヒルの時代から『WINDHAM HILL SAMPLER』というタイトルで、レーベルに所属しているアーティストの紹介というベスト・アルバムも手掛けていましたが、ウィンダム・ヒルを売却して以来、この手のアルバムを手掛けることはありませんでした。ウィルが手掛けた最後のベストアルバムは『WINDHAM HILL SAMPLER 1989』で、それ以来、実に23年ぶりのベスト・アルバムということになります。

 ウィンダム・ヒルを離れてからは、自身のスタジオであるイマジナリー・ロードら新しいアーティストたちの音楽を手掛けていましたが、そうしたアーティストのレーベルを超えたコンピレーション・アルバムが編まれたのです。アーティストは、それぞれが活動していて、ウィンダム・ヒルのような会社に所属しているわけではないのですが、イマジナリー・ロードでレコーディングされ、すべてがウィルのプロデュースなので、統一されたサウンドを楽しむことができます。収録曲は古いものでも2007年のレコーディングとなっています。


 このアルバムタイトルである『THE GATHERING』は、1998年のコンピレーション『THANKSGIVING』でウィルが提供したシンプルなギター・ピースと同一のものですが、言葉の意味としては「集める」とか「収集」とかいたって単純な単語です。ウィンダム・ヒルの時も『SAMPLER』といったそれ以外の何物でもない(意味も)タイトルでした。このコンピレーションが仮に日本盤としてリリースすることになったら、どんなタイトルをつけるのでしょうか?なんかとても難しいような…

なお、本家であるアッカーマンのサイト(Imaginary Road)では、実際のトラックリストと曲順が異なっています。このページの記載が実際の曲順です。

01. Glastenbury, Vermont / Masako(2012)

From her album "MASAKO"
Masako: Piano

 アッカーマンにあこがれて渡米した日本人ピアニスト雅子さんの1stアルバム。
アッカーマンの手がけるコンピレーションはウィンダム・ヒルの時代から「旬」のアーティストを集めてきますが、よほど期待を寄せてくれているのでしょう。同じ日本人として、とてもうれしく思います。

 2012年度のZMR Music AwardsBEST New Aritistを受賞しています。




02.Taoist Winds / Paul Jensen(2008)

From his album"THE OTHER SIDE"
Paul Jensen: Guitar
Eugene Friesen: Cello/Noah Wilding: Vocal/Corin Nelsen: Ting Sha bells


 
今でもポールとのやり取りは忘れられません(音楽とは関係なし)。彼にしてみれば珍しい国、日本からのオーダーだったからのようで、なんと(マネージャーまで驚いていたぐらい)今までリリースした彼のアルバム全部をプレゼントしてくれたんですから!というわけで、ポールのアルバムはギターによる弾き語り。そこにウィンダム・ヒルズの面々がサポートしていくアンサンブルに仕上がっています。


 


Bread of Angels / Stanton Lanier(2011)
Stanton Lanier: Piano
Noah Wilding: Vocal

 クリスマス・シーズンに届けられた、アッカーマンとは4作目となるピアノ・ソロアルバム。クラシックの有名なメロディに自作を織り交ぜた作品集から。ここに収録されているのはスタントンのオリジナルで、深遠な広がりを持つシンセサイザーとのデュオ。

taken from "A THOUSAND YEARS"
 
 
 
 
Mountain Laurel / Kathryn Kaye(2012)
Kathryn Kaye: Piano

2011年に『STILL DREAM』をリリースしていたキャサリン。早くもウィルと2nd。エンジニアがコリンからトムへとバトンタッチされた作品集から。日本人が好みそうな、子守歌のようなメロディラインが印象的な小品。

 

taken from "HEAVY AS A FEATHER"

 
 
 
 
The Prophet / Rudy Perrone(2007)
Rudy Perrone: Guitar
Michael Manring: Fretless Bass

英国にも同盟のCathedralというバンドが存在していますが、ルディは1978年にニューヨークで結成されたバンドCathedralのメンバー。なので、最初に元カテドラルと知ったとき、そしてウィルのプロデュースを知ったとき「え〜っ!?」と思ったほど、音楽性が違います。で、結局は違うバンドだった。現在はソロで活動しているようです。彼のアルバムジャケットは毎回「はっ」とさせられてしまいます。

 

taken from "THE LANGUAGE OF SPIRITS"

 
 
 
 
Feeling Sunshine / Fiona Joy Hawkins(2008)
Fiona Joy Hawkins: Piano
Michael Jackson: Didgebone/Will Ackerman: Electric Guitar
T-Bone Wolk: Bass/Drrik Jordan: Percyssuib

フィオナの楽曲は、アルバムを通して聴くことをお勧めします。そしてまた、SACD仕様のフォーマットでもリリースされているので、環境のあるリスナーはぜひサラウンド(5.1ch)で!まさにリスニングルームで演奏してくれているような臨場感を味わえます。
 

taken from "BLUE DREAM"
 
 
 
 
Serengeti / Jeff Oster(2007)
Jeff Oster: Flugelhorn, Synthesizer & Loop
Keith Carlock: Drums/T-Bone Wolk: Bass
Phirip Aaberg: Synthesizers/Samite: Vocals

彼のアルバムで聴いていると、そんな風には思わなかったのに、このアルバムで聴いていたら「ん?ハーブ・アルバート?」なんて思ってしまいました。ヴォーカルにサミテ。
 
2007年度のNAR LifeStyle Music AwardsでALBUM OF THE YEARを受賞しました。

taken from "TRUE"
 
 
 
 
Intimacy (Into Me See) / Dean Boland(2011)
Dean Boland: Piano
Jill Haley: English Horn

実はまだ彼のアルバムを聞いていません。そういった意味でも、このコンピレーションアルバムはありがたい存在です。
バイオを読むと2010年4月に臨死体験をしたとか… そういう意味では、なんとなくアルバムタイトルやジャケットのうっすら感が理解できるような気もします。瞑想的なメロディラインが印象的。 

taken from "SOUL WHISPERS"
 
 
 
 
Porch With a View / Frank Smith(2007)
Frank Smith: Guitar
Eugene Friesen: Cello/Jill Haley: English Horn/T-Bone Wolk: Bass

早い段階でウィルとのコラボを行っていたフランク。このあと、ステージはウィルと活動を共にしていますが、アルバム作りはなく、ちょっとさみしい気もします。とはいえ、昨年Michael Manringをフューチャー下久々のアルバムがリリースされ、健在をアピールしてくれました。

2007年度のNAR LifeStyle Music AwardsでBEST INSTRUMENLA ALBUM-Acousticを受賞しています。

taken from "GARDENS OF HOPE"
 
 
 
 
The Brightest Night / Todd Boston(2012)
Todd Boston: Guitar
Charlie Bisharat: Violin/Eugene Friesen: Cello/Jeff Haynes: Percussion

 先のDean Bolandに続いてまだアルバムを聞いていないアーティスト。こちらもアコースティックギターのアルバム。マイケル・ヘッジスをかなり意識してか、かなりフォーキー(フィンガーピッキング)な音作りをしています。

taken from "TOUCHED BY THE SUN"
 
 
 
 
Kim's Song / Rocky Fretz(2009)
Rocky Fretz: Piano

彼のステージや楽曲ははかなりアグレッシブで、レコードにそうしたものまでパッケージできるんだろうかと思ってしまうほど。ここに選曲されいるのはロッキーのピアノソロで、ステージ上の彼を想像しにくいですが、リリカルな作品ほど気持ちよくさせてくれます。
 ギタリストのDamon Baxtonに「コイツ、俺のCD持ってんだぜ!」と自慢してくれました(笑)

taken from "THE PATH AHEAD"
 
 
 
 
Hide and Seek / Shambhu(2010)
Shambhu: Guitar
Claytoven Richardson: Lead Vocal/Tony Levin: Bass
Jeff Haynes: Percussion/Michael Denten: Backing Vocal

ベースにトニー・レヴィンの名前を見つけてびっくり!調べてみたら、確かに「あの」トニーでした!実はイマジナリー・ロードではあちこち顔を出すようになっているのですが、まだスティック・ベースは披露していない模様(笑)。Shambhuの穏やかなアコギを静かに支えています。

taken from "SACRED LOVE"
 
 
 
 
Carpe Diem / Kori Linae Carothers(2009)
Kori Linae Carothers: Synthesizer, Programming, Vocal
David Cullen: Guitar/Will Ackerman: Guitar
Jeff Haynes: Percussion/Jim McCarty: Drums

Jeff Oster、Lawrence Blattらのアルバムとシャッフルできそうなエレクトリックなサウンド。また、それぞれが参加しているのでなおさら。

taken from "TRILLIUM"
 
 
 
 
Anthem / Peter Jennison(2010)
Peter Jennison: Piano
Jeff Haynes: Percussion

US Army Soldierという肩書をもつ異色のピアニスト。彼の書く楽曲も、そうした戦場での経験がにじみ出ているようで、それぞれのタイトルからうかがえます。また、アルバムのインナーなどに使われている数々の戦友たちの写真も。瞑想的な曲が多く、リラックスさせてもらっていますよ、ピーター(facebook友)

taken from "LONGING FOR HOME"
 
 
 
 
Livia's Song / Denise Young(2007)
Denise Young: Piano

フランク・スミス同様、早い段階でウィルとのコラボを行っていたデニス。レコーディングは2006年ですからね。当時はなかなかアルバムが手に入らず、結構あわてた感がありました。久しぶりに聴くと、(同じスタジオ、同じピアノなのに)ちょっと古めかしいようなサウンドが結構良かったりします。

taken from "SOMETHING YOU DREAM OF..."
 
 
 
 
ALIVAL
Thyn Ayre / Devin Rice & Erin Aas(2010)
Devin Rice: Guitar, Bass/Erin Aas: Guitar

ソロアーティストばかりの中にあって、とても新鮮な雰囲気のデュオ。ギターとギター。Devin Riceは何曲かでピアノ、もしくはベースに持ち替えています。ここでの収録曲は二人のギターに、Devinがベースを被せモダンな作品に仕上げています。彼らのアルバムのオープニングトラック。ドライヴィング・ミュージック!

taken from "ARRIVAL"
 
 
 
 
The Color of Sunshine / Lawrence Blatt(2012)
Lawrence Blatt: Guitar, Hopi Drum, Piano
Jeff Oster: Flugelhorn/T-Bone Wolk: Bass
Derrik Jordan: Percussion/Will Ackerman: Guitar

 アルバムタイトルから想像できるように、ニュートンの解明した「光」をテーマにアルバムが編まれています。この曲は♪Look like the Sunに続く2曲目で、全編を通して聴かれるべき作品(フィオナ同様)。とはいえ、米国ではシングルカットなんかもされていて。のどかな日向ぼっこにも合いそうな雰囲気の曲もあり。ただし、この曲はパーカッシブな曲!

taken from "TOUCHED BY THE SUN"
 
 
 
 
Shalom / Ronnda Cadle(2012)

Ronnda Cadle: Guita
Monica Pasqual: Piano/Edo Castro: Fretless: Bass
Denny Fongheiser: Percussion/Jeff Haynes: Percussion
Noah Wildin: Vocals/Jeff oster: Flugelhorn/Betsy Tinney: Cello

 Dean Boland、Todd Bostonに続いて3組目の未聴アーティスト。彼女はアコースティックギターを主体とするヴォーカリスト(いわゆるフォークシンガー)。かつてのLinda Waterfallを思い出してしまいます。

taken from "WILL'S EMBRACE"

 
 
 
 
Dawn On Red Mountain / Ann Sweeten(2007)
Ann Sweetenl: Piano
Jeff oster: Flugelhorn/ Noah Wildin: Vocals

 アッカーマンがImaginary Roadで手掛けた作品のうち、初めはそうとは知らずに「おっ、このジャケットいい!」とヴィジュアルから手を出したアルバム。実はそれがウィルのプロデュースだったと知って非常にうれしく思いました。ジャケットの持つ影響力は非常に大きく、そしてそこから中身が想像できて、ぴったり一致するなんて素敵すぎます。そのイメージを膨らませてくれるようなタイトルもまた、曲想と一致しているからです。

taken from "GREY SKY AND BITTERSWEET"
 
 
 
 
Forever / Ken Verheecken(2012)
Ken Verheecken: Guitar

 この曲のみアルバム未収録であり「THE GATHERING」のためにアッカーマンがプロデュースを手掛けています。オリジナルはアコギにシンセサイザーが被さってきますが、ここではシンプルにアコースティック・ギター・ソロです。
 そして、2015年9月よりウィルのプロデュース、イマジナリー・ロード・スタジオで 『DRIFTING INTO THE SUBLIME』のレコーディングが開始されるようです。

この『THE GATHERING』のアルバムジャケットの写真は、
Ken Verheeckenの作品です。

Original taken from "A PLACE CALLED HOME"
 
 
 
 
Shades of You / Patrick Gorman(2010)
Patrick Gorman: Piano

 Patrick Gormanの2ndから。その2枚ともピアノソロアルバムなのですが、彼のパフォーマンスはドラムに重きが置かれているようで… ドラムをたたいてピアノを演奏するアーティストとして、私はモトリー・クルーのトミー・リーを思い出してしまうのですが、彼にとってピアノもドラムも表現の手段として別物には見えないのだそうです。

taken from "CHASING TORNADOES"
22.The Wheel / Will Ackerman(2010)

From his album"NEW ENGLAND ROADS"
Will Ackerman: Guitar
Charlie Bisharat: Violin/Tony Levin: Bass/Jeff Haynes: Percussion
Noah Wildin: Vocals

 アッカーマンの最新作より、といってもこの時点で2年前の作品となっているわけですが、しんがり登場ということで。




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