星と天界の音楽と(星のソムリエのブログ)

20時南中:7月23日

 地を這う虫の如く、南の地平線上にのみ姿を現すこの星座の見頃は、うだるような夏の暑さが盛りを迎える頃というよりも梅雨明けの頃になります。そのため、雄大なS字を眺める機会はあまりないかもしれません。しかし、冬のオリオン座と肩を並べる傑作星座なので、ぜひその姿を堪能して欲しいものです。
(1996/04/12/01h50m)


(カーソルをのせると星座線、星名が表示されます)

 さそり座の1等星アンタレスの名は、時々やってくる火星の赤に対抗するような赤い色のせいでつけられた名前で、つまりアンタレスとは「火星に対抗する者」という意味の「アンチ・アーレス」からきています。アンタレスまでの距離は550光年。
 この星座が誕生した当時、秋分を過ぎた太陽がだんだん威力を失い、冬の季節になるにつれて弱まっていくのは、太陽がこのさそりの毒によって威力が落ちていくからだと考えられていました。  ギリシア神話では、剛勇無双の勇者オリオンを刺し殺したさそりです。オリオンはのちに星空にあげられ星座になりましたが、星座になってもこのさそりを恐れ、さそりが東の空に昇ってくると西の空に逃げ、さそりが西の空に消えるようになるのを見計らってから、東の空からおずおず昇ってくるといわれています。



さそりが部屋に入ってきた → オリオン座
(2012/02/02 04h29m)


土星を従えたさそり
(2015/01/12 05h24m)


火星と金星の朝
(2016/01/13 05h59m)




銀河の中心と、さそりを見張るいてと。
(2022/05/04 01h27m)


(2022/05/24 22h00m - 23h00m)

〜 参考書 〜
透視版星座アルバム(藤井旭)
星座の神話(原恵)
星座の起源(近藤二郎)

★星座の結び方、絵図は藤井旭著『透視版 星座アルバム』を参考にしています。

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