星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)


「木星と土星の大接近」tupichan 2020

その他


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★その他
タイトル/著者 タイトル/著者/出版社(出版年)/ISBN  
天文屋石田五郎さんを偲ぶ
天文屋石田五郎さんを偲ぶ刊行会
ISBN4-87364-035-0


 こんな書籍が出版されるなんて、石田さんならではではないでしょうか? 天文学者なのか天・文学者なのか…
 とにかく多彩な人物像を、本人の著作からも伺うことができます。しかし、共通しているのは、どの本も、その内容がすべてひとつにまとまっていることかもしれません。天文も、芸術も社会も、ほかいろいろ…
空と月と暦
天文学の身近な話題
米山 忠興/著
丸善出版(2006)
ISBN978-4-621-07700-9
I. 暦
II. 月
III. 空
南蛮更科
新村出/著
東洋文庫/平凡社(1995)
ISBN4-582-80569-5
 著者の名前を調べたら、あの『広辞苑』の編者としてお世話になっていた人でした。この『南蛮更科』には、野尻抱影が間違った捉え方をして、それが今に続く「星の和名」になった原点があります。 36編の随筆のうち「雪のサンタマリヤ」「日本人の眼に映じたる星」「星に関する二三の伝説」「二十八宿の和名」「星月夜」「昴星讃仰」「星夜讃美の女性歌人」8篇が星の話。
星のない夜に楽しむ本
斉田博・天文ガイド編
誠文堂新光社
 タイトル通り、まさに雨男だった私にはうってつけの、待ってました!の本。問題文を暗記できるぐらい読み返しました。つまり、それだけ曇天に泣かされたってことです!
天文学99の謎
宇宙と星はどのように解明されたか
斉田博
産報ジャーナル
「●●99の謎」というシリーズの一冊。
1.天文学の誕生 - バベルの塔とは何か
2.占星術と予言 - 神秘主義は何を生み出したか
3.天動説から地動説へ - 宇宙の中心はどこか
4.太陽系の発見 - 太陽の王国はどう拡大していったか
5.大宇宙像を求めて - 太陽系からどう脱出して行ったか
6.三巨人の系譜
 - コペルニクス・ガリレオ・ニュートンとはどんな人物か
7.巨大宇宙へ - 銀河系からどう脱出して行ったか
8.現代の宇宙論へ - 宇宙の果てと誕生の謎に挑む
9.宇宙論に挑んだ天才 - ハーシェル〜バーデはどんな人物か
10.残された謎 - 準星、ブラックホールの正体は何か
宇宙の質問箱・太陽系編
西城恵一・洞口俊博/著
誠文堂新光社(1992)
ISBN4-416-29209-0
毎月第一、三金曜日に国立科学博物館で天体観測を行ってくれているコンビによる著作。






★その他(地球編)
タイトル/著者 タイトル/著者/出版社(出版年)/ISBN  
地球儀の社会史
愛しくも、物憂げな球体
千田稔/著
ナカニシヤ出版(2005)
ISBN4-7795-0001-X



序章:地球儀の新しい物語へ
1. 地球儀の誕生 - 王権と海と
2. 日本史の中の地球儀 - 世界への窓口
3. 地球儀という表象
4. 征服の野望と地球儀
5.地理教育と地球儀
終章:地球儀というメディア


地球儀の世界
土浦市博物館第十二回特別展集
(1994/平6)




 上記の本の中で紹介されていたパンフ。当然特別展は終わっているので、実際に足を運んだわけではないので、古書にて購入しました。展示された地球儀の目録でもあるので、目にすることができなかったとしても貴重な資料に眼が見張り、当時の人々の技術力の高さや驚嘆したであろう思いが伝わってくるようです。
地球は本当に丸いのか?
身近に見つかる9つの証拠
武田康男/著
草思社(2017)
ISBN978-4-7942-2287-0
Chapter1. 水平線がはっきり見えるということ
Chapter2. 水平線の景色が沈んで見える
Chapter3. 遠く離れると富士山が下がっていく
Chapter4. 山に登ると地平線が下がる
Chapter5. 太陽の道、月の道
Chapter6. 空に地球の影が見える
Chapter7. 南極と日本での月の模様が逆さになる
Chapter8. 朝焼け・夕焼け・夜光雲・人工衛星
Chapter9. 宇宙からの地球、距離と見え方の違い

 写真家でもある著者のわかりやすく、読み切りやすい9つの章。帯にもある通り「丸さの証しを美しい写真とイラストで!」実際に自分が経験することの多い「空の現象」を「なるほど〜」思わせる本です。ともかく写真がキレイ!
宇宙より地球へ
野口聡一/メッセージ
大和書房(2011)
ISBN978-4-479-39209-5
 
地球を救うかんたんな50の方法
50 SIMPLE THINGS YOU CAN DO TO SAVE THE EARTH
ジ・アース・ワークス グループ/編
竹内均/監修 土屋京子/訳
講談社(2011)
ISBN4-06-204974-0
 

地球は一つの大きな磁石
竹内均/文、飛田敏/絵
田久保純子/表紙絵
教育社(1989)
ISBN4-315-50876-4

 人類の未来を考える本の第2巻。絵本だなぁ〜 と思って手にしてみたら、雑誌ニュートンの編集者だった竹内均によるものでした。






★その他(大航海時代の「航海日誌」など)
タイトル/著者 タイトル/著者/出版社(出版年)/ISBN  
新異国叢書〈第2輯 7〉
ディアス・コバルビア 日本旅行記
ディアス・コバルビアス/著
(大垣貴志郎, 坂東省次 訳)
雄松堂出版(1983)


1874年に起きた金星の日面経過は世界中から日本へ観測隊がやって来ました。その観測人の中にメキシコ隊を率いて来日したのがディアス・コバルビア。その際の観測記録や、合間を縫って国内を旅した記録集。この時の日本はまだ西洋の天文学には及ばなかったからか、この時の観測記録がほとんど残っていないので、貴重な記録。

参考:京都外国語大学
大航海時代叢書〈第 I 期 1〉
航海の記録
コロンブス、アメリゴ、ガマ、バルボア、マゼラン/著
(大垣貴志郎, 坂東省次 訳)
岩波書店(1965)
ISBN4-00-008501-8
クリストーバル・コロンの四回の航海
(林屋永吉/訳)
アメリゴ・ヴェスプッチの書簡集
(長南実/訳、増田義郎/注)
ドン・ヴァスコ・ダ・ガマのインド航海記
バルボアの太平洋発見
(野々山ミナコ/訳、増田義郎/注)
マガリャンイス最初の世界一周航海
(長南実/訳、増田義郎/注)

 彼らの航海中に遭遇した天文現象や、当時の天文学を他ジャンルである彼らの言葉を通じ知ることができます。こうした航海書はなかなかの穴場と言えます。近代天文学を別の角度から読み解くのも面白いのではないでしょうか?
17・18世紀大旅行記叢書〈第2期 9 - 11〉
新大陸赤道地方紀行 上・中・下
アレキサンダー・フォン・フンボルト/著
(中川久定 訳)
岩波書店(2001、2002、2003)
上:ISBN4-00-008849-1
中:ISBN4-00-008850-5
下:ISBN4-00-008851-3
「熱帯海域に達して以来、私たちは夜毎、南天の美しさに感嘆して飽きなかった。南下するにつれて、新たな星座が眼前に広がっていった。赤道に接近し、さらには北半球から南半球へと足を踏み入れて、ごく幼いころからなんじでいた星々が次第に沈んでいき、やがて姿を消してしまうのを目にすると、何か未知の感情がこみ上げてくる。初めて見上げる星空ほど痛切に、故郷までのはるかな距離を旅人に想起させるものはない」

 読んでいて先へ先へと読み進みたくなってしまいます。いまだ翻訳のないフンボルトの『コスモス』が読みたい…
マゼラン
世界分割を体現した航海者
合田昌史/著
京都大学学術出版会(2006)
ISBN978-4-7942-2287-0
京都大学学術出版会のページ
 コロンブスと並び世界を発見した航海者マゼランの業績は、児童書などの歴史を学ぶ書籍でなんとなく知っていましたが、もう少し、というか、この本ではかなり突っ込んだマゼラン像を知ることができました。航海に必要な天文知識など、当時の天文学を知る上でのスピン・オフ的な私の本漁りの一冊です。これは航海日誌ではありません。
  航海の途中で暗殺されたマゼランに代わりとなったアントニオ・ピガフェッタの「最初の世界周航」と、トランシルヴァーノの「モルッカ諸島遠征調書」は岩波書店から邦訳されています。






★その他(博物館の資料集)
タイトル/著者 タイトル/著者/出版社(出版年)/ISBN  
地球儀の世界
土浦市博物館第十二回特別展集
(1994/平6)




 上記の本の中で紹介されていたパンフ。当然特別展は終わっているので、実際に足を運んだわけではないので、古書にて購入しました。展示された地球儀の目録でもあるので、目にすることができなかったとしても貴重な資料に眼が見張り、当時の人々の技術力の高さや驚嘆したであろう思いが伝わってくるようです。
間宮林蔵
つくばみらい市教育委員会
間宮林蔵記念館
(2018/平30)
 筑波山のすぐそば。広々とした田園地帯に設けられた記念館。徒歩5分足らずの場所に林蔵の墓もあります。年末最終日に訪れたため、他に誰ひとり居ませんでしたが、かえって林蔵の業績を静かに知ることができて貴重な体験が出来たと思います。

 林蔵も蝦夷を測ったとき、天測を行なうことで正確な地形を描くことができ、遠巻きながら「星が好きだったんだろうなぁ」と思います。
星の美術展

千葉市立郷土博物館

 平成元年10月5日〜10月29日という1ヶ月にも見たない期間でしたが、古星図が展示されました。期間後も、郷土博物館でも所有している古星図があるので、常設されている一部の星図等見ることができます。
大航海時代の天文学

千葉市立郷土博物館
 千葉市の政令指定都市以降記念として千葉郷土館(千葉城)で行なわれた『大航海時代の天文学』の展示資料図録






★その他(図版・写真集)
タイトル/著者 タイトル/著者/出版社(出版年)/ISBN  
宇宙を回す天使、月を飛び回る怪人
世界があこがれた空の地図
エドワード・ブルック=ヒッチング/著
(関谷冬華/訳)
日経ナショナルジオグラフィック社(2020)


 眺めていて楽しい写真集。タイトルが素敵。

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