15年で幕を下ろした季刊誌『星の手帖』には、アマチュア向けとはいえ専門家の興味深い連載が掲載されることがあります。自分の興味があれこれ変化すると、まず手に取るのが『星の手帖』。だいたい取り上げてくれているので嬉しいです。ただ、刊行されていたリアルタイムのときには難しすぎて目で追っていただけ… というのが現状でした(笑)。 このページではVol.29から始まった淡野史良先生の『天文歴史散歩』のエッセイを掲載します。日本の天文学に興味を持ち始めてから、こうした我が国の歴史に多少なりとも目を向けるようになったので、発刊当時にはあまり目を通していなかったことを痛感しています。 というわけで、日本の天文学史に興味を持った私が、この季刊誌を頼ったのも当然。あるある、読みたかったテーマがお宝のようにザクザクと!(笑)今になって、ふたたび『星の手帖』を読み返している次第(笑) |
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Vol.29 特集「彗星観測機材」 | 天文歴史散歩1「最初のキリスト教布教と天文学」 |
Vol.30 特集「ハレー彗星 partII」 | 天文歴史散歩2「前代未聞の御金蔵破り犯」 |
Vol.31 特集「ハレー彗星全情報」 | 天文歴史散歩3「江戸将軍の彗星観」 |
Vol.32 特集「太陽系起源を探る」 | 天文歴史散歩4「幕府天文方に大打撃だったシーボルト事件」 |
Vol.33 特集「惑星観測」 | 天文歴史散歩5「司馬江漢の生前の死亡通知」 |
Vol.35 特集「躍進する太陽研究」 | 天文歴史散歩6「まぼろしの水戸藩弘道館の天文台」 |
Vol.36 特集「アマチュアと天文学」 | 天文歴史散歩「弾正星と松永久秀の近代性」 |
Vol.36に掲載された「天文歴史散歩」には連載番号を教えてくれる「7」がつかず、翌号からは掲載が無くなりました。それを次ぐ連載としてVol.41より「ニッポン天文意外史」が始まります。それまで1ページ物でしたが見開き2ページとなり読み応えが増しました。 |
Vol.41 特集「火星大接近」 | ニッポン天文意外史1「渋川春海と護持院隆光」 |
Vol.42 特集「大望遠鏡時代」 | ニッポン天文意外史2「殉教者になれなかった男フェレイラの遺産」 |
Vol.43 特集「超新星」 | ニッポン天文意外史3「西郷星に託した明治庶民の想い」 |
Vol.44 特集「星の進化と宇宙論」 | ニッポン天文意外史4「最初づくめの寛政・京都の観望会」 |
Vol.45 特集「ドブソニアン」 | ニッポン天文意外史5「日本地図創製に命をかけた伊能忠敬」 |
Vol.46 特集「天体写真Q&A」 | ニッポン天文意外史6「京都の南蛮寺で日本初の地球論論争」 |
Vol.47 特集「コンピュータと天文」 | ニッポン天文意外史7「油断のならない江戸の蘭学塾」 |
Vol.48 特集「第22極大期の太陽研究」 | ニッポン天文意外史8「天皇も登場する国学の垂直型宇宙論」 |
Vol.49 特集「宮沢賢治と星の世界」 | ニッポン天文意外史9「1日の始まりはいつ?」 |
Vol.50 特集「宇宙の大きさを測る」 | ニッポン天文意外史10「弾正星と松永久秀」 |
Vol.51 特集「望遠鏡光学ー反射編」 | ニッポン天文意外史11「天文方・渋川敬直」 |
Vol.52 特集「進化する宇宙像」 | ニッポン天文意外史12「戦国の軍師は天体観測が仕事」 |
Vol.53 特集「星座」 | ニッポン天文意外史13「鉄砲鍛冶が作った反射望遠鏡」 |
Vol.54 特集「計算機のなかの宇宙」 | ニッポン天文意外史14「国友藤兵衛2」 |
Vol.55 特集「現代宇宙論の基礎知識」 | ニッポン天文意外史15「伊能忠敬の江戸足跡めぐり」 |
Vol.56 特集「天文衛星で見る宇宙」 | ニッポン天文意外史16「ふたつの道で第一人者だった間宮林蔵」 |
Vol.57 特集「ドブソニアン 総集編」 | ニッポン天文意外史17「伊能忠敬の江戸足跡めぐり」 |
Vol.58 特集「"すばる"望遠鏡」 | ニッポン天文意外史18「江戸の星好き文人たち」 |
Vol.59 特集「躍進する電波天文学」 | ニッポン天文意外史19「佐藤信淵の宇宙論家業興隆の悲劇」 |
Vol.60 特集「宇宙探求の最前線」 | ニッポン天文意外史20「麻田剛立と高橋至時の師弟関係」 |