こと座(琴座)
学名:Lyra
20時南中:8月29日

 この星座がもっとも見頃となるのは夏も後半になってのことになりますが、日本では七夕の織女星としておなじみのヴェガが、中心に輝いているので、初夏から見頃といえるのかもしれません。

 1等星ヴェガの名は「落ちる鷲」というアラビア語から来ています。ヴェガと左側に縦に並ぶ小さなεとζで描く三角形を一羽の鷲に見立て、ヴェガを下にして「V」にしたとき、鷲が羽を折りたたんで急降下する姿を描きました。ヴェガまでの距離は25光年。

 ギリシア神話では竪琴の名手オルフェウスの奏でていた楽器として描かれています。そして、この星座にまつわる神話はギリシア神話の中でも特に有名な物語です。

音楽:
 この楽器の持ち主が竪琴の名手であったことから、多くの作曲家が題材として取り上げています。もっとも有名な作品はグルックのものとオッフェンバックの二作品でしょう。特に後者は物語的には悲劇を喜劇にアレンジしたものですが、“カンカンの踊り”は誰もが聴いたことのあるメロディです。
・ジューリオ・カッチーニ/ヤーコポ・ペーリ共作

 『エウリディチェ』
(現存する最古のオペラ)
・クラウディオ・モンテヴェルディ
 『オルフェオ』
・ジャン・フィリップ・ラモー
 『オルフェ』
・マルカントアーヌ・シャルパンティエ
 『冥土に降りたオルフェ』
・クリストフ・ヴィリバルト・グルック
 『オルフェオとエウリディーチェ』
・フランツ・ヨゼフ・ハイドン
 『オルフェオとエウリディーチェ』
・ジャック・オッフェンバック
 『天国と地獄』
・ダリウス・ミヨー
 『オルフェの不幸』
・エルンスト・クルシェネック
 『オルフェウスとエウリディケ』

★写真をクリックすると星の結び方が現れます。ただし、この結び方には決まりがありませんので、ここで紹介している結び方が正しいというわけではありません。

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