くじら座
学名:Cetus
20時南中:12月13日
 くじらとは言うものの、大洋の中で潮をふいてのんびり泳ぐ鯨ではなく、ここに描かれているくじらは、古代エチオピア王国にまつわる神話に登場するティアマートという名の海獣です。

 現在、全世界で700万人近くが参加しているというSETI@home
(Search for Extra Terrestrial Intelligence=地球外知的生命探査)ですが、これは故カール・セーガンの提唱によるもので、
1964年にビュラカン会議と言うシンポジウムの中でセーガン博士が使った言葉です。当初はCETI
(Communication with
Extra Terrestrial Intelligence)と言い、ラテン語で鯨を表す、つまりこのくじら座の学名Cetusの頭文字“C”を使っているのです。なぜかというと、地球に住むもうひとつの知性種族である鯨にひっかけていたからです。そして、“オズマ計画”に選ばれた最初の星がくじら座のτ星であったためでした。今ではCommunication(双方向のコミュニケーション)ではなく、一方的に相手からのメッセージに耳を澄ます探査(Search)しかできない、ということからCからSに変更され、現在に至っています。