このページではハイドンが声楽を伴わない純音楽、オーケストラのために作曲した作品を紹介します。
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チェロを伴う作品集/鈴木秀美 |
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鈴木秀美;チェロ 寺神戸亮:ヴァイオリン* パトリック・ボージロー;オーボエ* マルク・ヴァロン;ファゴット* シギスヴァルト・クイケン指揮 |
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このアルバムに収録されている3つの協奏曲は、エステルハージ時代の前期(1760-1761)、後期(1783)、最初のロンドン旅行(1791-1792)の頃に書かれました。上記の三重奏曲と同時期の作品群です。天文学の世界では、先のハーシェルの観測の他に、カントの提唱した太陽系起源論から発展させたラプラスの「宇宙体系解説(1796)」や、ラグランジュの「解析力学(1788)」など天体力学の数学的基礎が完成された時期と重なります。 クイケンらは「各楽器一人の奏者によってチェロ独奏部を伴奏するのが相応しい」という演奏によって、バッハのリフキン奏法のように「1パートに1楽器」方式を用いています。その効果は絶大(少なくとも私にとって)で、よりハイドンに対する親しみが湧いてきました。 惜しむらくは古楽器のアルバムならば、演奏者がいつの時代の楽器を奏でているかを記載してくれなければ魅力は半減してしまいます。そこらへん、レコード会社に努力してもらいたいと思います。 |
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