2月になりました。もうすぐバレンタインデーですね。スーパーやデパートに並ぶバレンタインコーナーを見るだけで、なんだか心がうきうきしてきます。

星の方言のはなし
 さて、みなさんは、星の呼び方にも方言があることをご存知ですか?今回は、その一例として、“平家星”と“源氏星”を紹介したいと思います。 この2つは、それぞれオリオン座の「ベテルギウス」と「リゲル」の和名として、現在でも使われていますが、もともとは岐阜県の古い方言でした。 「ベテルギウス」の赤い色が平家の赤旗、「リゲル」の青白い色が源氏の白旗のように、また、この2つの星が三つ星を挟んで対決しているように見えたことから、このように呼ばれるようになったと考えられています。 ちなみに、他の地方はというと、滋賀県では、「ベテルギウス」を“金脇”、「リゲル」を“銀脇”と、福井県では「ベテルギウス」と「リゲル」をまとめて“脇星(わきぼし)”と呼んでいたそうです。 星1つを例に挙げても、地方によって呼び名が違っていて、おもしろいですね。 千葉県には、いったいどのような方言があったのでしょうか?興味のある人は、ぜひ調べてみてください。

参考文献
野尻抱影『新星座巡礼』中央公論新社  
野尻抱影『日本の星 星の方言集』中央公論新社
北尾浩一『源氏星と平家星』(『天界』第86巻第966号)
 

SK高校天文気象部活動日誌
 昨年12月、ふたご座流星群を観測するために、校内合宿を行いました。極大日ではなかったので、1時間に20〜30個というわけにはいきませんでしたが、そんな中でも、部員たちは目を凝らして探し出し、そのたびに「お金!お金!お金!」と唱えていました(笑)  やっぱり、みんなで空を見上げるのは、とても楽しいですね。  さて、突然ですが、諸事情により、しばらくの間『みふみ通信』を休載させていただきます。これまで、『みふみ通信』支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。 またいつか、お会いしましょう!

(みふみ)

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