男声合唱のアカペラに始まるストラヴィンスキーのカンタータ。テキストはフランスのコンスタンチン・バリモントの『星の顔をした人』より。この作品は、なんとドビュッシーに献呈されています。 作曲は1911年からなので、私の好きな『春の祭典』よりも前に作曲されたとこになります。そして、ホルストの『惑星』に始まった私の星の音楽の旅で、最初にレコード屋で目にとまったのは、何を隠そう、このストラヴィンスキーの『星の王』だったのです。 そのドビュッシーをして 『《星の王》の音楽は稀に見る作品として残るものです。たぶんこの作品は、プラトンが記した「久遠なる天体の音楽」なのかもしれません(何ページなのか私に訊かないように)。察するにシリウスやアルデバランにおいてであれば、この「惑星のためのカンタータ」も奏することができましょうに! 我らがいとど慎ましき地球はといえば、あえて申し上げるなら、その上演は深淵に彷徨うこととなりましょう』
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