2018年はフランスの作曲家ドビュッシーの没後100年にあたる。私の一番好きな作曲家であるドビュッシーは、自然の中に潜む声を音楽にした(コクトー)人である。今回のコンサートは、没後企画として足を運ぶ4回目。彼の楽曲を生で聴くのは、やはりいつもゾクゾクしてしまうが、特に今回は、滅多に聴くことができそうにない室内楽ばかりが並ぶ。パンフレットにはピアノ連弾、クラリネットを除いてすべて演奏される。これ以上にない演奏会である。
当初息子と行く予定だったが、体調不良で一人で行くことになってしまった。直前のネット情報を見たら「完売」となっていたから、その席を除いて会場を見渡すと、確かに空席はなさそうだ。
思えば、ここにいるのは全員がドビュッシーファンなんだろう。年配の方々多く感じられたのは、地味な服装の色だからだろうか?それともステージに経つ華やかな若い演奏者たちとの対比がそう感じさせるのだろうか? ステージに立つ面々を天国から眺めているドビュッシーの笑顔が浮かぶようだ(笑)
曲目は作曲順に並べられている…
1.ピアノ三重奏曲ト長調
Pf: 三浦友理枝 / Vn: 川久保賜紀 / Ce : 遠藤真理
2.2つのアラベスク
Hp: 吉野直子
3.弦楽四重奏曲ト短調
Vn: 川久保賜紀 / Vn: 小林美恵 / Va: 川本嘉子 / Ce : 遠藤真理
4.神聖な舞曲と世俗的な舞曲
Hp: 吉野直子 / Vn: 川久保賜紀 / Vn: 小林美恵 / Va: 川本嘉子 / Ce : 遠藤真理
5.シランクス
Fl: 上野良恵
6.フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
Fl: 上野良恵 / Va: 川本嘉子 / Hp: 吉野直子
7.アルバムの1ページ
Pf: 三浦友理枝
8.チェロソナタ
Ce : 遠藤真理 / Pf: 三浦友理枝
9.ヴァイオリン・ソナタ
Vn: 川久保賜紀 / Pf: 三浦友理枝 |