Photo by Toshiharu Minagawa. |
A Winter's Solsticeと同じように、ウィンダム・ヒルの中ではシリーズ化している作品集。ここではナイトノイズのMícháel Õ Domhnaillがプロデュースを手がけているケルティック・クリスマスを紹介します。 グループとして、ソロとして他のアーティストとのコラヴォレーションが楽しめるので、ナイトノイズファンには目の離せないシリーズといえるでしょう。マイケルがアルバムコンセプトを担当し、全面プロデュースを務めていたので、ナイトノイズ的な音(ひいてはケルト音楽)を楽しめることでしょう。 収録されたアーティストたちは、ケルト・ファンにとってはおなじみの面々かもしれませんが、私にはBilly Oskay & Mícháel Õ Domhnaillの【NIGHTNOISE】(1984)からこのジャンルを聴くようになったので、知っているアーティストがあまりいません。見る人が見ればわかるようにと、各ページでは各曲の奏者をクレジットしました。このうち、ウィンダム・ヒル絡み、ひいてはナイトノイズ絡みで見れば、マイケルの名が、あちこちにクレジットされているので、知らないアーティストとの共演であっても、彼のテイストが味わえて、より親しみを感じます。何よりも知らなかったアーティストの情報がMícháel Õ Domhnaillを通じて深まると言うのが、このアルバムの一番の楽しみです。 ナイトノイズファンには、彼らのアルバムがリリースされなくても、2001まで続いたこのシリーズが、全作Mícháel Õ Domhnaillのプロデュースによって制作されたので、姉妹作と聴くこともできるのではないでしょうか。このシリーズは、もうひとつの【A WINTER SOLSTICE】と言える存在でした。そのシリーズと平行して、1995年から1999年までは毎年リリースされていました。そして、レーベルの25周年記念の2001年にリリースした『SILVER ANNIVERSARY EDITION』をもって終了しました。レーベルの終焉もありますが、最大の理由はMícháel Õ Domhnaillの死(2006/07/09)という悲しい理由によるものです。 |
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