星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)


「赤い月」tupichan 2022

古典(プトレマイオス、コペルニクスなど)


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★月
表紙 タイトル/著者/出版社(出版年)/ISBN  
[図説]100のトピックでたどる月と人の歴史と物語
デイヴィッド・ウォームフラッシュ/著(露久保 由美子訳)
原書房(2021)
ISBN978-4-562-05846-4

 100のトピックと銘打っているように、45億年前の月の京成に始まって、人類が月に目を向け、迷信や創作の目を通してみた天体「月」をめぐる物語。最後のトピックは2044年の月面インフラ。ここだけが歴史ではなく未来。
 ひとつひとつのトピックが2〜4ページでまとめられているので読みやすいです。読むタイミングもつけやすいし。布団に入る前に読んでも可(笑)
月の科学と人間の歴史
ラスコー洞窟、
知的生命体の発見騒動から火星行きの基地化まで
デイビッド・ホワイトハウス/著(西田 美緒子訳)
築地書館(2020)
ISBN:978-4-8067-1597-9
 ウォームフラッシュの著作と比べると、かなり学術的な内容。表紙からも何となく伝わって来るか。月の本でラスコーの話題が語られるのを読むのは初めてなので、これまでとは違った切り口(視点)の月の話が満載。

月 人との豊かなかかわりの歴史
ベアント・ブルンナー/著(山川 純子訳)
みすず書房
(2017)
ISBN462208631X

月を天文学的(硬い表現をするならば理系)な記述にするか、文学的な記述にするかによって、手に取る人が変わって来るかも。これは後者に近い。

月の文学館
和田博文/編
ちくま書房
(2018)
ISBN978-4480435262
 和田博文編による『◯◯の文学館』シリーズ。稲垣足穂が収録されているのは当然としても、それ以外の作家に夜「月」をテーマにした作品集。短編ながら、こんなにもたくさん月にみせられた作家がいたなんて、それだけでも嬉しくなります。月を愛でる人間は科学者よりも文学者に多いのかも!?


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