水星は太陽に最も近い惑星(太陽系第一惑星)のため、その姿をなかなか見ることができません。歴史上でも地動説を唱えたニコライ・コペルニクスでさえ見ることが叶わなかったと言うほどの天体です(コペルニクスのこの逸話は本当かどうかわかりませんが、きっと彼が住んでいた緯度や、当時の天体位置予報の計算など、さまざまな条件が重なって「見ることができなかった」という話が伝わったのではないでしょうか? 位置予報に関していえば、当時は楕円軌道による予報をしていなかったことで、惑星の確かな位置予報が出来ていなかったのではないでしょうか? 「コペルニクスさえ見ることができなかった」という常套句にもなっているとはいえ、ちゃんと条件が揃えば、それほど難しい対象ではないと思います。あとは「見たい!」という気持ちがあれば(笑)。 私は望遠鏡を通した撮影をほとんど行わないので、ほぼ肉眼で楽しめる、望遠鏡とかいらないという楽しみ方をしています(めんどくさがりや…)。 ここで紹介する水星の写真は全てその土地の中に紛れ込んでいる水星の姿です。 |
1月30日西方最大離角 4月12日東方最大離角 5月29日西方最大離角 8月10日西方最大離角 9月22日西方最大離角 12月4日西方最大離角 |
2009/01/01(17h45m)
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2016/02/05(05h38m)
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2017/01/13(05h42m)
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2018/03/17(18h20m)
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2018/07/01(19h55m)
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2020/11/14(05h26m) 月齢28と並ぶ水星。昨日西方最大離角になったばかり |
2020/11/14(05h28m) 上のショットのクローズアップ。地球照もバッチリ。 |
1月24日東方最大離角 3月6日西方最大離角 5月17日東方最大離角 7月5日西方最大離角 9月14日東方最大離角 10月25日西方最大離角 |
2021/03/11(05h22m)
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2021/05/23(19h48m)
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2021/10/24(05h04m)
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2021/12/29(17h18m)
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2021/12/30(17h24m)
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2021/12/31(17h28m)
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1月24日東方最大離角 3月6日西方最大離角 5月17日東方最大離角 7月5日西方最大離角 9月14日東方最大離角 10月25日西方最大離角 |
2022/01/01(17h33m)
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2022/01/02(17h16m)
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2022/01/04(17h22m)。 今回の水星を追いかけたのは印旛沼の風車の前。偶然にも冬休み最後の日に昨日新月だった月が並んでくれました。水星も探すことなく明るい姿で夕焼けの中に輝いていました。 |
2022/02/12(05h32m)。 5日後に西方最大離角を迎える水星。初春の澄んだ朝の空気は、さざ波さえ立てない湖面に反射するぐらい透き通っています。金星は明日最大光輝。 |
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