星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)


 作曲家であり、ジャズ・ピアニストとしての活動の方が指揮活動よりも有名な感のあるアンドレ・プレヴィンは、この曲を二回レコーディングしています。

 最初の録音はアビー・ロードスタジオで1973年に。また、1986年には(私にとって、当時は最新録音となった)テラークという名うての超優秀録音を誇る(はずだったが)レーベルからのもの。友人が入院するというアクシデントのお見舞いに、初めてのCD購入として求めましたが、「なんじゃこのスッキリしない音は!」と、残念、がっかり、期待はずれ(そこは凄いクリアな音を期待していたから)のナニモノでもありませんでした。

 さて、70年代に録音した音源は、2009年になって「From Abbey Road Studios」と刻印されたボックスに入れられてXRCD24化されました。EMIにしてみりゃ(あくまで私的に)音が良かった70年代前半、もともとしっかりとしたサウンドなので、あまりビックリするほどの変化はありません。
 そして今度は本家EMIよりシングルレイヤーによるSACD として発売されます。

 昔っから世界統一された変わらぬジャケットで嬉しい限りです。個人的にも一杯思い出を詰め込むことが出来ます。EMI盤の方は、カール・セーガンの『コスモス』に使用されました。

最初にこのジャケットを観たときには、惑星らしさを感じませんでしたが(なんで皆既日食なんだ?ぐらい)、今となっては、その頃の思い出が蘇ってくる貴重なジャケットです。また、アナログ盤では裏ジャケット(クラシックのレコードとしては珍しくダブル・ジャケットだった)がダイヤモンド・リングでした。

 1987年にテラークから、ウィーンフィルを振った「ツァラトゥストラはかく語りき」のジャケットが、ダイヤモンドリングでしたねぇ。

 



 
 
 
 

背景画像は「Adagio」と書かれていますが、「金星」の直筆譜です。
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