2008年にリリースされたウィンダム・ヒル関連のアルバム情報です。


'CROSS TIME / Philip Aaberg & Darol Anger

(2008/12/12)

 Philip Aabarg, Tracy Silverman, Eugene Friesenの『THREE PART INVENTION』がアナウンスされてから1年近く経ちますが、このトリオのヴァイオリニストがTracyではなくDarol Angerになり、The Prairie Trioとして活動中にレコーディングされました。
 アルバムクレジットはヴァイオリンのDarolとピアノのPhilipという名義になっていますが、チェロのEugineも参加し、クラシックの曲を中心に演奏しています。彼らの共演は2005年に遡ることが出きるので、満を持しての活動かもしれません。ツアーの予定も発表されています。



THE OTHER SIDE / Paul Jensen

(2008/12/05)

 アッカーマンがヴォーカル系をプロデュースするのは久々です。John GorgaやLoise Taylorなどのフォークシンガーを手がけているだけあって、ヴォーカル主体でもサウンドに崩れが無く、アッカーマンサウンドを堪能できます。

Paul Jensen



BLUE DREAM / Fiona Joy Hawkins

(2008/10/21)

 アッカーマンプロデュースの最新作はピアニストFiona Joy Hawkinsのアルバムで、アイルランドのフォークシンガーLuka Bloomがフューチャーされています(ジャケットにクレジットされているものの、実際には1曲だけ)。他にT-Bone Wolk、Heather Rankin、Eugene Friesen、Jeff Haynesらが参加しています。

Fiona Joy Hawkins



AS YOU DRIFT AWAY / Alex de Grassi

(2008/09/16)

『BEYOND THE NIGHT SKY』が再発の再発となる今回のアルバムは、発売元がRhino/WeaからMusic for Little Peopleに移ったこともあり、タイトルもジャケットも変更されました。ヴォーカルやチェロとのデュエットが収録され、まさにお休みの時間に聴くにはうってつけかもしれません。気持ちよすぎてすぐに寝てしまい、彼の音楽を聴けないというのもどうかなぁ、と思いますが。



UNSPOKEN / Jim Brickman

(2008/09/09)

 クリスマスアルバムが来るかと思っていましたが、なんと15年ぶりとなるピアノソロです。今回はタイトルも示しているとおりヴォーカルや、他の楽器とのデュエットもなく、ジムのピアノソロだけです。個人的には嬉しいクリスマスプレゼントです。



GUITAR TRAVELS / David Cullen

(2008/09/08)

 ソロとしては1999年の『INDIGO BLUE』以来のアルバムで、前作をマイケル・マンリングとのデュエットでしたが、今回はひとりデュオです。
 デビッドのウィンダム・ヒル登場は、あまり多くなく、ソロアルバムはリリースしていませんが、1985年の『ギターサンプラー』に登場してのつき合いとなっています。その音色はウィンダム・ヒルの暖かなギターサウンド。アッカーマンとはツアー仲間です。

David Cullen



RAINSHADOW SKY / Jeff Pearce

(2008/08/22)

 Chapman Stickというネックだけのギターによるソロアルバムで、前作に引き続きアッカーマンの右腕、イマジナリーロードスタジオのエンジニア、コリン・ネルソンのプロデュース作品。ジャケ買いしたくなる一品(笑)

Jeff Pearce



THE TIDES BETWEEN US / Scott Cossu

(2008/08/12)

 チェロ、フルート、ハーモニカ、パーカッションといったお馴染みの組み合わせによるスコットのピアノアンサンブルは、前作までが森といった自然を題材にしていましたが、今作では1984年の『ISLAND』のように海がテーマになっています。



MEDITATIONS / William Ackerman

(2008/05/06)

 全14曲中、7曲が新曲、7曲が過去の作品からピックアップされたお馴染みの曲。しかし、ここ最近、ウィルのプロデュース作品に客演しているアーティストたちが参加してアンサンブル(自身のサイトではオーケストレーション、と表現しています)を聴かせてくれています。このアルバム、Kioskなどでの販売を目的に流通されているシリーズだとのこと。プロデュースはコリン・ネルソンとの共同。クレジットは20年ぶりにWilliamとなっています。第51回グラミーノミネート作品。(レビュー

Jill Haley ; Horn 、Derrik Jordan ; Percussion 、T-Bone Wolk ; Bass 、Jeff Oster ; Flugelhorn
Philip Aaberg ; Piano, Keyboards,Arranger 、David Cullen ; Guitar 、Eugene Friesen ; Cello
Steve Schuch ; Violin 、Michael Manrin ; Bass



ECLECTICA / Tracy Silverman

(2008/04/01)

 タートルアイランドでの活動からレーベルに参加しているトレイシー・シルヴァーマンのニューアルバム。年内にもう一枚、アーバーグ、フリーゼンとのピアノ・トリオのリリースも控えています。

Tracy Silverman ; Violin, Vocal
Roy "Futureman"Wooten ; Drums, Vocal
Kyle Whalum ; Bass, Vocal



UNVEILED / Stanton Lanier

(2008/01/01)

ウィリアム・アッカーマンプロデュース作品。

 2005年の【THE VOICE】に続くアッカーマンのプロデュースによるピアノ曲集。この一枚でウィンダム・ヒルが堪能できます。(レビュー

Stanton Lanier